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上咽頭炎のケアと脳性麻痺に効く経穴

最近、「上咽頭炎」というキーワードが私の中に飛び込んでくることが多く、不思議な感覚を抱いています。これは大きな変革の時に起きる気づきの元のような感覚で、今までにも何度かありました。私はこれと真剣に向き合わなければ。

まず最初にその言葉を知ったのは、TVのニュースでした。

「上咽頭に炎症が起きていると、炎症物質が脳に影響を与えていろいろな症状を生み出す」というものでした。

新型コロナウイルスはウイルスなので糖鎖に関わる病気です。当然脳の糖鎖の病気である脳性麻痺とウイルスの病気は深い関連があります。新型コロナウイルスが流行り始めた時、私は多くの人が被害を受けているにも関わらず、不謹慎ながらも「脳性麻痺に使える技術がいつかコロナウイルスの治療の最中に見つかるかもしれない」と心のどこかで期待していました。そしてこのニュースを見たときに「まさにこれだ」と思ったのです。


私の子供は発作を起こす前に「前兆」と思われるような症状がでます。その中の一つに「とても臭い真っ黒い鼻くそが大量に出る」と言うものがありました。それ以外の症状は出たりでなかったりするのですが、この特殊な悪臭を放つ鼻くそが出ないことはありませんでした。低緊張が強く出るときも必ずこの鼻くそが出ます。ですから私は何度も小児科や耳鼻科で「脳性麻痺のてんかん様発作と鼻くそには相関性があると思う」と相談したのですが、「聞いたことがない」と言う言葉で一蹴され、真剣に取り合ってはもらえませんでした。だってそれは「ただの鼻くそでしょ?お母さん気にしすぎじゃないの?鼻くそならとればいいじゃない?」と言われて終わりだったのです。

この特殊な鼻くそには特殊なにおいがあり、ただの鼻づまりなどとは明らかに違う見た目をしていました。

・黒い
・ねばついている
・もともと硬いテクスチャーなので多くなると固まって巨大な鼻くそになる
・酸味のある刺激臭を放つ

特にこのにおいが何とも言えず、私は人に説明するときに「雨に濡れた野良犬の毛の匂い」といつも言っていました。昔どこかで嗅いだことのある臭さです。

それでニュースを見た直後に「上咽頭炎は自分でケアしないと、病院での治療だけでは完全に治すことは難しい」というウェブサイトを見て、Youtubeでその方法を調べました。たくさんあったのですが、長い綿棒を鼻の奥に入れてグリグリしたり、鼻うがいをしたりするものばかりで、小さなうちの子供にこれは無理だと思うようなものばかりでした。


先週特にひどい悪臭を放っていてなかなか寝付けない日がありました。

「このまま寝たら朝起きた時には発作を起こして脱髄によってまた新たな麻痺がでるかもしれない」と思うと、いてもたってもいられず私はアルコール綿で口と鼻の周りを拭きました。子供も最初はあまり嫌がらなかったので鼻の中の掃除もさせてくれました。自分で鼻くそを引き出して「出た!」と喜んでいました。その鼻くそは大き目のバッタの頭くらいはある大きなもので、大人でもなかなかそのサイズは出ないというくらいのもの。真っ黒です。まるで腐ったような匂いでした。

そしていつもなら絶対に発作を起こしているような巨大な鼻くそが溜まっていた日の次の日、何ごともなく平気で目覚めることができました。朝、子供の鼻の匂いを嗅いでみると、全くの無臭。いつもの臭いにおいはしませんでした。

「もしかして、鼻の奥まで除菌しなくても顔の表面の除菌だけでも十分効果があるのではないか?」

私はそう気づいてから、毎日寝る前に口の周りと鼻の上の方をアルコール綿で拭くようにしました。するとやはり鼻の臭いにおいはしなくなったのです。そして舌の状態もとても良く、地図状舌にはならなくなりました。地図状舌も新型コロナウイルスの後遺症としてあげられている症状です。これは硫黄と塩を混ぜた水を飲ませたときにスッキリと良くなっていましたが、飲ませないでいると少しずつ復活していました。

