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AIにインテリアや間取りを描かせる

最近、私のお友達の建築関係の人に「AIで絵を描けるならお客さんに見せる絵を描いて欲しい。図面なんかがあってもわからない人は全然わからない。完全に一致しなくたっていいからとにかくなんとなく雰囲気が伝わる画像が欲しいんだけど描ける?」と言われました。

結論から言うと「なんとなくそれっぽいものは描けるけど、めちゃくちゃ正しくないかもしれない。それでもいいならどうぞ。」です。

じゃあ実際に作って行ってみてみましょう。

こんな感じの画像ならすぐに描けます。

具体的にインテリアの内容を指示することもできますよ。

open floor living room, oak floors, dark stone tile walls, 90 inch tv, gray sectional couch, cozy, low ceilings, white rug, wine cellar.--ar 3:2

オープン フロアのリビング ルーム、オーク材の床、ダーク ストーン タイルの壁、90 インチ テレビ、グレーのセクショナル ソファ、居心地の良い、低い天井、白い敷物、ワインセラー。--ar 3:2

この画像の家具を変更していきましょう。黄色いクッションを加えます。

黄色いクッション増えましたがそれ以外の部分にも色が飛び火しています。4枚生成したうちの良さそうなものを選んでさらに生成を進めていきますよ。

全然違う雰囲気の家具にしたいですね。

please draw open floor living room, white oak floors, cream tile walls, white round table.90 inch tv,beige fabric sofa, yellow cushion.cozy, low ceilings, white rug, Powder pink chair. --ar 3:2

このように入れてみました。

床材の色を白いオーク材にして、壁の色もクリーム色に。テーブルは丸くて白い色に。テレビはそのまま。ベージュのファブリックソファに変更し、黄色いクッション。ラグも白い色に。観葉植物を置きました。

明らかに否認されてるのがピンクの椅子くらいでしょうか。それらしい椅子は描かれていますが色味はイマイチよくわかりません。わたしには白に見えます。ラタンのキャビネットも見当たりませんがそれらしいキャビネットは存在します。

こちらは椅子の色はピンクでしたがソファが黄色になってしまっています。

こちらは椅子が黄色。

というように、何となくそれっぽく仕上げてくるけど、色指定が正しく効果があるとは限らなかったり、少しだけ微妙です。

何となく描けるけどちゃんとは描けない。

頑張ってバリエーションを回していると条件にそろったものが出るかもしれないし出ないかもしれない。

さらに犬でも追加してみましょう。

壁の絵まで犬に。そしてTVとキャビネットとチェアが消えました。

実は「家具の指定」は容易ですが、そこに生物が入ると絵を描くこと自体に難易度が変わります。

ソファとチェアというように人が座るものが2種類あるのもAIが迷いやすい要素です。ソファだけにしたら目的の絵に早くたどり着けるはず。

イラスト風味にもなります。

こちらはone bedroom apartmentという単語とIndustrialという単語で生成しました。

次はBrooklyn styleです。


two-bedroom apartmentで時間を夜に設定してみましょう。


昼間も。

間取りだけでも出せます。でもよ~く見るとやっぱりちょっと変なんですよ。それっぽく描いてあるだけ。ちょっとずつ違和感が。


そもそもこの部屋は1ルームだって言ってるのにこんな大きなソファがおけますか!!!!ダイニングのテーブルに椅子が7個も置いてあるのに!どんな部屋ですか!!


と、突っ込もうと思ったらいくらでも突っ込める画像を描いてくるのがAI。

そこは注意が必要です。


それっぽい画像で十分というならイメージプロンプトを組み合わせたりすれば思ったような画像を簡単に作ることができるはず。そうすれば経費削減可能ですね。

建築関係の人がみんな「これは僕の仕事につながりそうだ~」と言うのだから繋げ方をちょっと考えてみたいと思います。


繋がるかな??




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