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niji・journeyV5の2つの楽しみ方

今日は仕事が休みだったので、niji・journeyのバージョン5を今朝からいじって遊んでいました。前回のMJV5の公開時も丁度お休みだったので私は運がいいです。

今日はniji・journeyの「初心者向けの遊び方」と「中・上級者向けの遊び方」の2つを紹介してみたいと思います。

niji・journeyは一言で言うと、「美少女とロボ特化型AIお絵描きモード」かな。

例えば、

適当に「焼け石に水。」とだけ入力して画像を生成すると、女の子が描かれます。

そして「焼け石に水。ロボット」と入力して生成するとこうです。

ロボットが生成されます。どちらもまあまあな感じなんですよ。

今までならどんなAIでもそこそこの文字数を入力してちゃんと絵になるようにプロンプトを組む必要がありました。でもNIJIV5にそれは必要ありません。

もちろん今までのように細かくフレーズを書き込んでもいいんです。

かわいい17歳の女の子がしゃがんでいます。 彼女は微笑みます。 ワンピースです。 リボン。 ピュア。 正直な性格。 ブロンド。 長い髪。 色白。 青空。 --ar 9:16

このようなプロンプトでできた画像がこちら。

これとかこれも細かく調整しながら描いたものです。

でもそんなことしなくても、コレですよ…。

これは今までなら「デフォルト絵」と言われた「プロンプトを失敗したときに出るかわいい絵」ですよね。でも今までのデフォルト絵と違ってむやみやたらとカワイイ。

これはむしろ「プロンプトなんか一切勉強しなくても、なんでもいいから単語をぶち込んで回しまくったら次々にカワイイ絵が出来上がるガチャ」だから、今までAIアートが難しくてムリ!って思ってた人にピッタリのものが出来上がったんじゃないでしょうか。


そして細かくプロンプトを組んでみるとどうなるかというと…。

おわかりでしょうか?
全部同じ画風になっちゃうんです!

プロンプトを組んでも、適当な単語をいれただけでも。
仕上がりはほとんど変わらないんです。
むしろ何も指示せずAIの好きなように描かせた方がまだ仕上がりのいい画像ができてくる!!

そんなのプロンプトエンジニアたちにとっては地獄ですよ!!

そこで「nijiv5にプロンプトを通す方法」というのを考えました。

1つは--sを使う方法。

これは「人間の指示した言葉通りに絵を描く」か「AIが自由に描く」かを数値で指定する方法です。0から1000までの数字があります。数字が小さい方が人間の言葉通りに絵を描いてくれます。

これは通常100に設定されていて、わざわざ記述しなくてもずっと100のままです。ですから「デフォルトで描かれた絵よりもプロンプト通りに描いてもらうには2ケタ台での細かい調整が必要になります。そうしなければなんでもかんでも同じ画風になってしまいますから。

でもこの画風。
「どこかで見たことがある…」という感じですよね。


はい、どこで見たんでしょうか??このアートスタイル。
とりあえず出来上がった画像をGoogleの画像検索にかけてみたところそれが何かわかりました。

そこで画像検索をして出てきた画像に共通するキーワードをネガティブプロンプトに入れて画像を生成してみました。

それがこちらです。

ネガティブプロンプトを入れなかったものと比べて見ましょう。

効果絶大です。このネガティブプロンプトを加えたら、プロンプト本来の言葉の通りに描かれます。

ただし。

この時に画風を指示するためのワードを入れていないと、自動で一定の画風に矯正されてしまいます。

画風指示のワードとは線や塗りや色柄の指示はもちろん、画家の名前や絵のジャンルなどの設定です。これらをきっちり入れたプロンプトが必要です。これは中級者以上の技能が必要です。


