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漢方薬で糖鎖のリングを回し地図状舌と舌痛症を治す

最近はずっと漢方薬を少量ずつ飲む人体実験をしていたためAIアートのほうも放置しがちでしたが、ある程度答えが見えてきたのでその結果報告をいたします。今回は、「地図状舌」と「舌痛症」をベースにして立効散の糖鎖のリングを回す構造について説明してみます。


今回使用した薬はこちら。立効散です。

以前私が歯痛の時に飲んだ薬を子供が欲しがるので飲ませてみたら地図状舌と麻痺に効果があったという記事を書きました。

https://note.com/lectin/n/nda69f1a7f370

その時は1/10量から飲み始めるというやり方をしましたが、その後私はこの薬の適正量を探してずっと人体実験をしていました。

1包を、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128まで分割し、それぞれ飲み比べてみたところ私の子供の状態が変化し副作用らしいものがでないのは1/128量でした。私の場合はこの3倍量です。

糖鎖のリングを1つ回すのに必要な量
 ・子供:1/128包
 ・私:3/128包

夜寝る前に1回だけ1/128量を飲みます。そうすると少しずつ口回りの麻痺が取れてきたせいで舌痛症の痛みが強く出るようになってしまいました。元々痛いはずの地図状舌でしたが、麻痺があったために痛くなかったのが麻痺が取れたせいで痛みを感じるようになってしまったようです。その代わり滑舌よくしゃべれるようになりました。

同時に手足の麻痺も取れてきて足首の動かし方が改善したので、いったん歩くのがへたくそになりました。前のような歩き方では違和感があるようで最初のうちは頻繁にコケていました。私は偽アルドステロン症を疑ったのですが、次第に足首の動かし方を工夫するようなそぶりをみせていたのでおそらく「動かせるようになった足首の使い方を覚えるのに苦労している」という状態だったのだと思います。

地図状舌や舌痛症は口の中だけの話ではなく、確実に全身の麻痺とも関係があります。


この薬の飲み方をつづけていると風邪症状が出ました。糖鎖のリングが回っている証拠、治ってきている表れです。

熱が出たので立効散1/128量を3回分飲ませてみると、すぐに熱は下がりました。その後咳とたんが出るようでした。そこからは立効散では治らないような気がしていました。

そこで小青竜湯と温胆湯の出番です。この3つの生薬は少量ずつであれば糖鎖のリングを2つ回すタイプの薬のように思えたからです。

2つ回すタイプとは何かというと、こちらの図のようになります。

Aの症状が出ているときに1/128量を飲むと1つ回ってBに行きます。もう1回飲むとCに行きます。ただしDはねじれの関係で自動的にスキップするので量を増やしても3つは回らないんです。量が多ければAに戻ってまたBに…というようになります。だからこれは「2つ回すことができる漢方薬」です。

AタイプやA’タイプの時に適正量を摂取してCに回せれば症状は消えますが、C'に行ってしまえば症状は重くなりがちでCDの症状が強く出ます。その場合は1/128量をもう一度飲めばAに戻ります。Aに戻るのでは意味がないですよね。AやA’の症状はCに持って行かないと無症状にはならず完治しないですから。

私はA’タイプの症状とC'の症状が出ているときに3/128量+1/128量の2回の飲み方を繰り返すことで、Cの表のタイプに戻せればすべての症状が消えるのかと思っていましたがそれだとなかなかうまくいきませんでした。すぐにDの症状がでてその後Bの症状になりC’に戻ってしまうんです。そしてその後はC’➡A’の往復です。このやり方ではだめなんですね。

Bの下痢症状が出た時点で1つ回す猪苓湯や麻黄湯を試してみたのですがそれではだめなようでした。

それはこういう図式で説明がつくと思います。

脳性麻痺の子供の場合、「てんかん様発作」「チック」がC’の症状で、「地図状舌」「舌痛症」がA’の症状になります。これらを行ったり来たりしているときはなぜか時々変な咳をします。この渇いた咳がD’の症状ですが、A’➡D’➡C’➡D’➡A’➡D’➡C’➡D’➡A’という糖鎖のリングの偏りの変化を起こしている状態だと思います。これを表面に戻してA➡B➡C➡D➡A➡B➡C➡D➡A➡B➡C➡Dという流れにしてやるには、ねじれている糖鎖の表裏を正してやらなければ。

