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テーピングで胸の良性腫瘍を改善する

乳がんの女性の中には「私の乳がん触る~?」と言って、こちらが遠慮しているのに無理やり手を掴んでぐりぐりと触らせようとしてくる人が一定数います。その割合はなぜかかなり高くて湯治場を訪れるたびにいろんな女性の乳がんを触らせてもらいました。何十という乳がんを触っていたので、私は自分の胸にそれが見つかった時にすぐに癌だとわかりました。

元々私は石灰化した良性腫瘍がありそれを取るために玉川温泉に行っていたんです。両胸にビッシリと大量の腫瘍があった時は仰向けでは寝れませんでした。常に胸が熱くて、ちょっと触るだけでも針で刺されたかのようにちくちくと痛んでいました。張り裂けそうなほどパンパンで固い胸でした。それを何とかしたくて湯治をしていたんです。

湯治の効果でそれらがなくなった時胸は柔らかくフワフワとしていて私の人生ではじめて「胸とはこんなにも柔らかいのか」と思いました。揺れるんです。それまでの私の胸は揺れることはなく常にバーン!と盛り上がっていました。柔らかい胸は痛くないんです。温泉治療でHカップだった胸はFカップくらいに減りましたが、減ったのは石が減ったのでしょう。私の胸は石灰化した部分が何割かを占めていたんですね。

今年の2~3月ごろにはまた石灰化が進み全体が痛んで熱が出ていて、体調が悪くて寝込む日が続いていました。変な風邪をひいて頭痛が続いて下痢をして、毎日下血していました。それで4月に玉川温泉に行くとあっけなく石は取れてまた柔らかい胸に戻りました。

それなのに先々週また胸に小さなしこりができているのを感じたんです。

「治しても治してもまた出る!!」

私は愕然としました。これではいくら湯治をしても間に合わない!

それで考えてみたんです。
どんな時にしこりができたのか。
石灰化する理由を見つけなければ、健康にはなれません。


私にはなんとなく思い当たる節があったんです。
それはブラジャーです。


授乳中に私はずっと乳腺外科に通っていたんです。私の胸はマッサージで搾乳してもらわないとすぐに詰まっていたんです。1日3リットルくらい母乳が出ていました。「3つ子が養えたね」と言われるほどでした。石灰化した部分というのはその頃よく詰まっていた部分で、よく炎症を起こしていたところです。

上手くケアできていなかったのかなとも思いますが、その時お世話になった乳腺外科の先生が面白いことを言われていました。

「乳がんの患者さんって昔に比べて凄く増えてるの。特に寄せてあげるブラジャーなんかが売られ始めてからが爆発的に増えていて、ブラジャーの形状と乳がんには関連性があるんじゃないかと私は思っているの。」

胸を寄せてあげるのが悪い


これは凄く納得できるんです。だって石灰化が進むとブラジャーは痛くてつけていられないから。

特に酷くなったときはこの筋肉に痛みが出ます。

この部分とはここです。わきの下から胸の端っこの部分のちょっと突っ張ったところです。固いところ。小胸筋かな???

絵が下手すぎて滅茶苦茶わかりにくい…。

手を上に上げた時にわきの下の内側の胸の部分です。

石灰化が進んで胸全体が固くなってくるとここに激痛が走るんです。石は全体的にできるんですが、このラインにできてくると猛烈にしんどくなります。

できる順番は、

①乳首の裏や周り
②乳首の上のライン
③脇
④下部

です。下にたまるようにでき始めると胸はカチカチで揺れたりしません。その頃には熱が出てしんどくて起き上がれなくなります。

病院にいくと「良性腫瘍は癌じゃないから治療法はないのよ。薬も出せないわ。癌が出来たら来てね。触ったらすぐにわかるから」と言われて何もせずに帰されます。

できた時には遅いじゃないですか。
それは「死ぬのがわかったら来てね」と言われてる感じですよ。

でも西洋医学というのはそういうものらしいです。

良性腫瘍とはいえ、起き上がれなくなるくらい辛いのに治療方法がないだなんて何かおかしいです。



ここまでに私が考えたことは次の通りです。

・石灰化が進むときは胸が固くて動かないが玉川温泉で治療をしたら柔らかくなる
・石灰化しているときの胸は全体が固くて動きが悪く揺れない
・玉川から帰宅してブラジャーをつけると胸全体が痛いしすぐに石が溜まる
・乳腺外科の先生が「脇の肉を寄せて谷間を作るブラが悪い」と言った
・癌は胸のわきのほうにあって丁度寄せるブラをつけた時にぐっと力が入る部分にある
・自分の手で揺らすと胸は柔らかくなり石灰化した部分は少しほぐれるように目立たなくなる。固い時は突き刺さるように痛い。
・胸が揺れていれば癌や石灰化は起こらないのではないか?!

それをシッターさんに伝えたところ、「胸の横と下の部分が固くなって動きが悪いからそれを動かせればいいんでしょ?テーピングでいいじゃん。マラソン選手とかがやるようなやつ。乳首の真上の大胸筋を上に引っ張って固めるとそれ以外の部分が動くようになるよ」と言ってテーピングをしてくれました。

やり方は滅茶苦茶簡単。テーピング用のテープを長くカットして、大胸筋の部分から肩を渡して背中側にひっぱるようにくっつけます。大体乳首の数センチ上の部分に張り付けてそこから引き上げるようにして背中側に持って行きます。

この貼り方をすればバスとトップが相当上がります。ここを引っ張り上げると横と下の筋肉は緊張が取れてフワフワになります。

貼り始めの位置がわからないときは、腕にぐっと力を入れてみてください。大胸筋の位置を確認して硬さのある部分に張り付けて引き揚げます。


背中側はこの辺りまでです。肩甲骨の方まで貼るとまた違った部分が動かなくなるのでできるだけ浅い部分まで張り付けたら切ります。

この貼り方をしてブラジャーをせずに生活すると、玉川温泉で湯治をした後のように胸が柔らかくなりました。数日張り付けておくと、テーピングを取った後もちゃんと胸が動いています。

シッターさんにそれを聞くと「本来動くべき筋肉がちゃんと動くようになったからテーピングがなくても大丈夫になったんだろうけど、運動不足が続くとまた同じようになるかもしれないからその時はまた貼って生活すればいいよ」とのこと。

本当に楽になりました。それにここにテーピングをしていると肩が全然凝らないんです。首も肩も腕も全部が楽~!


私が触ったことのある乳がんの女性は脇の方に大きなものがコリっとある人が多かったです。私もそうでした。

もしかしたらこの部位にできる人は予防のために胸を揺らせばいいのかな。ただこれだとブラジャーは一切つけられないので洋服は考えないと。

同じようなタイプの胸の人で腫瘍に苦しめられているならぜひ騙されたと思ってやってみてください。

使う量が多いので大容量タイプが便利。


最近のブラジャーは寄せてあげるタイプではなくても寄せまくるのが当然かのようにしっかりとしたカップが内臓されています。どんなブラジャーをつけても多かれ少なかれ谷間ができるように作ってあるかぎりは、「胸を動かさず固める」という作用が働きます。それによって不健康なことは起こるのだと思います。

「胸が揺れると垂れるから嫌だ」と、昔から何となく思っていました。でも揺れることで病気を予防しているのだとしたら、私はこれからは考え方を変えます。

垂れているのはちゃんとした胸である証拠。
胸は揺れることが人間として正しいこと。

ちゃんと揺れるまっとうな胸で。
病気にならずに生きていきたいです。

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