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社労士を目指した理由について

今回は私が社労士を目指すきっかけについてをお話ししようと思います。分岐点は結構あったので、私自身がなぜ今このような状況にあるのかも客観的に考えてみる意味でも生い立ちを交えてまとめてみたいと思います。少し長くなるかもしれませんがよろしければお付き合いください。

Q1 社労士を知るきっかけは❓

A.私は大学卒業後新卒で飲食店大手に就職し、そこからずっと飲食店で仕事をしていました。飲食店を選んだ理由も学生時代からずっと働いていて、飲食店で働くことが好きだった、ただそれだけの理由で、自己分析や将来像についてあまり深く考えずに就職をしてしまいました。

人と話したり自分がしたことで他人が喜んでくれるのを見るのが当時から好きだった私にとって、飲食業は天職ともいえる仕事でした。しかし、残念ながら人より早く動く、覚えるというスキルは持ち合わせておらず、毎日怒られ、時には泣いてしまうようなこともありました。しかし、仕事が嫌いではなかった私は最初に会社で4年、次の会社で7年と結構な日々を飲食業で過ごしました。

その後、家庭の事情により退職し実家に帰ることになった時に、どうせなら違う職種を探してみようと思い職業訓練に通うことになり、そこで出会ったのが『社労士』という言葉でした。資格講座は【簿記】だったのですが、社労士の先生が受け持っていた職業訓練だったので、社労士の先生のお話を伺う機会を頂いたりもしました。ただ、その時はまさか今後社労士を目指すとは思っておらず、1年ほど他業種に就いた後にまた飲食業に戻りました。


Q2 社労士を目指すきっかけは❓

A.その後の職場でも基本的には店長として働くことがメインだったのですが、労働環境についてはずうっと思うところがありました。皆さん知っての通り、飲食店の社員は勤務時間が長い、休みが取れないことが他業種に比べ多く、結果離職する社員を何度も目の当たりにしたのです。私自身は幸い人に恵まれてそこまでハードな環境にはなりませんでしたが、残業100時間、連勤30オーバー等〔当時も今も労基法に触れますね〕で体調を崩す方、やめていく方を何人も見てきました。いつからか、自分の力で労働環境を変えたいと思うけど、さすがにほかの店舗まで干渉できずモヤモヤした日々を送っていました。

そんな私にチャンスが訪れたのが直近の会社(某とんかつ大手)で、当時千葉をメインで複数店舗を管理しつつ近隣ヘルプを通じたくさんの方の不満や愚痴を聞き、意を決して労働組合長に伝えてみようと思い立ち、お話の場を頂くことになりました。そこでの話の中で、

『それだけの熱意があるなら組合役員にならないか?』

とお話を頂きました。正直びっくりしました。私はまだ転職後1年半で社歴が浅く、自分には荷が重いと思っていました。ですが、何かを変えるには大きな決断と行動が必要だと考え組合役員に立候補することになりました。

現場一筋でやってきた私にとって労働組合での活動はかなり刺激的で、いつからかこれを本職でできないかと考えるようになりました。本部職にも興味を持ち異動希望も出しましたが、現場でそれなりにやってきた人を未知識未経験の職場に移すことが会社にとって不利益であることもあり、希望は通りませんでした。

それなら資格を取ってやろう

と思い始めたのが社労士の勉強でした。未経験、未知識、年齢的なこともあり、周りはほとんど否定的な意見ばかりでした、それこそ私が合格すると思っていた人は社労士の合格率(約6%)より低かったと思います。でも、自分にとって大事な人が信じてくれている、それだけで私は一見無謀ともいえる挑戦をスタートさせたのでした。多分あまり知らないことが逆に試験への一歩を踏み出せたきっかけともいえるな・・・と今は思っています。


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