“COLORS”制作の裏側⑥ 「ドラムの味わい」

どうも!ドラムの高木です。

前回の僕の記事では楽曲制作(根性論)の話をしたので、今回はドラムにフォーカスしてみようと思います。

<楽曲制(根性論)の話はこちら>

普段、音楽を聴くときって皆さんはどこに耳を傾けているでしょうか?
たまにマニアックなところばっかり聴いている人もいるんですけど、多くの方はボーカルやギターなど「表に飛び出してくる音」を中心に聴いているかと思います。
LEEVELLESも然り、世のポップスはそう聴いていただけるように設計されています。

けーどー!
たまにはドラムだって聴いてほしーなー?

と、思いまして「COLORS」ではドラムも楽しんでもらえるよう様々な工夫を凝らしました。

基本的にドラムって漫画における背景だと思うんですね。
漫画だと背景の書き込みをしっかりすることで登場人物との対比でスケール感が描けたり、逆に何も描かないことで緊張感を演出したりすると思うんですが、それと同じでドラムには歌詞の世界観や主人公の心情など非言語の部分を描く役割があると僕は考えています。

なので、今作ではドラムの音作りに拘りました。知り合いがシンバルやスネアドラムなどを沢山貸してくださったおかげで、かなりイメージ通りにレコーディングできたと思います。

例えばアルバム6曲目に収録されている「ふたり星」では温かさを大事にしたかったので、派手じゃなくしっとりとした音作りを目指しました。バラードではよくある手法なんですけど、それぞれの太鼓に布をうっすらと被せて音鳴りが派手にならないようにしています。

また、5曲目の「ライムライト」では機械的な印象を狙いたかったのでサンプリングの手法を用いています。
加えて間奏では混沌とした雰囲気にしたかったので、場面が一転して生ドラムじゃない音でトラップ(ヒップホップの一種)ぽいサウンドメイクを施しています。

他にも曲ごとに拘りや制作背景などが色々とあるんですけど、それは改めてリリース後に記事に出来たらなあと思います。

そんなドラムもバチっと拘り抜いたLEEVELLESの2nd Full Album『COLORS』は10/12にリリースです!
残り1週間きったぞぉぉ!

そのまま聴いても美味しいし、ドラムに耳を傾けたら2度美味しいアルバムとなっています。きっと3度目4度目の美味しいも見つかることでしょう。

みなさん是非『COLORS』を手に入れてくださいね!

それではまた!


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