多様性についての考え

私には作りたい社会がある。

「誰もが主人公になり、正直に主張ができる社会」

このような社会を作りたいと思った経緯を振り返ってみる。

今まで、周りとの協調性を強く意識してきた自分は、自分の意見をもって、行動することが少なかった。常に相手がどう思うであろうと考え、自分の言いたいことより相手に同情することを選んできた。秘めたものはあったものの、それを表現することがなかった。

しかし海外でのインターンを通して、自分の意見を言わず、上司の意見に違和感を抱きながらも鵜呑みにした結果、プロジェクトに大きな遅れをもたらした。

自分が主体的に働かなかった結果、チームの生産性を下げることになってしまった。

このことから、自分が主体的に働き、自分の意見を正直に発信することが、チームのパフォーマンスを向上させるということを学んだ。

また仕事面だけではなく、正直に発信することは自分を自分たらしめ、表現する一つの武器になる。一人一人が自由に表現できる社会ができると、社会どんどんクリエイティブになっていく。

昔に比べたらある程度富を手に入れた社会では、「生活できるだけの最低限の保障」だけでなく、「効率性、利便性」を求めている。この需要にこたえるためにはイノベーションの必要性は自明だろう。

たくさんの主張が集まるとより多くのイノベーションが起こる。たくさんの主張が許容されるようになると、変化に対するハードルが低くなる。変化を繰り返しながら成長していく社会にはこの一人一人の主張が欠かせない。

今の時代には、いろんな意見が集まって、それらが化学反応を起こしながらイノベーションを起こしていくことが人々の欲求を満たしていくと考える。

この社会を作り出すために必要なことは「変化を受けいられるような下地:多様性」を生み出すことだと考える。

社会の中で多様性が生まれていくと、いろんな意見を許容する風潮が生まれやすくなり、変化に対するフレキシビリティが生まれていく。また、様々な情報の共有が可能になる。これらが重なってイノベーションが生まれてくる。

私は多様性を生み出す方法として、女性活躍というアプローチをかかげたい。

なぜ女性?国籍などの垣根を超えた多様性を増やしていくことは、グローバル化が進んでいく中で、人の行き来も増えてきており、社会の流れとともにどんどん進んでいくと思うが、人口の半分を占める女性に対するアプローチをかけたほうがすぐに大きな影響力を持ち、それが国籍やバックグラウンドを超えた多様性をより促進させると考えるからである。

女性活躍のためには、ロールモデルが必要。自分がそれになる。成長の早いコンサルというキャリアを通して。女性も主体的に社会に参加して、人々の欲求を満たすことができる力があるということを見せる。

マネジメント変革。コミュニケーション変革。会社に多様性を生み出す影響を及ぼすことで、イノベーションの進んだ社会の実現を目指す。いろんな会社に関わることで、より多くの変化を生み出せると考えるから。

また大前提として、自分が多様性のある会社で働くことによって、常にモデルを見ながらその社会実現を目指していきたいと考える。

社会全体を変えるには、文化経済環境政治等様々な分野の知識が必要なので、コンサルキャリアを通して、包括的な知識を得たい。その後、自分にしかできない専門性がどの分野であるかがわかったら、そこから専門性を極めていきたい。


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