「硫黄塩水を飲ませながら、顔周りを除菌する」

これで鼻のケアができているという実感がありました。


つい最近、このnoteのコメントで上咽頭炎の患者さんからアドバイスをいただきました。慢性上咽頭炎はBスポット療法以外にもケアの仕方がたくさんあるから、あきらめる必要はないと。

  • 漢方薬

  • 鍼灸

  • ツボのマッサージ

  • 鼻から生理食塩水をスポイトで2滴一日3回入れる

  • 鼻うがい

  • 首湯たんぽ

  • 口テープ

  • 砂糖や小麦粉を控える食事療法


ほかにも同じ症状で病院に通っている方から「脳性麻痺の症状って新型コロナウイルスの症状にそっくりね、私の症状と同じだわ」と言われました。

特に「倦怠感」に関してBスポット療法で改善したという方が多く、生後半年くらいの頃に理学療法士から言われた「脳性麻痺の子供は最初からいつも疲れているから何もできない」という言葉と結びつきました。

新型コロナウイルス➡慢性上咽頭炎➡倦怠感、物忘れ、思考が定まらない、体に力が入らない、不眠、頭痛、下痢、腹痛
脳性麻痺➡鼻くそ➡倦怠感、発達遅滞、記憶障害、低緊張、不眠、頭痛、下痢


そこで「(漢方も含めて)薬は使えない」「外科的な治療は難しい」ということになると、それ以外の方法しかありません。


とりあえずしてみたことは、「顔周りの除菌」に加えて、「首をあたためる」ことです。これは首自体を温めようとしたら子供に嫌がられたので、温めると喜んだところを温めました。

それはいわゆる「大椎」という部分でした。この周りにカイロを貼ってやるととても喜びます。そして肩甲骨の間の部分もとても喜びました。

そして背骨の中央を触っていくとお尻の穴の上の方までなんだかじわじわとしたものを私の指先に感じました。それは温度差です。冷たい所と温かい所があるんです。そして冷たい部分は触ると皮膚が柔らかくてぐにゃぐにゃしている。まるでそこに穴が開いていてその上に布か何かで覆っているけど落とし穴のようなものがあるような感覚。

そしてその違和感はすべて経絡の経穴と呼ばれる場所だということがわかりました。それは「奇穴」と言われるものです。

口の中の前歯の上から頭、背中、腰を通ってお尻の穴の直前まである流れです。Governing Vessel Meridianで画像検索すると穴の位置と数が微妙に違ういろいろな図がたくさん出てきます。

https://www.youtube.com/watch?v=QiWWIXNbLQA

これは宗派みたいなものの考え方の違いからくるものだと思いますが、おおむね前歯の上の歯茎からお尻の穴の直前まで続くラインです。私は肩甲骨のあたりでひし形のように広がるラインが正しいと思います。子供の身体を見てそう思いました。


私の子供の冷たい皮膚はたいていがこの穴と一致しています。

口からお尻までの背中側のラインをぐるっと一周皮膚が冷たいので、「冷たいから温めてみよう」という安直な行為でしたが思った以上に変化がありました。

このツボの持つ意味はとても興味深いです。口の周りのツボは膀胱系などの下腹に効果があり、お尻の方のツボが言語などの口周りに効果がありますそして頭から首にかけてと肩甲骨あたりまでのツボは麻痺に効果がある。大人の麻痺と子供の麻痺は使うツボが違うんです。そして子供の麻痺はこの口からお尻の穴の直前までの背中側のツボを使うんです。


