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2023~2024_サンシャイン!!・ヨハネコラボ さわやかウォーキングまとめ【サンシャイン!!舞台巡礼】

2024年6月30日のAqours結成9周年に合わせて、6月29日と30日の2日間、「ラブライブ!サンシャイン!!」とコラボレーションしたさわやかウォーキングが沼津市および周辺地域で開催されます。
6月29日のコース6月30日のコース

これに合わせて、この記事では過去4回行われた「ラブライブ!サンシャイン!!」「幻日のヨハネ」とコラボした「さわやかウォーキング」に参加した際の記録を簡単にまとめたいと思います。イベント参加を考えている方の参考になれば幸いです。


■ 「さわやかウォーキング」とは?

「さわやかウォーキング」とは、JR東海が主催するウォーキングイベントの愛称。JR東海や周辺鉄道事業者の駅をスタート・ゴール地点として、駅周辺の街や史跡・観光名所を巡るコースが設定される。基本的には予約不要で、気軽に参加できる。

特徴的なのは、原則として、企画・開催を中心的に担うのが地域の窓口たる「駅」の方々であること(※)。日々、地域に密着したサービスを提供し、観光客を出迎えている方々の視点が、イベント内容に反映されているといえる。

※参考文献
・橋ヶ谷:「系統を超えて企画・運営した初の『さわやかウォーキング』開催!」, 運転協会誌, 2010年8月号, pp.42-43
・Real Sound:「「JR東海」人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボが大人気 担当者が語る成功の秘訣は、”地元”との緊密さ」(2024年6月28日参照)

■ 2023年6月18日「ラブライブ!サンシャイン!! Aqoursのふるさと沼津を満喫!」

沼津駅スタートのさわやかウォーキングで、初めてラブライブ!サンシャイン!!とコラボしたのがこの回。JR東海の推し旅企画『「ラブライブ!サンシャイン!!」沼津ゲキ推しキャンペーン!』が催されている中での開催だった。さわやかウォーキング向けのスタンプが登場したほか、イベントに合わせて臨時急行列車が運転されるなど、華やかなイベントになった。

リンク:JR東海公式によるイベントレポート

コース上の主な経過地は以下の通り。
沼津駅と沼津港の間を行き来するコースで、往路は狩野川沿いを往くコースが設定された。

JR東海・沼津駅南口→中央公園→狩野川河川敷→沼津港→びゅうお→蛇松緑道→沼津リバーサイドホテル→仲見世商店街→プラサヴェルデ→JR東海・沼津駅北口

リンク:さわやかウォーキングコース詳細(Wayback Machineの記録)

▲スタート地点の展示
北口壁面を背景に「推し旅」向けのキービジュアルが描かれた
▲中央公園に設けられたスタンプ台
多くの参加者が列を作ってスタンプを押していた
▲狩野川沿いを港方面に向けて歩く
▲港を出て駅方面に向けて歩く
「さわやかウォーキング」ファンの方も多く、老若男女問わず参加していた
▲作品を紹介する展示物
「びゅうお」やマルサン書店仲見世店跡地ではスタンディパネルの展示があったほか、
コース上には作品内の登場シーンを紹介するパネルが設置された

■ 2023年10月28日「沼津市制100周年記念イベント Sea級グルメ全国大会IN沼津」

2023年秋の沼津駅スタートの回では、同日沼津港で行われていた「Sea級グルメ全国大会IN沼津」に合わせたさわやかウォーキングを設定していた。これに加えて、TVアニメの放映を終えたばかりの「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」ともコラボした。6月の回とは異なり、「幻日のヨハネ」に所縁のある場所を辿ったほか、参加賞やEXサービスとの連携企画が設定されたのが特徴である。また、このイベント当日の朝に、JR東海と幻日のヨハネがコラボしたスタンプラリー企画が発表されるというサプライズもあった。

コース上の主な経過地は以下の通り。沼津駅と沼津港の間を行き来する点では6月と同じだが、沼津市立図書館を通るなど、「幻日のヨハネ」を意識したコースになった。

JR東海・沼津駅南口→沼津市立図書館→沼津市役所→芹沢光治良記念館→狩野川河川敷→沼津港(Sea級グルメ全国大会IN沼津)→蛇松緑道→沼津通運倉庫(蛇松線跡)→JR東海・沼津駅南口

リンク:さわやかウォーキングコース詳細(Wayback Machineの記録)

▲スタート・ゴール地点の展示
新たに「幻日のヨハネ」仕様の幕や作品紹介パネル等が用意された
▲三園橋から眺めた狩野川
当日は穏やかな秋晴れに恵まれた
▲沼津港では「Sea級グルメ全国大会IN沼津」が開催
▲コース上に設定された作品紹介
その場所所縁のシーン等が紹介され、華を添えていた

■ 2024年2月23日「~Aqours結成8周年 富士山すゑひろがりプロジェクト~ 富士山を見上げながら歩く「沼津」」

ラブライブ!サンシャイン!!の8周年プロジェクトの名を冠したさわやかウォーキングが、2024年2月と3月に連続して設定された。JR東海と近隣の伊豆箱根鉄道、そしてプロジェクトラブライブ!サンシャイン!!の3者が協力して行う大きなイベント企画となった。

その第1弾となる2月の沼津駅スタートの回は、開催日「2月23日」の語呂合わせから「富士山の日」ということで、富士山にフューチャーした企画となった。また、ウォーキングイベント以外に下記のようなコラボ企画が催され、前年よりもイベント規模が拡大された。

