私的読書の意義
最近読書を再開して以来、またまたけっこうのはまりっぷりで、読書のすばらしさにまた気づいたので、私的読書の意義をまとめておきたいと思う。
私は基本的に小説を読むのが苦手で、自己啓発や、新書、ビジネス本等を読むことが多い。というのも、Kindle Unlimitedに登録して以来、そっち系の本を手にすることが必然的に多くなってしまったのだ。
小説に関して言うと、話は嫌いではないのだが、一冊を通してストーリーが続くため、めちゃくちゃ面白くない限り、途中で飽き飽きしてしまうのだ。今月に入ってからも何回か小説を読んでみようとしたものの、結局全体10パーセントにも満たない量しか読まず、マイライブラリに置き去りにされている。
それと反対に、自己啓発やビジネス系の本は、ストーリーというストーリーがなく、読み手が自由に読み進めていくことができる。(一部自己啓発本を除き)ソフトなものより、ハードなものを求める私にとっては、小説を読むだけの気力がない。どんどん新しい知識や知恵を頭に入れていくことに対して待て!が利かない私には、小説はつまらないものだと思ってしまう。
小説好きな方にはぜひ小説の魅力をシェアしてほしい。。。
読書に興味を持ち始めたのはほんの一年ほど前の話だ。そのころは本屋に行って実際に手に取ってみて、面白そうなものを手あたり次第読んだのだがいずれも、自己啓発とかのさっき言った、そっち系の本にひかれていくことが多かった。
私は読書に、仮想の世界での冒険に連れて行ってもらうことではなく、「発見の種」を与えてくれることを望んだ。
自分ではたどり着かなかった考え方や、まったく新しい知識を知った時の感嘆・感動・感激と、その学びが実生活に表れてきて、改めて、「あ、あの本で言ってたことってこういうことなのか!」という、学んだことが肌で体感できた時の何とも言えない達成感、この二重の感情を芽生えさせてくれるから、私は読書を続けたいと思うのである。たとえ、本で新しい考えを知ったとしても、それに納得できず、もやもやすることもしばしば。でも、それが実生活を通して、納得できるようになると、その時の頭の中のスッキリ感や、悩み続けた謎が解けたような達成感はより一層大きなものになる。
いずれにせよ、読書は自分が常に新しい発見をしている、自分が昨日の自分とは少し違う自分になっているということ、を常に自分に教えてくれるものである。
読書を始めて気づいたことがある。私は「考えることが好きである」ということと「考えずにはいられない」ということ。読書を通して、知った新しい発見について、納得のいくまで考える。考えているからこそ、実生活でその場面が目に見えたとき、反射的に反応できる。その反応ができたとき、私はとてつもない達成感を感じる。「はまった!!」というような。(笑)
この「はまった!」感覚を得るために私は考えることを止めたくないし、止めずにはいられない。
変な奴におもわれるかもしれないが、私が自分なりに本が好きな理由を考えた結果たどりついた答えである。
本が好きな人はたくさんいるが、なぜ本が好きなのかという理由は人によって違うだろう。
みんな違ってみんな良い。小説好きな人は、小説について声高に語ってほしい。私みたいなアンチ小説派が小説の世界に入るこむことができるかもしれない。その結果、小説を通してこそ生まれる新しい発見が、その人の達成感を倍増させることができる。
私的読書の意義は上のように述べたが、みんなが私的読書の意義をもって議論することはより多くの幸せを生むきっかけになる。
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