以前私は知り合いの鍼灸師の先生に「脳性麻痺に強い鍼灸師はいるのか?」と尋ねたら「いない、偽物が多い。『脳性麻痺を治せる』という鍼灸師の99.99999%は偽物。変なところに行くだけ無駄。治りもしないのに通わせてお金だけ巻き上げる鍼灸院は昔からたくさんある。気を付けて。だけど認知症の治療のエビデンスの多い医師なら1人知っている。彼はとても変わった人で、大学教授の認知症研究の医師だったけど高齢で大学を辞めた後は個人で鍼灸院を開業した。とても実績がある人だけど変わっているので普通の人には難しい。とてもとても変わっている。スピリチュアルな感じが凄いから普通の人は信用できなくて通えないけど、認知症の実績は凄い」と紹介してくれたのですが、私は1回行ってもう二度と行く気にはならなかったのです。

私は子供のころからアガサクリスティのエルキュール・ポワロが出てくる小説が好きでした。ポワロは論理的で科学的な捜査をする探偵でしたが、その一方で幽霊などのスピリチュアルなものも大好きで、そういったものを否定していませんでした。クリスティは柔軟な視野を持つ人間とはそういうものだと私に印象付けました。ですから私も彼と同じようななにものにも囚われない自由な発想のできる人間でいたいと思うようになりました。

ですがそれとこれとは全く別。その先生のスピ具合は半端なくて、さすがに信用できない。なんというか…、占い以下な感じ…。牛乳瓶のフタを使って…鍼を打つ場所を決めるようなのは受け入れがたい。しかもやたらと遠いし通うのは非現実的。

その医師は「僕は高齢の男性しか治せる気がしない。子供と女性は全く別物だから苦手なんだ。難しい、女性はほんとに難しい。男なら治せるのに。でももし来るんだったら、1週間に5回来てね?1回6000円だけど3年くらい通ってくれたら治ると思うよ」と言うのです。印象があまりにも悪すぎて、私としては行けるわけがない。

でもその時に「僕は普段使わないけど、ここのツボとここのツボがね…」と言いながらいろいろ教えてくださったんですよ。今思えば、奇穴です。この図とほぼ一致しています。あの先生の言うことそんなに間違ってはいなかった。

・子供と大人の麻痺の取り方は使う経穴が違う
・男と女でも違う
・子供の場合はGoverning Vessel Meridianの奇穴を使う

そしてこの督脉のラインは倦怠感や頭痛や精神的な落ち込みや自律神経症状や下痢などに影響があるツボなのです。

慢性上咽頭炎で使うツボも督脉と一致するものが多くあります。

鼻のケアと脳性麻痺の症状は督脉によってつながりました。今度はそれをどう活用するかです。


私は鍼灸師ではないので、できることには限りがありますが鍼灸師だったとしても小さい子供に鍼灸を施すことはとても難しい。暴れて逃げられて終わりです。

私にできるのは手で触ることだけ。手当です。

子供の身体の冷えの強い部分を手で触ってやります。特に冷えの酷い場所を触っていると本当に氷のようだと感じるほど病的に冷たく、健康な人の身体との違いを感じます。

肛門の後ろと真横のライン、そして外側のあたり

特に一番冷たいのがお尻の穴の横の部分です。経穴は正中線上を示していることが多いのですが、子供の身体を見ると肛門に対して囲むように横にそれた部分が冷えています。

この部分を手で温めていると徐々に温まってきて腰の経穴のぶよぶよした感じがなくなってきてそちらもぬくもってきます。そしてこの部分を多く温めた次の日は子供の滑舌が確かに良いのです。歌を歌わせると歌詞がはっきり聞こえてきます。単語がたくさん出てきて会話が噛み合うようになりました。周囲の人からも急に進歩してきたと言われました。


ツボを温めながら指圧をすると言語発達が進むという実感があって、言語聴覚士の先生に報告してみたもののポカーンとされていたのでこれは一般的な知識ではないのだと思います。

でも鍼灸の世界では「子供の口の周りの麻痺を取ってしゃべれるようにするにはお尻や腰のツボを使う」のは普通だそうです。

触ってやれば冷えは取れる。カイロや電子温灸を使えばかなり温められます。


そこで私はひらめきました。
口元をアルコール綿で除菌したら調子が良くなった。

ということはお尻の周りも除菌してみたらどうだろうか?むしろGoverning Vessel Meridianを全部除菌してみたらどうだろうか?