それ以外の症状も出ていました。頻尿と鼻づまり、汗っかきの症状です。

麻黄湯や葛根湯は糖鎖のリングの偏りのブースを1つ回すタイプの薬です。1個先にすすめることはできます。そして進んだ糖鎖が自然と回ってくれるので1度飲むとある程度改善します。ただししつこいねじれがグルグルになっているとこれでは改善しません。

そこで2つ回せる薬をいくつか探してみました。
それが小青竜湯と竹茹温胆湯です。どちらも風邪の漢方薬です。

小青竜湯はDの症状が出ているときに飲み始めると2つ回してBまでたどり着くことができます。AやCの症状が出ているときは全く改善しません。あくまでもスタートがDの時だけの薬です。これは立効散にも同じことが言えて、Aの症状が出ているときにしか飲んでも効果を感じられないと思います。なぜならこれはAのための薬だから。Cタイプの男性がCの症状が出ているときに飲んでも効果がないはずです。

この立効散は本来歯痛の薬で抜歯後などに処方される薬です。漢方の先生に聞いてみると「抜歯の後にしか処方されないし、それ以外で出すことはほとんどない」と言われていました。それ以外というのはヘルパンギーナや舌痛症のことでしょう。

前回の玉川温泉の湯治では舌痛症の女性が3人いました。1人は酷い舌痛症で、もう1人はがんで、もう1人は膠原病+癌でした。癌の人は癌細胞にシアル酸を大量に使われるから脳や舌のシアル酸が減りがちなのかなと思うほどにあちこちにいて驚いたのですが、その中の1人の女性が「立効散は効果がなかった」と言っていたのが印象に残りました。

おそらく1回に1包をまるまる飲んだのでしょう。「少量のほうが良く効く薬」だと、医師も本人も気づいていないのだと思いました。続けて大量に飲むような薬でもないし、しばらく飲んでいると体が苦しくなると思います。それで「立効散は効かない」となったのだと思います。

「舌が痛くて動かせずうまく発声できず変なしゃべり方になってしまってつらい」と彼女は言っていました。本当に辛そうで何とかして治してあげたいと思ったのですが、彼女の姿を見ていると「私の子供とは違う」という違和感がありました。彼女は完全なAタイプではなくD-3+A-1の位置にあるように思えたのです。同時に舌痛症で膠原病と癌を患っている女性も話をしてみるとD-3+A-1のタイプでした。

「Dの症状がでているけれど、食べられるものはAタイプのものだけ」というタイプです。Dご飯を食べるとAの症状が出ます。つまり「夏野菜やナッツやキノコ」などを多く食べるガレクチンの多い食事をするとAの症状が強く出て「舌痛症」「地図状舌」になるはず。でも体に良いとされている食材はCDタイプ向けのものが多いので良かれと思って食べてはならないご飯を無理に食べているようなところがあったようでした。

舌痛症を完全に治すにはまず、舌の上のシアル酸を適正に戻すことが先決です。痛みのケアはその後にすべきことで、まずは「シアル酸のサプリメントを一度に3~4カプセルほど飲む」というのをしばらく繰り返します。酷いえぐれが出ているときは大量に飲むべき。

①シアル酸サプリメントを先に飲んで舌の表面のシアル酸を再生させる
②子供で1/128量の立効散を飲む、大人でその3倍量
③立効散を飲むときは少量の水に溶かしてペースト状にして口の中に塗る、塗る前におかゆなどを食べて血糖値を少し上げておく
④立効散を飲むのは夜寝る前1日1回
⑤ガレクチンの多い植物の摂取を完全に控える

※ ちなみにこれらを行うときはフリースタイルリブレなどの24時間血糖値を測る機械で常にホルモンの状態を見ながら行います

「立効散が効かない」という最大の理由は、「普通の薬を飲むように水で胃に流し込んでしまうから」だと思います。よくこのお薬は水に溶かしてうがいをするという方法を取りがちです。これだと飲まないので副作用が出にくいという利点があります。

