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地図状舌・舌痛症の治し方まとめ

私は今まで地図状舌と舌痛症についてあれこれとまとめる記事を書いてきたのですが、この2つの症状は糖鎖のリングに関係して説明してきていたために地図状舌の患者さんから質問をされるたびに「noteの記事を読んでね」と言っていたのですが、頻繁に「わからない」と言われるので、できるだけ簡単にまとめ直してみたいと思います。


地図状舌・舌痛症は口の中の粘膜が剥がれて痛くなる病気です。
こんな風に。

重度:

穴が開いてブツブツとしたものが見えている

中度:

まんべんなく広く脱落している

軽度:

真ん中がちょっと剥げている程度


見るからに痛そうでしょ?本当に痛いんですよ、コレ。

これは舌の表面のシアル酸が脱落している状態です。表面のシアル酸がとれてしまうとその下の組織もガタガタに崩壊します。

シアル酸というのは糖鎖という性質のもので細胞と細胞をつなぐ働きをしているノリのような役割の物質です。

実は口腔内の粘膜が剥がれるときというのは体全身のシアル酸が失われていて、特に影響が大きいのが脳です。次は筋肉や骨などで、筋力が低下するので疲れやすくなります。

脳のシアル酸が失われるとどうなるかというと脱髄という症状が起きます。ある程度健康な人なら寝ている間に修復されますが、糖鎖の生産が上手くできない体質の人やそういう病気の人は髄鞘という部分が脱落したときに脳や粘膜のシアル酸が失われてベロに穴が開いたりねばついた便が出たりします。物忘れがひどくなるはずです。

脳の中でシアリダーゼが増えるのはどんな時かというと、エストラジオールやアロマターゼが増えた時です。シアル酸がこれらに引き寄せられシアリダーゼも増えます。またシアリダーゼを作るジンジバリス菌というのがいます。これは歯槽膿漏の原因菌として知られていますが皮膚の上や部屋の隅の埃の中、水回りのねばついた汚れの中などにいます。

舌痛症の治療に必要なことは薬よりもまず最初に「ジンジバリス菌を家の中からできるだけ除去する」ということです。

・毎日掃除機をかけて埃がない状態にする
・週に2~3回はキッチンやお風呂場をカビキラーなどで消毒して一切汚れていない状態を作る
・家の中に段ボールなどを置かない、本などの紙製品も同様
・換気を定期的にし、プラズマクラスターの機械などをうまく活用する
・シーツを頻繁に洗濯して汚れた枕などでは絶対に寝ない
・古い靴下は捨てる、靴は汚れる前に洗う
・足ふきマットなどは置きっぱなしにせずすぐに洗う

つまり部屋が汚いと、舌痛症は絶対に良くなりません。
埃と水回りの中にいるんです。

このジンジバリス菌は口の中や鼻の中によくいるので、歯磨きや鼻うがいは必須です。髪の毛にもいるので私は髪の毛をベリーショートにしていて、子供の地図状舌が猛烈にひどくなったときは家族全員丸坊主です。全身の毛を処理してエタノールで除菌すると明らかに違いを感じられるので毛の処理は必須です。

・水や塩だけで歯磨きをする
・体毛を短く処理する、髪の毛は長くしない

・エタノールで除菌する
・鼻うがいをする
・耳の後ろがべたべたしていたらそこに菌がいるのでよく洗う

私は寝る前に必ず頭皮と枕元をエタノールで除菌してから寝ます。これは大きな違いを生みます。特に口の周り、喉、胸元なども除菌したほうが良いです。

舌痛症の敵といえば「ジンジバリス菌」なのです。

次亜塩素酸ナトリウムで除菌すると地図状舌が酷くなるのでエタノールがいいと思います。


買うとしたらこちら↓


ジンジバリス菌を減らす薬というのがいくつかあります。

1つはGABA。もう1つはベルベリン。

GABAは簡単です。サプリメントで売っているので。100%ピュアパウダーで添加物の入っていないものを使いましょう。

ベルベリンは黄連という生薬の中に入っています。黄連は単体ではあまり効果が感じられず他の黄色い生薬と組み合わせると良いですが、いくつかタイプの異なる漢方薬があるので体質によっては合わないものも多くて、安易に「ちょっと試してみよう」と思ってやると舌痛症は酷くなりその後の回復を妨げると思うので体質の見極めが確実になってからやるものだと思います。