お尻はおむつかぶれがあるのでとても嫌がりましたが背中の部分はむしろもっとやってくれとせがまれました。

そして私はその日から毎日背中とお尻と顔周りの除菌を続けていて、てんかん様発作は一度も起こしていません。アンドロゲン補充の量も少ないにも関わらず腕や足の筋肉は弱くなっていないのです。


この「Governing Vessel Meridian上をアルコールで除菌する方法」を私がいくら言ったとしても、信頼性はダウジングで鍼を打つ場所を決めるスピリチュアル鍼灸よりもあるようには思えません。

脳性麻痺の二次障害がアルコールで除菌したというただそれだけでなんとかなるならだれも苦労はしません。でも玉川温泉も効果があった。あそこはpH1.2の強酸性泉です。大抵の菌は除菌されます。もし玉川が効果があったのが、除菌によってだとしたら、こんなあっけないことはない。


一体何の菌を除菌しているのか?!


そういえば出産直後に私の子供は中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)に感染していたんです。院内感染でした。医師は「看護師などからうつったのだと思う」と言っていました。見た目にはわかりませんでしたが、NICUに入るときに検査をしたらわかったんです。

脳性麻痺の後遺症と新型コロナウイルスの後遺症が似ているのも、MERS-CoVの感染が最初にあったことを考えれば理解ができます。マーズはコロナウイルスですからね。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202207/575750.html

そして実際に妊婦のSARS-CoV-2に感染して生まれた子供の神経発達はそうではない子供と比べると有意に遅れがあるという研究がアメリカで発表されました。

  • 会話及び言語発達

  • 運動機能・学習能力の発達障害

  • 心理的な発達の遅れ

  • 知的障害

特に妊娠26週以降での感染でそれは顕著だそうです。



私の子供は現在小学2年生。
ほっておいても強い倦怠感や筋肉の低緊張や関節の痛み、不穏な下痢や発達の遅れなどは良くはなりません。それを「脳性麻痺だから仕方がない」と小児科医によって放置され続けてきたこともずっとおかしいと思っていました。だって新型コロナウイルスの後遺症に対しては誰も「仕方がない」とは言わないのですから。こんなにも似た症状なのに。

そしてそれは除菌で確実に良くなっているし、その場所は経絡と呼ばれるものと一致しているという点は「都合がよすぎやしないか」と思うほどです。


私は神様も信じていませんが占いは少しだけ信じます。でもダウジングは信じられません。科学は信じていますが間違いもあるだろうし、実証されていない不思議もたくさんあると思っています。経絡や経穴は科学が追い付いていない分野の一つだと思います。

そしてエクソソームに注目が集まっていたとき、中医学でいう経絡の図とほぼ同じ場所にエクソソームは存在したというニュースを見ました。エクソソームはCYPの一部です。糖たんぱく質です。そしてCYPは古細菌が作っています。

コルチゾールが高い状態になると倦怠感が強く出ます。その後枯渇すると今度は立ち上がる元気もない程に猛烈な倦怠感に苦しみます。
コルチゾールの量を決めているのはCYPです。CYPは古細菌によって作られているし、バクテリアやアーキア、その他のウイルスによってその数と種類は増減します。

https://en.wikipedia.org/wiki/Exosome_(vesicle)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%B4%B0%E8%8F%8C


目に見えないようなとても小さな糖鎖はメッセージ物質として体の中を駆け巡っている。そしてそれが集まる場所がいわゆる経穴と呼ばれる場所で、そこを除菌すると症状が良くなるということは…。

悪玉古細菌は経穴にいる。そして鼻やのどの奥に長い間ずっと巣食っていて、鼻に関係のない全然違う症状を生み出している。



私はこの閃きを口にしてよいのでしょうか。


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