【楽曲・歌詞】SUZ-NAL

「SUZ-NAL」

それは何度でも帰ってくる
暗がり吹き過ぎる笛の音から
それは何度でも帰ってくる
退屈を上塗ったこんな夏の日に

終わらせたってまだ回る
奪われたってまだ踊る
でも不死鳥の、運命の、魔法の
おかげじゃなくて
地道な一歩ずつでここに戻ってくる

境内でダンス 絡まる 草が舞う
固まらないで 不謹慎の死骸にブンブン
あれは清濁を全て呑み干した
ずぶ濡れの衝動/Field

偶像とダンス 空回る 嘘が咲く
垢抜けないで フリントの着火バンバン
これは実らない種から実った
不条理な泥濘/Stage

雨も降るのを飽いて
痛みを拭い取ったら
いつもこんな夏の風から帰ってくる
いつもこんな夏の風から帰ってくる

血飛沫の先　雷の先
タネが割れた現実の先に
しょうもなく笑んで俺を招いてくる

合成のダンス 絡まる 草が舞う
固まらないで 不謹慎の死骸にブンブン
あれは清濁を全て呑み干した
ずぶ濡れの衝動/Field

形骸のダンス あざ笑う All Around
誰も見ないで 捨てた時間のバンバン
これは救えない怠惰に宿った
無根拠の肯定/Phrase

鈴鳴る湿度になって
なんでもないって面して
いつもこんな夏の風から帰ってくる
こんな夏の風から帰ってくる