糖代謝に効果のある経絡・ツボ
前回、温泉に行ったときにある整体師さんと知り合いました。そこにも整体のお店があるのですが看板が出ていてツボのポスターを見ながら整体師さんの娘さんと「コレ気になるね~」なんて話をしていました。
気になる場所とはこちら。糖尿病のツボです。
うちの子供は低緊張型脳性麻痺で「糖が常に足りていない病気」で筋肉をつけることが難しいのです。ある意味糖代謝異常ですが何かの病気だと(例えば糖原病)確定診断されるほどガッツリ症状が出ているというわけではなく、温度変化が激しい日や何かあって体調不良になるときにそういった症状が強く出るのです。かなり困る状態だけどこの状態を表す病名が存在しません。そして治療法もないのです。
名前がない、原因がわからない、治療法もない
症状を病院で訴えてもうやむやにされる
脳性麻痺の子供が直面するいつものやつですね。ご飯をたくさん食べても糖をちゃんと吸収して使えていないので常に低血糖なんです。驚くほどの量を食べても24時間血糖値を測る機械をつけてみると計測不能になるほど血糖値が下がってしまいます。
この恐ろしいほどの低血糖、どうやって治していけばよいのか?!
私はずっと悩んでいました。漢方の先生に相談したところ「低血糖なら糖を足せばいいだけじゃない?」と言われ、ブドウ糖を足す量を増やしていたんですが太るだけで低血糖イベントは減らないんです。ガーン!と下がる時間帯があって、特に夜ですがうまく対応しきれない。与えた時に適度な量を与えられないと、余った分で太りまくるわけです。
悩ましい。
このポスターを見た時に私は「ちょっと刺激してみようかな」と思いました。
まさしく糖に関する病気で糖尿病の逆のようであり本質のようである状況ですから。本当に正反対なのか、怪しいですし。
まずは自分に。すると恐ろしいほどの激痛が。
痛い!半端なく痛い!自分の体にこんなにも痛い部分があるだなんて!!しかもその部分はほかの部分と違って触ると柔らかくて冷たくて指がずぶずぶと入ります。やわらかい。これはツボの反応ですよね。
そしてここをぐりぐりすると首の頭側の付け根の部分も一緒に痛いのです。
痛くなくなるまで自分の膝の下の内側の部分をぐりぐりしていると、首が良く回るようになっていることに気づきました。耳の後ろの部分をいじるとさらに首が楽になりました。それを鍼灸院の先生に伝えたところ「ストレスのツボよ、それ。そこが痛いならここも痛いでしょ。」と言って頭の左側の角のあたりをぐりぐりと棒でつついてきたのです。
痛ってぇ!!!
叫び声が出る勢いで痛い。
先生は「ストレスよ、めちゃくっちゃ溜まってる。吐き出すものがないと病気になるよ。普通は子供を必要以上に叱ったり旦那とケンカしたりするけどあなたそういうところなさそうだし、どこで発散するかだよね。誰かとケンカしがちだけど、ケンカはしたらだめ。人間関係悪くなるのは自分のためにならないしその相手が家族だなんて一番だめ。だけど発散しなかったら病気になるからそれだけ覚えておいて。」と言うのです。
試しに子供のひざ下の内側をぐりぐりと押してみました。すると「痛くないよ!もう大丈夫だよ!触らなくてもいいよ!痛くないから!」と言って逃げようとします。痛いのね。
触るとずぶずぶと指が入る感触がありました。
これは効いている。
嫌がるので気分転換に首のほうのツボを触ってやると「そこはいい!もっと触って!」と言うのです。ついでに鍼灸の先生に教わった頭の上のほうの左側の部分をぐりぐりしてやると「はぁ~!きもちいい~。でも首をもっとやって」と言うんです。足は痛いのに首と頭は気持ちいいの?!
