親子副業® 親のセカンドキャリアと子どもの“稼ぐ力”が手に入る
【書籍情報】
タイトル:親子副業® 親のセカンドキャリアと子どもの“稼ぐ力”が手に入る
著者:野田拓也
出版社:大和出版
定価:1,760円(税込)
出版日:2023年11月16日
【なぜこの本を読むべきか】
「豊かな老後を暮らせるのだろうか……」
定年退職後の不安を抱えながらも、勤務先が副業禁止で行動に移せない40代〜50代の人は意外と多い。
しかし子どもと行えば、就業規則を守りつつ法人を作ることが可能である。
本書は、親のセカンドキャリアと子どもの“稼ぐ力”を手に入れる、「親子副業」の方法を紹介した一冊だ。
本書は以下のような方にオススメしたい。
もしもあなたに、定年退職後に再就職や企業の道を選ぶつもりがあるなら、今こそ親子副業を始めてほしい。
その先には、充実した未来が待っている。
【著者紹介】
野田拓也
株式会社バビロニア 代表取締役。
日本で唯一の親子副業プロデューサー。
金融会社でシステムエンジニアとして20年以上勤務。
中学2年生の息子と一緒に、副業で株式会社バビロニアを設立。
社長には息子が就任。
親は副業で、子どもも学業のかたわら副業でビジネスを行う自身の取り組みを「親子副業Ⓡ」と命名。
【本書のキーポイント】
📖ポイント1
新しい副業の形である「親子副業」。親子二人三脚で成長し、豊かな未来を築いていこう。
📖ポイント2
「何を売るのか」を失敗しないためにも、まずは大きな初期費用がかかるものは避けよう。
📖ポイント3
事業開始前に「攻め」の準備をしておけば、後の集客や売上の助けとなる。
【1】「親子副業」で今から始める未来への投資
「親のセカンドキャリア」と「子のファーストキャリア」を同時に築く
親子副業とは、親子二人三脚で成長するための副業スタイルのことだ。
親は「セカンドキャリア」を形成し、子どもは「生きる力」を身に付けることができる画期的な方法である。
一般的な副業と大きく違う点は2つあり、1つ目は将来のための副業という点だ。
私たちが知っている一般的な副業というと、今の収入を増やすことを目的としている。
しかし親子副業は、「定年退職後のセカンドキャリア作りのための副業」という観点が強く、最初の利益はゼロでも構わない。
定年後に自分がやりがいを感じられる仕事であり、最終的に収入を得られることを目的としている。
そして2つ目は子どもと一緒に副業を行うという点。
「親も子もどちらの将来も、お金と心の豊かさを得られるようにしよう」という、一石二鳥の副業方法なのである。
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副業禁止でもできる、ローリスクな方法
親子副業では、最初から法人化することを推奨している。
メリットの1つとして挙げられるのは、勤務先が副業禁止であっても副業を行うことができる点だ。
役員になって給料をもらわない方法(法人に内部保留)をとれば、稼いでいるのは「法人」となり、「個人」としては副業にあたらないと主張できる。
さて、ここで疑問を抱いた人もいるだろう。
「自分にお金が入らないなら副業する意味がないじゃないか……」と。
ただ、稼いだお金は経費として使える。
車や携帯電話などを会社名義にすれば、諸々にかかる費用を会社の経費として上げることができる。
また副業で会食が行われる場合でも、法人で払うことが可能になるのだ。
心配せずとも、副業開始から大きな利益が上がることは稀である。
少ない売上であれば、貯金だと思って自分の会社に貯めておくほうがよっぽどいい。
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40代、50代だからこそ始めるべき理由
本書は主に40代、50代をターゲットにしているが、実はこの年代から親子副業を始めると成功確率が上がりやすくなるのだ。
その理由を3つ紹介しよう。
1つ目は、稼げなくても良いということ。
仮に定年後に起業すると、当分の間は収入ゼロが続く可能性が高く、貯金を取り崩すことになりかねない。
しかし本業の収入があるうちから親子副業を始めれば、「まずは稼げなくてもいい」という落ち着いた気持ちで経験を積むことができる。
次に2つ目は、これまでの経験が活かせること。
20代にはない、40代、50代ならではの長年培ってきた経験が、幅広い知識や経験になっているはずだ。
たとえあなたにとって「たいした経験ではない」と思っていたとしても、他の人から見れば貴重な経験と捉えられることは当たり前のようにある。
もっと自信を持っていい。
最後の3つ目は、子どもが相応の年齢に達していることだ。
親子副業において、さすがに小学生未満では難しいだろう。
子どもの年齢としては、小学生の高学年くらいからが理想である。
年齢が上がるほど本格的な活動ができるようになり、親が40代、50代くらいになると、子どもも中学生や高校生になる。
まさに二人三脚で親子副業に取り組むことができるのだ。
ただ親がうまくリードすれば、小学校の低学年でも一緒に副業することは可能である。
さて、40代、50代のうちから親子副業を始めたほうがいい理由、理解していただけただろうか。
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