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阿是穴の刺激で感覚に変化が。

昨日私は近所の鍼灸院に行きました。自分の左目周辺の硬さを取ってもらいに行くとちょっと目が見えにくくなっていたのがよくなりました。AIアートのし過ぎで目が痛い痛い。顔の筋肉がこりまくっていました。

鍼灸の先生はうちの子供の足について親身になって相談に乗ってくださいます。

延髄ケアを勉強している時も「身柱がいいよ!絶対そこ!」とアドバイスをもらっていたのです。

実際にはお尻の穴の横をいじると「身柱に反応があった。その間は何もなかったけれど急に飛んだ」というと首をかしげていました。

うちの子供の身体を触ったときに冷たくてグズグズとした触り心地の場所があったのです。それをマッサージしているとその冷たい場所は移動しました。移動するたびそこを触ってやるとまた移動するので、その場所を書き留めておいたものがこちらです。

1、5、9、15の場所で特に強く反応がありました。5を触ると15と肩甲骨の間に反応がありました。

この図を見せながら体の上の方よりも下半身の反応が強かったというと先生は「それは阿是穴(あぜけつ)だよ」と一言。

阿是穴とは「本来ツボとされている正穴とは別に、正穴から外れた場所にあるツボのことでこれは人によって違うしその時々で変わる。ツボなのかどうかというとツボだけども、皆に使えるツボかというとそうではない。だけどこれが出ているときはこのツボを使うべきだし、これを見る限りこれは肝系のツボのあぜ穴だね。」ということらしいです。


さらに「ツボには簡単に言うと陽と陰とがあるんだけど、この子に反応のある場所は陽の方だよね。でも立って歩くということを考えるなら陰の系統に反応があるべきだし、順序で言うとそっちの方が生命としては最初に来るべきだから、腎の気を高めてやるためにも足の内側の方に何かないか探してみてやってくれないか。」と言うのです。

漢方の先生も同じことを以前言われていました。腎の気を高めるのが先と。

確かに足の内側にも弱い反応を見せる場所はあるにはあるんですが、触ると子供が嫌がったりするのでなかなか触れなかったんです。痛がるとまでは言えないけれど嫌な違和感があるようで触ると気持ち悪くなるようです。


そこで私は子供の反応のあった場所で、自分ですえれる場所にお灸をすえてみました。子供でする前にまずは私に。

足の裏側はこうです。普通と言えば普通のような気がしますが。


足先はこうです。

手はこう。



足の指の間などはお灸はすえにくいので手で揉んでみました。激痛が走ります。子供もそこは同じように嫌がるので相当痛いのでしょう。

ただこの場所を揉んでいるとしばらくしたら痛くなくなって、私の場合は目が見えやすくなりました。子供はよく喋るように。


奇穴や阿是穴の反応は良いので続けていると子供にいくつかの変化がありました。

①お風呂のお湯を熱がらなくなった

以前はかなりぬるいお湯でも熱い熱いと言って入れなかったのがかなり熱いお湯でも「気持ちい~い」と言いながら入るようになりました。温度感覚に変化があったのかもしれません。


②ひざの痛みを激しく訴えるようになった

以前はこけようがぶつけようが「痛いでしょ?」というようなシチュエーションでも全く痛がらなかったのに、正しく「痛みを感じる」ということができるようになってきたようです。当然以前は痛くないので頻繁にコケていました。今はコケると痛いと知っているので気を付けて体を使うようになったようです。

これは良い変化。



③舌の動きが良くなったので早口の歌を歌えるようになった

最近はこの歌を練習しています。

こっちも。

かなり早口です。


④字を書きたがるようになった

今まではペンを持たせてもグチャグチャの線を描くか点描画のように点を打つだけだったのですが、その点が徐々に道をつくるようになってきています。細かい指の動きが可能になってきたのでしょう。少しペンを動かして止めるという動作ができるようになりました。

本人に尋ねると「これは絵じゃなくて字よ。お母さんと一緒」というのです。まだ字にはなっていませんが、そのうち読めるような文字を書いてくれるのかも。

ゆっくり見守りたいと思います。


⑤歯磨きを嫌がらなくなった

以前は口周りの麻痺でビリビリするのか歯磨きを盛大に拒絶していましたが、最近は嫌がらなくなりました。自分で歯ブラシを持ってきて磨いています。それでも一部分はまだ麻痺がのこっているらしく、唇の動きが悪い場所があります。そこは歯垢が溜まりやすいので注意が必要です。

というように、おおむね「感覚に関する変化」がありました。


これは短期間で効果が出たので「凄い凄い」と大騒ぎしていたのですが、鍼灸の先生も整体の先生も「僕らは触れないところだよね。お尻の穴の横なんてどんな患者さんでも嫌がるだろうし効果がいくらあっても叱られちゃう方が多いよ」と言います。

先生たちはよく「親にしかできない、医者にできない治療というものがある」と言われます。

これはその1つかもしれません。

次は足の少陰腎経について勉強してみたいと思います。

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