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ホストのブランディング今昔

これだけSNSが発達している時代なので、昔に比べるとホストの集客の仕方、営業の仕方と言うのは様変わりしたように思える。

昔は営業といえばガラケーだけだったし、露出と言えば雑誌やまだ発展途上のネットが主だった。
今ではネットはもちろんだが、TikTokやInstagram、Twitter(あ、Xだっけ?)、YouTubeなど発信するツールがたくさんある。
塩田屋でマルマル(ホスト雑誌)を眺めてイケメンを探した日々が懐かしい(買いなさい)

時代の変化と共にホスト自身の売り方、ブランディングにも変化があるように感じる。
SNSを駆使してブランディングを上手に行っているホストと言うのは売れてる人が多い。
TikTokで視聴者が遠隔でシャンパンを入れている様子も観たことがある。

SNSによって、より効率良くたくさんの人に「自分はこう言う人ですよ」と言う発信が出来るようになったのだ。
中には「アフター、店外しません」とSNS上で公言しておいて、そのイメージを逆手にとって「特別だよ」と、アフターに行き、スペシャリティを与えるホストもいる。
炎上商法で名前を売り、会ってみたらめちゃくちゃいい人と言うギャップ狙いなど、活用方法は多岐に渡る。
どちらにせよ、ブランディングが成功している訳で、非常に賢いと思う。

昔のホストは(今もあると思うが)、おかしなキャッチコピーと宣材写真くらいしかアピール出来る場が無く、あとは客が来たところからがブランディングのスタートだし、1人1人やっていかないといけなかった。
非常に効率が悪い。
今のホストは来店前に多数の人相手にブランディングが出来るのだ。

こんなに便利なツールがあるのに活用しないのはもったいない。
店によって、ホストによってSNSの活用レベルにかなり差がある様に感じる。

SNSをやらなくても売れてるならそれは自分のやり方で成功しているのだからそのままでいいと思う。
しかし、そうでないのなら活用するべきである。
最初は真似で十分だと思うし、色んな人のやり方を真似ていくうちにオリジナリティが出てくるのだから、臆せずやるべきなのでは?と思う。

色恋、本営、枕などの王道(?)な営業方法ももちろんあるとは思うが、アイドル営業や推し活に近い側面も増えて来ているように思える。

話は変わるが、個人的に組数タイプのホストは大変優秀であると評価している。
10人で100万か、1人で100万か。
同じ100万ではあるが、より多くの客に支持されているという事はそれだけ対応力があり、シゴデキと評価するからである。

1人の極太客で数字を維持することもそれはそれですごいとは思うが、それだけのリスクを背負うことになるので、危なっかしいなぁ、などと余計なお世話を焼いたりする。
とは言え、売れてない奴が
「あいつは1本釣りだから(太客1人で数字を取ること)」
などと陰口を叩くのは、大層みっともない。
1本でもいいから釣ってみやがれ、と思う。
リスクがあると言うだけで、数字が大正義なのだからその様な揶揄をしていいのは組数を取って数字も取れるシゴデキ中のシゴデキだけである。
雑魚は黙っとれ。

とにかくあくまでわたしの主観だが、数多くの姫に支持され、無理なくお金を使ってもらい、組数も数字も取っているホストが最も評価に値すると思っている。

そう言ったホストはSNSの活用も上手い。
大っぴらには言えないことももちろんあるだろうが、「自分は組数タイプで所謂太客はいません、でもこの数字を維持しています。」
そう言ったイメージ付けがしっかり出来ているのだ。

どう言った営業方法を取るのも自由だが、闇雲にご飯行こう、飲みに行こうと店外で釣って金と時間を使うより頭を使う方が余程生産的な気がする。
まぁ、わたしがホイホイ店外する安いホストが嫌いなだけではあるのだけれど。
だってバカなんじゃないかと思ってしまう。
「先行投資」とか言うけど、果たして本当にその投資分は返って来たのか?
それこそ、1人に時間とお金を使って、今後使うかわからない100万を期待するより、10万使ってくれそうな10人を獲得出来るように動いた方が賢いと思う。

てか、費用対効果考えてる?
時代の波に乗れて無いんじゃない?
そもそも店で楽しませるのが仕事で、ベストパフォーマンスは店で行うべきですよね?
などと思うのである。
まあ、個人の自由ですけどね、私見なんで。

時代は目まぐるしく進化するものである。
常に自分をアップデートして流れについて行くことが大事だと感じながら、マルマルってもう売ってないのかぁ…などと懐古するのである(懐古厨)



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