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感電の怖さ

電気、とりわけコンセントはどこの家庭にもあるし、使ったことがない人はいないだろう。
ただ、それで感電したことがあるひとはどれくらいいるのだろうか。

小学生の頃、コンセントにプラグを差そうとしていた。その時、よくプラグを見なかったものだから、うっかり指先をプラグの一方に触れてしまっていた。
いざプラグに差し込もうとした瞬間、ビリビリっと今まで感じたことのない痛みが腕を走った。
とっさにプラグから手を離したので大事には至らなかったが、しばらくは腕にビリビリとした感覚が残っていた。

ところで、コンセントに流れているのは100Vの電気である。本来もっと高電圧で送られてきているが、家のコンセントに入るまでに変圧され安全な電圧まで落とされているからだ。
それに、電圧が高くても流れる時間が短ければ人体への影響も少ない。ライターに入っている圧電素子と同じで、物凄い高電圧でも一瞬であれば、特に問題ないのである(痛いけれど)。

こうした知識は、それからだいぶ後になって理科の授業で習ったのだが、この体験で身に染みて理解できた気がする。
こんな経験はしないに越したことはないが、痛い思いをして得られる戒めだったり人生訓というのもある。

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