見出し画像

Midjourneyで日本人女性の顔を描く

MidjourneyというAIでお絵かきをしていると、女性の顔を描かせることは本当に難しい…。特に美人の顔となるとさらに難しい。

それでもこのAIは外国人女性ならそこそこ美人に描くのに「日本人女性」と指定するや否やとてつもないブスを描いてくる。

顔のパーツも配置もどこかリアリティのある感じ。

鼻の穴がデカイとかすきっ歯だとか薄毛でどこか髪の毛がパサパサしてて切れ毛が多そうに描いてくる。エラが張ってて眉毛が左右対称じゃない。そしてなにより顎がひけていて鼻筋が通っていない。そもそも団子っ鼻。そうするとどこかいじわるそうな顔になってしまう…。

AIは正直なのです。決して嘘はつかない。日本人は世界の国々に比べると確かに美人は少ないのでしょう。素直に「日本人女性を描いて」と言っても忖度して美人になど描いてくれないのです。

そこであえてプロンプトに「美人」「相当な美人」「めちゃくちゃ美人」みたいな指定を入れてみるのだけどそれらは全然反映されず壮絶なブス画像を大量に生産されてしまいました。まだ「中国人女性の美人」のほうがまともなものを描いてくるのに。

あえて「アジア人」と指定すると勝手に中国人を描いてくるけど中国人が好きな中国人の顔と日本人が好きな日本人の顔は違いますよね。たとえAIが独自の判断で「日本人と中国人の顔はそれほど変わらない」と思っていたとしても、日本人には日本人の好きな美しい顔というものがあって私はそれを描きたい。


そこで工夫に工夫を重ねた結果がこちらです。

Suzu Hirose, single line art portrait, Japanese woman, beautiful woman,

「広瀬すず」と入れると何かよくわからないけどとにかく美人を描いてくるという事実が判明しました。

誰一人広瀬すずっぽくないけれど。

これは全員広瀬すずで出てきた女性たち。

もはや「広瀬すず」は人の名前ではなく「美人の日本人女性」という意味を成しているに違いない。

ちなみに

・美人女優
・タレント
・パリコレモデル
・お姫様
・女神

と言ったキーワードを入れていくと美人度が増していきます。広瀬すずという名前はおそらくこれと同じ意味合いを持っているのでしょう。

さらにカラーでどんどん描かせていきましょう。

私はこの子が一番好き。かわいい~。と、思ったらこれが一番広瀬すずに近いのでは。

でも大抵は誰かに似ているような気がしなくもないけれど誰だったか名前が思い出せないというギリギリのレベルで描いてきます。

似ている人がいた気がするけど誰だろう?!とモヤモヤしながらもいろんな女性を描いていくと、私は池田エライザさんに似ている気がしたので「広瀬すず」を「池田エライザ」にして生成してみたところこのような画像が出来上がりました。

AIは池田エライザという名前は知らないけれど、「美人と言えば池田エライザのような顔だ」と思っているんでしょうね。

試しにそのほかの有名女優さんやモデルさんの名前を入れてみたのですがほとんどの名前で同じ女性の顔を描いてきていたので人の名前ではあまり描き上げてくるものに変化はありませんでした。

ちょっとだけ違ったのが白石麻衣さんでした。これはなんとなく人物と名前が一致していますね。


AIが描く「美人の日本人女性」の目はどこか凛とした印象のものが多いです。私はもっとか弱くてふわふわした印象のいかにも女性的な人が「美人」として描かれるのだとばかり思っていたので意外でしたが、私もこういう「自分の意思のある女性」というか、自立した印象の女性がきれいだと思うので嬉しいです。


今回はこちらを/imagine prompt:の後に入力するだけでOK。この系統の顔を大量に生産できます。

線画のほうがこちら:

suzu hirose, shoulder length hair, single line art portrait, Japanese woman, beautiful woman,Paris collection model, talent, actress」

カラーで立体感のある絵がこちら:

suzu hirose, portrait, Japanese woman, beautiful woman,Paris collection model, talent, actress,8k render, high octane, extremely detailed, ultra realistic,Photorealism,bright light」

ただしsuzu hiroseとありますが、広瀬すずさんの顔の人は描けません。

今は無理でもそのうちAIが学習してくれればかける日もくるでしょう。


問題はこの画像のように左右の視線が一致せず、ぐにゃりとした違和感のある状態になってしまうものも多く出来てしまうこと。それはスルーして大量に作るとピントの合った顔がいくつか生成されます。失敗作は気にしない!数こなせばいいだけ!


そしてたくさんのボツ画像を作りながら、美人に生れてくるということは本当に奇跡的なことなのだと実感しました。

はぁ…。


※ この記事の内容はMJ3リリース後は通用しなくなりました。MJ2で試してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?