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海外MBA(アジア)受験記⑥~エッセイとインタビュー~

前回からかなり時間が空いてしまいましたが、私がMBA受験時に実際に取り組んだエッセイとインタビュー(面接)の受験対策について書いてきます。
この記事は、あくまで受験(アプライ)段階での対策をメインとして、実際のインタビュー内容等については、また別の記事に書いていこうと考えています。


エッセイの受験対策

①各校の質問内容を確認する

学校の受験用ポータルサイトがある場合や、登録しなくてもウェブサイトにエッセイの内容が記載されているかはそれぞれですが、エッセイはとても大切な内容なので、時間をかけていくことが大切です。
私は、締切期限が近い、かつ志望度の高い学校の質問内容をドキュメントに書き出してドラフトを作成してました。

②卒業生・在校生などに聞いた情報を入れ込む

ほとんどの学校は、なぜうちの学校なのか、なぜMBAに(このタイミングで)行きたいのか、など典型的な質問を聞きますが、各校に合わせて記述していくことが必要となります。
ウェブサイトで載っている情報だけだと熱意が伝わらないので、在校生や卒業生・Admissionsの方などの名前を出しつつ、具体的な授業名や教授の名前、アクティビティなどを入れるようにしていました。(実際に、エッセイで「在校生に話を聞いた」と書いたら、面接で在校生の名前を聞かれました。)

③自分がどうスクールに貢献できるのかを書く

私たちも自分が学びたい希望の志望校を選定しますが、学校側も同じように志望者のバックグラウンド等を見ながら合格者を選んでいるはずです。
その学校に行きたい、というだけではなく、自分の過去のプロジェクトや経歴がどのようにクラスに、そして学校に貢献できるのかを記載すると、ありきたりではない自分だけのエッセイが完成できると思い、絞り出していました。
私の場合は、まず日本人女性としての立場から意見が言える(女性の意見がどうディスカッションに影響を与えるかのデータや日本の例がアジアビジネスではよく上がる事などを交えて)という点や、英語が第二外国語の方に教える資格を持っているのでクラスやチームをまとめることに貢献できる点など、職歴だけでない点も入れて、パーソナリティなどが伝わりつつも、自分の主張だけでなくスクールから見た視点も入れるように心がけました。

④もう一度寝てから文章をみてみる

ドラフトの作成にはとても多くの時間がかかりますが、途中で言いたい点が分からなくなってしまうことも多々ありました。
そのような時私は、一度寝てから翌朝自分の作成した文章を見てみるようにしました。そうすると、質問に対しての答えになっていなかったり、似たような文章があったりと、直せる部分が見つかります。

⑤ネイティブチェック

内容が固まってきたら、やはりネイティブのチェックは受けた方が良いと個人的には思いました。単発でチェックしてくれるサービス等もあると思います。
基本的にネイティブのチェックは内容をみるのではなく、文法や表現がナチュラルかの確認・修正をしてくれるので、ネイティブチェックを依頼する前に内容を決めておいた方がスムーズでした。

面接の受験対策

①よくある面接の質問を書き出し、自分なりの答えを記入する

ネットなどにも、各学校の過去に聞かれた面接の質問が記載されています。
学校ごとに質問をドキュメントに書き出し、自分の答えを記入して、スラスラ言えるまで唱える練習をしました。
特に、最後に学校に質問を聞けるところが多いと思いますので、その時にどの質問をするのかを忘れずに考えておくと良いと思います。

②エッセイについて突っ込まれた時の補足

実際にあるのが、エッセイで書いたことを深掘りされることです。(私自身もMBAの面接で深掘りされました。)
そのため、自身のエッセイを再度振り返り、強み・弱みを含め細かく説明できるようにしていました。

③英会話レッスンで対話力を鍛える

面接はエッセイと異なり、何が聞かれるかはその場にならないと分かりません。そして、面接では自分がアピールしたいことや用意したことを言いたいあまり、質問に端的に答えられていないことがあるので、それを他者に確認してもらう経験も大事だと考えます。
ある程度の対話力は必要となるはずですので、英会話レッスンなどで英語での対話力(英語で考え答える力)の俊敏性を鍛えることが重要かと思います。
私自身、英会話レッスンは定期的に受けていませんでしたが、面接の試験の前はオンライン英会話のお試しクラス等を含め、英語で話す機会を積極的に作るようにしていました。

番外編:転職用の面接を受けてみる

これは、完全に番外編ですが、LinkedInをやっていると、オファーやリクルーターから連絡が来ることがあります。私は、転職する気はなかったですが、MBAの受験前に面接の練習として転職用の企業インタビュー(外資系の会社の英語での面接がありそうなところ)を受けていました。会社への志望理由は考えなければいけないですが、過去に乗り越えたことや強み・弱みなど似ている部分もあるので、緊張感を持ちながら話す良い練習になったと思います。
ただ、こちらに関しては、オファーをいただいた場合、断るなどの対応をしなくてはいけないですし、採用側への迷惑となる可能性もあるので番外編としました。

避けては通れない、エッセイと面接の対策について、私の経験をもとに書いてみました。皆様の参考になれば幸いです。

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