ほかにいっぱいやることがあるので先にそちらを。


人間の身体に炎症が起きると「抗炎症ホルモン」であるコルチゾールが分泌されます。これは多様な働きを持っていています。

・血糖値が上げるホルモン
・抗ストレスホルモン
・目を覚ますホルモン

などです。

たとえば「おなかがすいた状態で寝ようとするとなかなか眠れない。もやもやと嫌なことを思い出しては目がさえてしまう」ということがあると思います。これは血糖値が低い状態なのでコルチゾールが分泌されて血糖値を上げようとしているのですが、これは目を覚ますホルモンであるので眠ることができません。そしてコルチゾールは使われすぎて材料が枯渇すると抗ストレスホルモンとしての働きを全うできないので鬱っぽくなったりします。

地図状舌・舌痛症の症状が出ているときは「コルチゾールが高い状態もしくはすでに枯渇した状態」と言えます。同時に「なかなか眠れない」であるとか「いやなことを考えてしまう」ので「舌痛症の根本原因はストレスが原因である」と間違えられやすいです。

特に炎症を抑えるホルモンが足りないから舌の炎症がおさまらないのだろうと、いろいろな薬を出されることがあると思います。グリチルリチン酸とか、ケトコナゾールとか。いわゆる抗菌剤です。コルチゾールは天然のもので人工的に作った場合はステロイドという名前になります。ステロイドも沢山の種類がありますよね。でも実際にこれらでは効果がないですよね。

理由はコルチゾールが上がればエストラジオールが増えるのでシアリダーゼが増えることによってシアル酸の脱落が起きて地図状舌が悪化するからです。

・ステロイド剤は使わない
・フケ症用のシャンプー、水虫の薬、口臭予防のマウスウォッシュ、加齢臭対策のボディソープなどにも似た作用の成分が入っているので使ったらだめです

舌痛症の改善にとって絶対に必要なことは「コルチゾールを上げない」ということに尽きます。

コルチゾールを上げなければテストステロンが上がるので人は寝れます。寝れればその間にシアル酸が修復されて地図状舌は治ります。この病気は「寝て治す病気」です。

同時にシアル酸を含む食品を食べないと材料が足りません。

シアル酸を一番安価に大量に摂取できるのは鶏卵です。卵の白身と黄身の間にあるひも状のものと卵黄膜に含まれているので、全卵を食べましょう。
体重が50~60kgの人間が1日に「維持のために必要とするシアル酸」の量は卵4個だと言われています。治療に必要な量は6~8個。毎日食べ続けるのは大変ですができる範囲でいいのでやってみると違いを感じられると思います。

この時注意するのは「だし巻き卵」「キッシュ」のような食べ方をすると効果が失われてしまうことです。シアル酸というのは糖とアミノ酸が結合したものです。調理の過程であまり「出汁」とか「砂糖」とか「ミルク」のような他のアミノ酸を含む食べ物と一緒に調理しないほうがいいかも。

・目玉焼き
・茹で卵
・卵かけご飯
・いり卵
・オムレツ

等が多いです。この時にお米やおかゆやブドウ糖などと一緒に取るといいです。サプリメントでも販売されていますが、卵を頑張って食べる方が安いです。糖鎖サプリメントは高額ですからね。


特にコルチゾールは夜中に上がりやすいので、寝る前に糖質を取ってから寝ると良いです。

・ブドウ糖水溶液
・あんこ水
・クッキー2枚
・プリン1個
・おにぎり1個

などのようなものを食べてから寝ると、夜間低血糖にならないのでコルチゾールが上がりにくいです。

夜間低血糖になると

・歯ぎしり
・寝言
・反り返り、足がつる➡起きた時に首や腰が痛い
・頻尿
・夜中に何度も目が覚める

というような症状が出ます。

歯ぎしりをしていると「ストレスがある」というように言われて歯医者などでは歯固めを作らされますが何の解決にもなりません。これは「血糖値が低い」というのが根本的な問題なので「甘いものを食べて寝る」ということで解決します。寝る前にものをたべるのはダイエットの敵ですが舌痛症の人はそんなことを言っていては治りません。

コルチゾールは脂肪をつけて筋肉を溶かすホルモンなので、実際は食べずに寝る方が太ります。もし食べずに寝て痩せているのなら、夜間に足りなくなった脳で使うためのエネルギー(糖)は脳細胞自体を溶かして生成されます。これが脱髄。

髄鞘を分解するとアスパラギン酸とオリゴ糖ができます。オリゴ糖は多糖類で分子の数が多く、グルコースと比べても効率が良いので急激にエネルギーを確保できます。

舌痛症の根本原因は「夜間低血糖による脱髄」です。

沢山寝れたなぁと思う日は舌の調子もいいはずです。目が覚めるということはコルチゾールの働きなので、寝れないということは脳の糖が足りずに脱髄したということ。脱髄するときはシアリダーゼが増えるので脳だけではなく、舌のシアル酸も脱落し口の中の粘膜も荒れます。


