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映画バカの部屋

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映画批評、映画監督のなり方、映画とビジネス、映画と写真などについて書いています。
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#韓国映画

ソン・ガンホ主演『弁護人』

バカの塊のような弁護士の話である。 商売に忙しく陰口叩かれる弁護士の話である。 食い逃げを…

ダリャ
5年前
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『天命の城』 非ウェルメイドの籠城ドラマ

原題は『남한산성』(南漢山城)。丙子胡亂(병자호란)といわれる清の侵略(1636年)を描いた同名小…

ダリャ
5年前
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韓国公開中の映画『国家不渡りの日』 金融危機と幸福と

韓国で観た『国家不渡りの日 』(原題:국가부도의 날 ) 。これはガチのやつです。韓国経済が19…

ダリャ
5年前
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眼に映るのは何か? 『殺人の追憶』

久々に観たが言葉にならない。ポン・ジュノ監督のデビュー2作目にして、その名を知らしめた名…

ダリャ
5年前
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映画『あの日、兄貴が灯した光』-兄と弟、生と死のコントラスト

柔道の有力選手から視覚障がい者になった弟(ト・ギョンス)と、前科10犯の詐欺師の兄(チョ・…

ダリャ
5年前
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映画『吠える犬は噛まない』 ポン・ジュノの手腕炸裂

ポン・ジュノ監督はプログラマーやエンジニアになっていたといしても優秀だっただろう。そのく…

ダリャ
5年前
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韓国映画『1987 ある闘いの真実』に見る、強権政治の昔と今

報じられているサウジのカショギ氏殺害事件と構図が似ている。(※殺害が事実だとすれば) 事実を基にした本作は、軍事政権時、ある学生運動家が韓国の治安本部による拷問により死ぬ。当局は拷問死を隠蔽するためあの手この手を尽くすが、心ある市民や記者、民主運動家の尽力により次第に真実が明るみになる。そのとき当局が会見で述べた言葉がこうだ。 「取り調べ中、机をバンと叩くと、心臓発作で死んでしまった」 かたやサウジ政府はこう言った。 「カショギ氏と職員が口喧嘩になり死んだ」 言うに事

韓国映画『暗数殺人』(암수살인) 〜題名と演技と遺族の心中〜

原題は『암수살인』。直訳すると『暗数殺人』というタイトルになるが、日本語にドンピシャで該…

ダリャ
5年前
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韓国映画『君の結婚式』…!

今日は韓国の狎鴎亭に出張で来てるんですが、狎鴎亭は約4年前に映画祭で来て以来。仕事が終わ…

ダリャ
5年前
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韓国映画『甘い人生』の後味

韓国映画といえば、日本ではバイオレンス・ノワールものが長らく人気。私もけっこう観た口だが…

ダリャ
5年前
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加瀬亮主演の韓国映画『自由が丘で』を観て。

今更ながら『自由が丘で』を観た。出演・加瀬亮、監督・ホン・サンス。 タイトルには「自由…

ダリャ
5年前
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