そして寝る前のルーティーンとして常に首を触ってやっていたら徐々に足のほうも触らせてくれるようになりました。そして足のグズグズとした柔らかさが改善して指を押し返してくるほど足のツボが良くなってきたら子供の食事のとり方にも変化がありました。
以前は低血糖にすぐになるのでたくさん食べさせようとして頑張っていたけどなかなか食べてくれなかったのに、今は自分から「おかあさん、おなかすいた。ご飯作って!」と言うようになったんです。つい数か月前まではそういうことはめったに言ってくれなかったのに今は一日に何度もこのセリフを言います。寝る前は特に低血糖にならないように気を使っているのか、時計を見ながら時間になると「おなかすいた」と言って食事を取りたがるんです。
空腹を感じることができなかった子供が空腹を訴えるようになった。
これが糖尿病の反射区~首のツボを押すようになって起こった変化です。
そしてこれを続けていると体にはもう一つの変化がありました。
それがこちら。足が痛いから触ってくれと子供が自分から言い出したので見てみると、この赤いポイントの部分の色がほかの部分と違う肌色をしていたんです。
ちょっと白いというか、青い…。
この肌色の変化を私は「麻痺がある部分がはっきりとわかるようになった」と思いました。以前はどこに麻痺があるのかぼやっとしていたんです。でもひざ下から首のツボを押すようになってからだが変化してわかりやすくなったのでしょう。
血行の悪い部分が白いんだろうと思って、その白い部分よりも上の部分を見つけて触るようにしました。
その結果、足の指を触ってもビクビクビクビクっとしなくなったんです。以前は足先と小指側の側面を触ると過敏があって足の裏の皮膚が勝手に動いていたんです。自分の意思で動いているのではなく勝手に動く感じです。ビクビクっとして落ち着くまでにちょっと時間がかかるんです。
これが減ってきたんですよ。足のどこの部分を触ってもビリビリとした感じがなくなるので子供は足を触らせてくれるようになりました。以前は触らせてはくれなかったです。
これは「どこを触ったら効果があるのか」と言うことが以前はわからなかったのですが、「どこを触ればいいのか」「どう触ればいいのか」もわかっていなかったんです。今は触っていると白っぽい皮膚がちゃんと赤みを帯びた普通の肌色に近づいてくれるので、触り方がわかるんです。
それは単純に「膝に近い部分から徐々に冷たい部分を探して、揉んだりせずに皮膚をさする感じで血流を促すようにこすってやる」だけだったんです。
決して押したり揉んだりするような手技ではなく、皮膚の表面をさするだけなんです。揉んでも白い色は変わらなくて、冷たくて白い部分の境目よりも少し膝に近いほうから血を流してやる感じでさすると白色が消えるんです。
今までこの白い色が見えてなかったのに見えるようになったということがとても不思議ですが、病気の子供の世話をしていたら不思議なことだらけなので驚いてはいられないですね。
その白っぽい部分について鍼灸の先生に問うと「これは腎臓膀胱の経絡の流れだね、全部ね。肝経もちょっと含むけど膀胱だね」というのです。もしかしてここをずっといじっていたら、下腹膀胱系の感覚が戻ってくるのでは…。と期待してしまいます。
さらにこれに加えて、以前見つけたあぜ穴と奇穴のマッサージも毎日続けていたんです。
https://note.com/lectin/n/nea54775edea3
すると体に起こった変化で一番大きいのは「言葉」です。滑舌が明らかに良くなっているんです。歌が上手く歌えるようになっています。アニメのセリフもきちんと再現できるようになってる。今まではすべて記憶していることはわかっていたけど、上手くアウトプットできてはいませんでした。やろうとしてるけどできてないという感じ。今は恐ろしいほどの記憶力を存分に発揮して周囲を驚かせています。
あぜ穴を勉強したときに、「お尻の穴のほうは言葉、口のほうは下腹膀胱系に効果がある」とわかったのですが、お尻の穴の横のマッサージは滑舌の良さにてきめんに効果がありました。
ただ口のほうのマッサージは歯ブラシを使ってやっているのですがなかなか効果が出ません。本来は鍼灸で鍼を打ってもらうようなものですが子供なのでそれはできないですよね。これはもっと1日のうちに歯磨きの回数を増やしたり、遊びで口の中をいじる癖をつけさせないとなかなか大変かもしれないです。
反応があるところはあきらめずに根気よくいじっていきますよ!
そういえばこの糖尿病のひざ下のツボを知る前はブドウ糖の消費量が凄かったのですが、今はほとんど飲んでいません。寝る前にしっかり食べているので、夜中の低血糖も減ってきていて、発作も起きる気配がないです。
気になるのはデブ一択です。寝る前に食べたら太るよね~♪
ただ脳性麻痺の発作を起こして救急車を呼ぶ生活とデブのどっちがいいかというならば、私はデブを選びます。太っているくらいなんだ!太る代わりに元気でいてくれるなら太ってたってかまわない!
足のマヒがもっと取れたら運動もできるようになるだろうし、痩せるのはそれから!
今は完全にマヒを取ることに集中したいです!
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