そして「口の中の粘膜であるムチンと結合しやすい食べ物」というのが存在します。粘膜をはがす食品に含まれる成分が「ガレクチン」です。これはウリ科セリ科キク科などの植物に多く含まれていて、これ自体も糖鎖です。ガレクチンは先に「セレクチン」が作用してから働くものなので、牛乳などもあわないはずです。

たとえば昔のヤクルトやカルピスを飲むと人によっては口の中にだまだまとしたものが溜まっていましたよね。あれは乳製品に含まれるレクチンが粘膜のムチンと結合し人体のほうが負けてはがれて落ちたもの。だから自分の体の一部が舌の上にたまっていたんですね。でもあれができやすい人とできにくい人がいました。最近のカルピスなどは対策されていてはがれにくくなっていますが人によってはまだ剥がれます。はがれやすい人が地図状舌・舌痛症になりやすい人と言えるので、レクチンを多く含む食べ物を食べることはできません。

レクチンの多い食品を食べてムチンが脱落すると炎症が起き、コルチゾールが上がって悪循環になります。いくらいろんなことを気遣っていても食べ物で脱落させていたらきりがありません。

こちらのページで解説しています。私は糖鎖のリングで言うとAタイプです。Aタイプというのはレクチンと結合して粘膜がはがれやすいタイプの体質であるということなので、地図状舌・舌痛症の人はAタイプのご飯を食べていると間違いがないです。

地図状舌・舌痛症の状態にあるということは、シアル酸が少ない状態なので糖鎖のリングで言うと右側に偏った状態です。右側の人はガレクチンが食べられません。


簡単にガレクチンの多い食べ物を説明すると、植物の種です。草食動物に種を食べられると植物は絶滅してしまいます。ですから種には毒が含まれています。これは一度食べるとバタリと死ぬような毒ではなく徐々に不妊症にしたり認知症や癌にしたりして動物を緩やかに衰退させる毒です。この毒は体の中のコラーゲンを失わせるのです。粘膜もコラーゲンですよね。皮膚も筋肉も骨もコラーゲンがないと正常に作られません。だから元々体内にコラーゲンが溜まりすぎて困る体質の人(糖鎖のリングの図式の左側の人)にとっては「植物性の種を含む食品」というのは薬になりますが、そうではない体質の人(糖鎖のリングの図式の右側の人)は毒になってしまうわけです。

「健康に良い玄米を食べよう、菜食主義がいいはずだ。トマトを沢山食べよう。ポリフェノールは体にいいからチョコレートを食べよう。ゴマの健康!青汁!酵素ドリンクがいい!栄養を沢山取ろう!デトックスが大事!」などという考え方でご飯を食べていたらガレクチン食材だらけなので地図状舌・舌痛症は必ずひどくなります。乳製品と果菜類の組み合わせがより脱落を促進するので危険です。

特にポリフェノールというのはそれ自体が糖とアミノ酸が結合したものです。糖鎖のリングが右の人にとってポリフェノールという物質は毒です。自分の体質がどのタイプなのかがわかれば何を食べればよいのかがわかりますが、世の中にあるほとんどの「食事療法」は左側の体質の人たちのために生み出されたものです。人間はみんな同じではありません。

ビーガンやマクロビオテックなどの菜食主義は左側の体質の人には良いです。たまりすぎた糖鎖を排出するためにあえて毒を薬のように使って「デトックス」をする必要のある体質のひとです。ですが舌痛症の人はこれとは真逆の考え方をして「糖鎖を体内に温存しなければならない体質」です。

外国で生まれた食事療法は外国人のためのものです。地図状舌はAタイプの体質の病気なので何を食べたらよいのかというと、日本の昔からの和食です。

難しく考える必要など何もないんです。和食を食べていればいいんです。


では、治し方をまとめてみましょう。

①ジンジバリス菌の除菌

・エタノールで体についたものを除菌する
・家の中を頻繁に掃除しておく
・歯磨き鼻うがいなどで体内のジンジバリス菌を減らす
・GABAなどのサプリメントで減らす

②糖をしっかり取って寝る

地図状舌・舌痛症は「低血糖によるもの」ですから、沢山糖質を食べましょう。地図状舌が作られるのも寝ている間ですが治療されるのも寝ている間です。

・餅
・あんこ
・たまご

よく食べてよく寝るのが大事です。

③レクチンを多く含む食品を避ける

セレクチンとガレクチンを多く含む食品を食べてはいけない。肉、魚、野菜ごとに食べられる部位が異なるので、それを理解したうえできちんと食べることが大事。菜食主義になってはいけない。

