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ペットロス~ふたたび、大好きなあのコたちの笑顔に出逢えるために vol.5

*「私」の中の罪悪感と、徹底的に向き合ったその先にあったもの♡*


~「わたし」から「私」へ~

「”後悔”というのは、かつてそこに”愛”があった証拠だ」
~ドラマ『ゴーイングマイホーム 第9話』より(2012年:是枝裕和監督)

来る日も来る日も、胸を締め付けられるような罪悪感、そして後悔。


なぜあぁしてあげなかったんだろう、こうしてあげられなかったんだろう。

「私」がアミとリラを不幸にした。

そんな「私」はもう二度と犬と暮らしてはいけない。


など、次から次へと毎日そんな思いが押し寄せていました。

まるで自分で自分の首を絞め続けているような感覚。

(一度その沼にハマったら ぐるぐるぐるぐる 抜け出せない。わかる。)

どんなにあのコたちから「罪の意識は感じないで」って言われても、です。

***

そんな時、「私」はあるワークに出会いました。2017年夏のこと。

それは、「自分の抱えている観念とじっくり向き合い、それに引っ付いている想念を感じきり、そして手放す」というものでした。

そのワークで、最初にメンターの方からいただいたメッセージの中で印象深いものがあります。


ワークを終えて自分の中の罪悪感から解放された時、
わんちゃんたちの笑顔が再び鈴木さんの心に戻ってきますよ。


当時は写真も見れない、思い出を色々と綴った自分のブログも読めない、そんな状態でした。

ですが、時間のある限り、来る日も来る日も、罪悪感をあるだけ書きだして、声に出して読みながら、たくさんの涙を流しながら(時に嗚咽しながら)、その感情を身体いっぱいに感じ続けました。

その分量たるやA4サイズ裏表で十何ページに亘るもの。

(ここまでくると、本当に全否定でしかなかった。)

「感情を身体いっぱいに感じる」のは本当に苦しいワークでした。

傷口に塩どころではありません。

(ある意味、ショック療法、、、ですね)

それは、リストを見て、苦しいレベルを10だったとすると、2~3レベルになるくらいまで(私感ですが)何度も何度も繰り返しました。

***

こうして壮絶なワークをしばらくの期間(毎日毎日、を一ヶ月近く)続けた後、ある時フワッと体が軽くなる感覚があったのです!

(なにかが、ゴロっと落ちた感じ)

書き連ねた罪悪感リストが、客観的に見れるようになってきた瞬間でした。

それは、ことばにするならば、


罪悪感はあるけれども、それに苦しまない


という感じでしょうか。

言い換えれば


あの時は、あぁする以外、選択肢がなかった。

あの状況(「私」と「私」以外も含めて)は、あれがベストだったんだ


という思いです。

***

しばらくして、今までの思い出を綴ったブログを読み返してみました。
あんなに罪悪感と後悔にまみれていた「私」でしたが、そこには、アミとリラの笑顔、私とアミとリラとの”ぬくもり”いっぱいの時間が沢山記されていました。

と同時に、「私」の心の中にも、当時感じていた“ぬくもり”が甦ってきたのでした。


あのコたちの笑顔がやっと再び私の心に現れはじめたのです!


そして、後に、実はその“ぬくもり”は、昔も、苦しかったその時期も、今現在もずっと変わらずここにあって、暗い厚い雲がそれを覆っていただけだとわかったのです。


***

この連載は、ここがクライマックスではありません。


この先、「私」は、更にあのコたちを身近に感じられる
大きな気づきを得ることになるのです!



ペットロス~ふたたび、大好きなあのコたちの笑顔に出逢えるために vol.1
*Prologue*


ペットロス~ふたたび、大好きなあのコたちの笑顔に出逢えるために vol.2
*「私」とアミとリラのこと

ペットロス~ふたたび、大好きなあのコたちの笑顔に出逢えるために vol.3
*目の前の世界が「私」ごと消えた日*

ペットロス~ふたたび、大好きなあのコたちの笑顔に出逢えるために vol.4
*「私」ひとりだけの2017年スタート*


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