韓国映画『1987 ある闘いの真実』に見る、強権政治の昔と今
報じられているサウジのカショギ氏殺害事件と構図が似ている。(※殺害が事実だとすれば)
事実を基にした本作は、軍事政権時、ある学生運動家が韓国の治安本部による拷問により死ぬ。当局は拷問死を隠蔽するためあの手この手を尽くすが、心ある市民や記者、民主運動家の尽力により次第に真実が明るみになる。そのとき当局が会見で述べた言葉がこうだ。
「取り調べ中、机をバンと叩くと、心臓発作で死んでしまった」
かたやサウジ政府はこう言った。
「カショギ氏と職員が口喧嘩になり死んだ」
言うに事