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温かみのある空間が日本を良くする

10/28-29に和歌山県のすさみ町という白浜の隣町で開催された「スサミカンファレンス」にお招きいただき、参加してきました。

前夜祭が始まる前の様子

すさみ町は人口3,000人ほどの小さな町で、今回のイベントも昨年廃校になった小学校で行われました。

参加者は300名ほど、和歌山で事業を営まれている方や行政の方々をメインに、東京や私のように大阪を拠点にしている方も多くいらっしゃいました。

率直に感じたのは「温かいな」ということ。

  • 私利私欲ではなく街の将来のために本気でやっていること

  • 本気の中でも堅苦しさはなく、皆さんが笑顔で心から楽しんでいること

  • 集まっている皆さんがすさみという街が好きなこと

  • 町長のお人柄が本当に素晴らしいこと(高圧的な感じがなく、自然と人が集まってくる理想のリーダー像)

こういった皆さんが集まって、すさみの将来を作るために、心のこもった会話をしている空間が本当に素敵だなと感じました。

あともう一つ、食事を提供してくださる方や、登壇される方の話し方がとても「丁寧」であるということ。

言葉に嘘がなく、会話も目をまっすぐ見てしてくださる。
当たり前のことですが、心がこもっているとその所作がとても「丁寧」に感じられるんです。

自分にとって価値あるものを「受け取る」と、それを誰かに「返したい」という気持ちになる、というのはよく言われることですが、まさに今回のイベントはそんな感情にさせてもらった、社会の本質を感じられた貴重な機会となりました。

ここに損得感情が入ると「なんだ、お金払ったのにこんなもんか」とか「あんまり良い出会いがなかったな」となってしまって、「返そう」という気持ちにはなかなかなれないかもしれません。

ビジネスにおいては、それが顕著に出てしまいがちです。ほとんどの人が日々の業務で忙しく、どうしても「温かみ」や「丁寧さ」を忘れがちです。そんなことを考えている暇があるなら、さっさと仕事をしなさいと(私は本当にそうでした…)。

目の前に対峙している方に「価値」を届け、受け取った人はその価値を返すこともできる(恩返し)し、第三者にそれを送ることもできる(恩送り)。

こんな循環が、多くの職場(=空間)で共有・実現できれば、もっと日本は良くなっていくのでは?と本気で思いました。

とはいえ、ビジネスの場だとこんな悠長なことは言っていられない、という意見ももちろんあると思います。

ただ、目標や予算、金銭面での報酬、自己欲求や見栄、他人からの評価などをあまりにも過剰に意識しすぎて、社会に生かされている身として、本当に大切なことを忘れていないか?

こんな時代だからこそ、時には立ち止まって考えなきゃいけないのでは?と思います。

僕は「豊かさを、創ろう、遺そう」という自社ミッションを改めて胸に刻み、こどもたちの未来に繋がる事業活動を行っていくんだ、と強く強く再認識しました。

4月に確立した自社ミッション

今月で1期目が終わります。
トータルの振り返りは改めて来月書きたいと思います。

今月も目の前のお客様と丁寧に向き合い、事業を通じて温かみのある社会が実現できるように邁進していきます。

今年も早いものであと2ヶ月。体調に気をつけて、楽しんでいきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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