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ペットロス~ふたたび、大好きなあのコたちの笑顔に出逢えるために vol.4

*「私」ひとりだけの2017年スタート*


~「わたし」から「私」へ~

いまは無理をしなくていい。がんばろうとしなくていい。気を紛らわしてもいい。毎日泣き続けてもいい。何も変えようとしなくていい。時間の流れにただ、ゆだねていよう。


2017年1月、「私」ひとりでの東京と静岡県の2拠点生活が始まりました。

この時期、「私」の中で「犬」とか「ペット」などという単語がものすごく遠くに、まるで他人ごとのように感じていたのを覚えています。
まだ「私」が無い状態が続いていました。

何か予定を入れて気を紛らわすも、ひとりになると立っていられなくなり泣き崩れる、という毎日でした。

その頃は、
「どうしていないんだろう」
「どこにいるんだろう」
「どうしようもないことってあるんだ」

これらの独り言を、何度も何度も繰り返していました。

そんな中、唯一「私」が安定していられたのは、ご注文の発送や製作をしている時間でした。


“気の紛れ”とは明らかに違う感覚


これは決して大げさな話ではなくて、今思えば、以前と変わらず、ずっと、ずっとアミとリラと共同製作しているような感覚だったと思います。
 (それほどまでに“Leetama”は身体の一部になっていたのだ、と確信しています。)

ただ、イベントを開催する、とか、新作を生み出す、という気持ちには未だなれませんでした。

***

少しずつ時間が過ぎる中で、徐々に状況を把握できるようになると、今度は「罪悪感」の3文字が一気に押し寄せてきて、「私」を埋め尽くしました。

この時期が一番キツかった、、。

本当に、本当にキツかった、、。

つまり自己否定の塊になってしまったのです。


「私」のところへ来たばかりに、、、


こんな思考が毎日毎日、頭を巡るようになってしまったのです。

アミとリラの言葉を聞きたい!
(たぶん言葉を聞いて楽になろうとしていたのでしょう、、、)

そんな時、たまたまスピリチュアルな友人が教えてくれた、と同時にネットでも偶然目にした「トーキングトゥヘブン ミディアムシップカード」なるものを購入しました。

これは、亡くなった愛する家族や友人、ペットとカードを通じて会話する、というもの。

このテのものは、あまり興味がなかった私にとっては、もはや藁をもすがる思いでした。

しかし、カードを引くたびに何度も出るメッセーがコレ。

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「罪の意識を感じる必要はありません」


話、全く盛ってないです。

それに特別そのような霊感があるわけでもありません。

でもこの時ばかりは、何かを感じざるを得ませんでした。

***

時折感じる、「私」の身体に密着した、膨張する、大きくて温かい何か。

車の後部座席(アミとリラの定位置でした)で聞こえたリラ(の方だと思います)の声。

ベッドの中で聞こえたアミ(の方だと思います)の声、などなど、、。

もしかしたら、みなさんにもこのような経験があるのではないでしょうか?


やはり側にいる、、、のかも。


聞いてはいたけれど、そうとは思っていたけれど、漠然とそのような確信が徐々に芽生えてきました。


とはいえ、罪悪感は相変わらずぬぐえず、ただただ苦しい時間が流れていきました。

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