これを使ってあえてV4っぽいマスターピース顔を作ってみましょうか。

できるできる。

こんな感じで全然違う絵柄に変更することは可能です。

V4での画家の名前の反映の仕方とはかなり変わっていますが、通らないことはないです。

他のクリエイターさんと情報交換したところ、私が使った単語以外でも同じことが起きたそうです。かなり沢山この効果を作るものがあるのかも。

AIアートの楽しみ方の1つは「まだ誰も知らないプロンプトを自分が一番乗りで見つける」ということ。これを探し当てるのはすごく楽しいと思います。

ですからぜひ、V5ネガティブプロンプト探しに挑戦してみてください。

私が見つけたキーワードはネタバレになっちゃうからしばらく秘密です。


そして一度作った画像のURLを次のプロンプトの先頭に張り付ける方法をご紹介します。

先ほどのこの画像。

このうちの2枚目の画像を選んで「リンクをコピー」します。

それを貼り付けて「女の子がピアノを弾いている」と文字列を入力して生成。

すると…

ちょっと似た感じの子がピアノを弾いてくれます。1度出した絵を使って絵を描く方法です。今度は「動詞」を加えてみるんです。

「彼女は本を読んでいる」
「女の子がジャンプしている」
「女の子が料理をしている」

といった感じで文字を入力してみてください。
女の子たちは動き出します。

この方法は「イメージプロンプト」と言います。とても便利ですよね。なぜなら「姿かたち」を記述した長いプロンプトはバランスを取るのが難しいんです。でもこの方法なら1度出した女の子の絵柄を使って簡単に絵が描けます。長いプロンプトを書く必要がなくなるんです。

それにプロンプトを全然描かなくてもいい方法もあるんですよ。

まずは最初に背景画像を作ってみましょう。

「宇宙船の内部」とか「日曜日の午後、日本の街の裏通り」とかでもいいですよね。一度作ったものをダウンロードしておきましょう。

これを「ブレンド機能」を使って2枚の画像を合成してみます。

キャラクターはこの2枚を使ってみましょう。先ほどの背景画像とこのキャラクターの女の子を混ぜてみます。


/blendと入力すると2つのブースが見えるのでそこに画像を選択してやります。

赤い部分にURLが出ます。

そうするとこんな感じ

この時気を付ける点は2つの画像の縦横の比率を同じにすることです。同じにしても修正される場合がありますが、横長と縦長の画像だとどうしてもぐちゃぐちゃになりやすいです。

そして試しにこの2人の女の子をブレンドしてみましょうか。白い髪の毛の子と黒髪の子を混ぜちゃいました。

私はプロンプトに頼るタイプの人間なので正直ブレンドはあまり得意ではないので見本の画像も凄いものを作れなくて申し訳ないのですが、NFTなどでも有名なAIクリエイターさんの中にはブレンド専門で画像を作って人気になった人も大勢います。

プロンプトを組むことが苦手だからといってAIアートを諦める必要なんてないんです。もしも自分で絵が描けるならその絵を取り込んで元絵にすることも可能です。そうすればオリジナルの絵が簡単にAIで清書できるし、動詞を入力すればそれらが動き出すんですからこんなに楽しいことはありません。

例えば、これは私の子供が描いた絵です。

これにフルーツとグラスという単語を加えてイメージプロンプトにかけると、こんな感じの絵になったりします。

生クリームの質感を加えてみましょうか?

こんな感じでAIは絵が作れるので「絵が下手」でも全然気にする必要はないんです。子供の絵だってこうしてちゃんと絵になるんですから。

これはいわゆる画像から画像を生成するので「i2i」と言われる技術の一種です。でもこの使い方は正しい使い方。このやり方こそが多くの人を幸せにする機能です。自分の絵が立派な絵になる瞬間を確かめてください。

AIの正しい使い方で良い絵を沢山作って楽しみましょう!



描いてみたらわかるのですが、nijiv5は美少女とロボにとにかく強いです。女の子とロボットを描くときに必要な背景画像もとてもきれいに描けます。女の子を描いてみたいなぁって思ってる人はぜひどうぞ。

今までAIアートが難しいと思って諦めてた人も安心の「日本語対応AI」なので絶対難しくないです!本当にこれは誰でもできます!この画風には好みのあるなしがわかれると思いますが、AIアートを始める一歩としては決して悪くない作りだと思います。

だって本当に簡単だから!

超初心者の人も楽しめるのがV5!まだAIアートを試したことがないけど絵が好きっていう人に試してもらいたいです。

そして上級者もネガティブプロンプトでデフォルト画風を解除してしまえば好きなように絵をかけて楽しめる!

皆でそれぞれに違った楽しみ方ができるのがnijiv5のいい所ですね。ぜひ遊んでみてください♡

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