舌痛症にはこのうがいの方法を薦められることが多いのですが、私はあまりこの方法では効果があるように思えませんでした。

①胃に流し込む②溶かした水でうがいをする③ペースト状にして口の中に塗るという3つの方法ならば、③が最も効果があります。

症状が出ているのは口の中なのだから、口の中で効果を発揮してもらいたいわけです。それならそこに長くとどまるような飲み方をするのが一番ですよね。

舌に塗るとしびれまくって大変なので頬っぺたの裏などに塗ると自然に耐えられると思います。

立効散は大量だと糖鎖のリングがグルグルグルグル回りまくって元の位置に戻ってしまいがちです。甘草という生薬が入っている限りは沢山飲むと効くというわけではないので、少量で適正量を飲むというのが最も重要です。少ない量しかのめないのだから限りなく効果的にこれを摂取したい。

それが「ペースト状にして塗る」ということだと思います。

出来ればこの前にちょっと甘いものをしっかり目に食べてから塗ると効果が高かったような気がします。あんこ水を飲んだとかおかゆを食べた後とか、血糖値が少し高くなってきているときに立効散を塗ると次のの朝起きた時の舌の状態が良くなっていました。小さな工夫ですが舌の上の状態を見比べるとこれは大きな違いを生みます。

地図状舌やむし歯、歯槽膿漏といった口の中の症状は大体Aタイプの症状です。これらは「血糖値が低い」ということで起きるものなので、舌痛症を治したいならば必ず「糖を取る」ということが必要になってきます。同時にたんぱく質も足りていないということになるので、「卵を沢山食べる」というのも改善の基礎になります。

糖鎖のリングを回せるということは、男性ホルモンの量を大幅に操作できるということなので1日に何度も飲むようなことは不向きです。歯痛で飲むなど頓服的な飲み方をする場合はまた別ですが、脳性麻痺の麻痺を取る目的や舌痛症の場合は比較的長期で摂取するようになるので、私は夜寝る前に1回と決めています。

折角薬で治っていても新たにガレクチンを含む野菜などを取ってえぐれが大きくなってはいけないので食事制限は重要です。それに関してはこちらを参考にしてみてください。


「立効散は糖鎖のリングを2つ回す薬」で「Aタイプの症状をCに回すための薬」ということだけはわかりましたが、上手くC’をCにねじれを取ってやるには立効散だけではダメなような気がしています。Bの下痢の症状とDの咳の症状が出た時には立効散では戻せなくなってしまうからです。

下痢の症状が出た時に温胆湯、咳の症状が出た時に小青竜湯を使ってうまくねじれを取れるのではないかと思っているのですがどちらもやはり立効散と同じで「1包を分けて少量ずつ取る」というやり方になります。

AタイプであるということはCYP3A4が絶望的に少ないということなので薬物代謝しづらく、少量の薬が良く効きます。通常処方される量では多すぎるのです。少ない量をうまく使うためには、自分の糖鎖のリングがどの量で1つ回るのかを見極める必要があります。

1つ回す薬
 葛根湯はCDを1つ回す薬
 麻黄湯はABを1つ回す薬
2つ回す薬
 立効散はAをCにする薬
 小青竜湯はDをBにする薬
 温胆湯はBをDにする薬

Aの症状が出ているときに立効散を3/128量飲むとCに行きますがDにスライドし、さらにねじれの関係でスキップしてBの症状が出がちです。このねじれのスキップの状態を見ながら複数の漢方薬を調整します。

私はこの繰り返しで地図状舌と脳性麻痺を両方一度に治せないかと思考錯誤しています。

舌のシアル酸が剥がれてガタガタであるということは脳の内部のシアル酸も同じような形ではがれているということですから、舌の様子を見ながら脳を治療していかなければ。

風邪っぽい症状が続いてしまうのは糖鎖のリングを無理やりいじっているので仕方がないことですが、てんかん様発作は一切起きていませんし筋肉も固くなってきていて低緊張はしばらく感じていません。

理論的には間違っていないと思うのでもうひと頑張り、だと思います。




ちなみにAタイプの糖鎖のリングの仕組みについてはこちらで解説しています。





























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