・沼津駅ビルアントレ2階で特別展『「ラブライブ!サンシャイン!!」富士山とAqours展』(入場無料・入場特典付き)
・EXサービスと連携した特製クリアファイルのプレゼント企画
・2023年6月回で登場したさわやかウォーキング向けスタンプの再設置
・コース案内看板への装飾
・ルート途上にあるつじ写真館さんとのコラボ企画

コース上の主な経過地は以下の通り。富士山を眺めながら歩けるように、沼津港から片浜付近にかけて、千本浜の堤防を歩くルートが設定された。ゴール地点が沼津駅の隣駅である片浜駅に設定されたのも特徴である。

JR東海・沼津駅南口→あげつち商店街→狩野川河川敷→びゅうお→港口公園→津波避難施設築山→若山牧水記念館→千本浜→JR東海・片浜駅南口

リンク:さわやかウォーキングコース詳細(Wayback Machineの記録)

▲スタート地点の展示
2023年夏~秋にかけて沼津駅北口に展示されてた夏制服のパネルが久々にお目見え
▲さわやかウォーキングスタンプの1つが設置されたつじ写真館
さわやかウォーキングとのコラボ企画も
▲「富士山の日」ということで、びゅうおは無料開放
▲雨が降りしきる中、千本浜を進む
▲コース上の案内看板には道順を示す表示の他に、
一連の推し旅キャンペーンで描かれたAqoursメンバーの絵や作中での台詞があしらわれた
(ルート上の約50枚ほぼ全てに絵や台詞が入っており、本気度が高かった)
▲沼津駅アントレ2階では特別展「富士山とAqours展」が開かれた
▲富士山を映した写真を背景にしたAqoursメンバーのパネルや2023年3月の沼津駅1日駅長就任時の品々、作品と沼津市の関わりを説明するパネルが展示された
今回イベントで協力していた伊豆箱根鉄道・つじ写真館から来た展示物も華を添えていた

■ 2024年3月16日「~Aqours結成8周年 富士山すゑひろがりプロジェクト~ 駿河湾から望む富士山と「内浦」」

ラブライブ!サンシャイン!!の8周年プロジェクトの名を冠したさわやかウォーキングの第2弾として催された、沼津市南部の内浦地区を目指すコース。伊豆箱根鉄道の駅をスタート地点とするさわやかウォーキングで、ラブライブ!サンシャイン!!とコラボするのはこの回が初めて。

前月に開催された第1弾から引き続き、EXサービスと連携したプレゼント企画、2023年6月回で登場したさわやかウォーキング向けスタンプの再設置、コース案内看板への装飾の企画も行われた。また、JR東海制服を着用したスタンディパネルが貸し出され、JR東海と伊豆箱根鉄道のコラボであることも印象付けた。

コース上の主な経過地は以下の通り。大まかには狩野川・狩野川放水路に沿って口野へ向かい、以後は県道17号で内浦地区を目指す。三津坂の狭隘路を避けたコースである。

伊豆箱根鉄道・伊豆長岡駅→湯らっくす公園→大堤池親水公園→口野トンネル→あわしまマリンパーク→内浦漁協直営いけすや→伊豆・三津シーパラダイス

リンク:さわやかウォーキングコース詳細(Wayback Machineの記録)

▲伊豆長岡駅のスタート地点
この回でもさわやかウォーキング向けのスタンプが設置され、多くの方が押印していた
▲口野に向かう狩野川放水路と沼津市街に向かう狩野川本流の分岐点
▲大堤池親水公園
この少し先が今回のコースのサミットになる
▲重寺付近を歩いていると、JR東海コラボのラッピングバスとすれ違い
▲この回では、清瀬赤目先生作の「HAPPY PARTY TRAIN」衣装を着たAqoursメンバーが、
「HAPPY PARTY TRAIN」の歌詞とともに看板を彩った
(コース上数十枚ある看板の内、10枚(メンバー単独x9枚と9人勢ぞろい版)が装飾入り)
▲スタート地点の伊豆長岡駅にはJR東海制服を着た果南のスタンディパネル
イベント終了後も夕方近くまで駅構内に展示されていた

■ おわりに

この記事では、2023年6月から2024年3月に開催された「ラブライブ!サンシャイン!!」「幻日のヨハネ」とコラボしたさわやかウォーキングに参加した際の記録をまとめてみた。

普段とは違う道を歩いたり、コース上の展示を見ながら作中シーンを思い起こすことで、繰り返し訪ねている街中にも気付きがあった。”そういえばこの場所は来ていなかったな” "この角度から眺めたことは無かったな" など、ゆっくり街を歩いて散策することで、見えてくるものがあると感じた。

また、回を重ねるごとに趣向を変えて参加者たちを楽しませてくれる点もおススメしたいポイント。
例えば、沼津市街地のコースでは駅から沼津港を目指すのが一般的だが、視点を変えて、道中に立ち寄る作品舞台を回毎に変えている。2024年開催の回では、道順を示す案内看板への装飾が施されるようになり、ウォーキング中の楽しみが増えた。

別の視点で、イベントを運営するスタッフさん方はもちろんだが、コース途上のお店(特にあげつち商店街エリアや沼津港エリア)において積極的にウォーキング参加者をもてなしてくれるのも嬉しい。一交通事業者のイベントにとどまらず、地域や行政が連携して、皆で楽しめるイベントにしようと取り組んでおられるのが伝わってくる。

記事公開時点で、今週末に迫ったAqours結成9周年記念のさわやかウォーキング。今回はどのような景色を見ることができるのか、とても楽しみだ。
(あとは天気が持ちますように!)

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