観劇逍遥
義庵 第一回公演 「審判」 を観劇
前回は15年前、加藤健一さんが演じていた。というよりも代表作ですね。
セットは証言台がただひとつ。あとは約2時間半という時間をひとりで演じる。
正直15年前はあの闇と静寂の中で繰り広げられる重い物語についていけず、いつかリベンジをと思っていた。思い続けてきた。
そんな過去もあるものでこの舞台に関しては私自身観る側もベースを整えていかないとと緊張しながら過ごしてきたわけだが、結局夜更かしを…
どうしても健一さんと義宗さんを比較してしまうのは申し訳ない。深さが違うけれども、セリフや表現の節々に健一さんを感じ、また義宗さんの迫真の演技、特にあの眼差しに吸い込まれ、食い入るような形で魅入ってしまった。
語られる想いや状況は壮絶だけれど、平穏な今を生きているものとしてはチープな想像にしかならないが、であればこそ観るに耐えられるのかもしれない。
奇しくも同じ年に生まれた加藤義宗さん、再演も期待して、もっと深みにハマりたい。そんな思いで数年後?を待ちたい
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