・植物の種を食うな
・動物の内臓と乳を食うな
・魚介のねばねばした部分を食うな


これらをやったうえで、薬を使っていくべきだと思います。

どんな薬が効果があるかというと

・夜間低血糖に効果のある薬
・シアリダーゼを抑える薬
・コルチゾールを下げる薬
・エストラジオールを抑える薬
・ジンジバリス菌を殺す薬

ということになります。

私は次のような薬を使っています。

・テストステロン軟膏(コルチゾールを下げる薬)
・エストラジオール阻害薬(テストステロンを上げて間接的にコルチゾールを下げる薬)
・GABA(シアリダーゼを抑える薬)
・甘麦大棗湯(夜間低血糖に効果のある薬)
・温胆湯(シアリダーゼを抑える薬)
・立効散

立効散が効果がある理由は全く分かりません。ただピタリと症状がおさまるだけです。本当に不思議。効果がある理由を完全に理解できたら他の糖鎖の病気も治せるかもしれませんね。

地図状舌・舌痛症はAタイプの状態の症状なのでAタイプの私の体質からするととてもシンプルに治療が可能なものです。ですがAタイプ以外の人がなることもあります。この場合はこの理論通りまっすぐにはいかないのです。特に女性と男性で治し方が異なります。なぜなら糖鎖の偏りは性ホルモンの偏りを生み出すので、男性と女性が同じ治し方で治るとは限らないからです。

Aタイプの私に効果があったのは、立効散がダントツですが口の中のねばつきが多く歯ぎしりや反り返りが大きい時は甘麦大棗湯も効果がありました。これは睡眠時の血糖値を高くキープするための薬なので、夜間低血糖を改善してコルチゾールを下げるという意味では効果がありますが甘草という生薬が入っているので長期連用すると逆効果ですし使いこなすのはちょっと難易度の高い薬です。

Dタイプの女性やBタイプの男性が地図状舌・舌痛症を発症したときは、立効散が効きにくいはずですし、Cタイプの人には逆効果かもしれません。別の薬を探さなければならないです。効果のある薬だけではなく食べる食べ物も当然変わります。

漢方薬は地図状舌・舌痛症の治療には効果があると言われているものでも効かない人が多いというのはそういうことです。

ということは、ジンジバリス菌だけでなくコリネバクテリウム属の除菌も組み合わせることで糖鎖のリングを正常に回すことができるなら、両方の菌の除菌はAタイプ以外の人の地図状舌・舌痛症の改善に必要なことだと思います。

ということは、地図状舌・舌痛症の改善に役立つ生薬はこれらの記事の中のどれかかもしれません。

私は立効散だけでは完璧ではなく、何度でも再発してしまうものだと痛感しています。ですから立効散ともう一つ他の何かの生薬を交互に使うことで完全にこの症状を封じ込めることができるのかもしれないと考えています。

立効散はたとえば生姜焼きと一緒に食べると心臓がバクバクして呼吸がつらくなるようなデリケートなお薬です。ショウガとの相性が悪いのだと思います。ですから2つの薬を使うと言っても併用するのではなく、期間をあけて交互に使うようなやり方が良いと思います。

そして糖鎖の偏りに関してもう一つ注目すべき点があります。それがケイ素と硫黄の関係です。左側のCDタイプの人はケイ素が足りず、右側のABタイプの人は硫黄が足りない体質になります。ですから地図状舌の時はケイ素を避けて硫黄を取るほうが良いです。

例えば硫黄が多いのは卵や玉ねぎと言った食品ですがMSMのサプリメントも販売されているのでそれを使うと良いです。その時に塩と一緒に飲むと効果が高いです。これは細胞膜を作る仕組みに関わることですから糖鎖そのものの生産に深い意味を持ちます。

この商品のスプーン1杯に対して8分目まで塩を入れて水に溶かして飲むと良いです。ケイ素を避けるというのは「錠剤やサプリメントに含まれる添加物や、シリカ水などのミネラルウォーターを飲まない」ということで可能です。珪藻土の壁材を使わないとか、歯科材料にセラミックを使わないというのも重要だと思います。

硫黄が良い理由はもう一つあります。

脳虚血になった時などに脳内では特定の古細菌が増えます。これに敵対する古細菌が存在し、その古細菌は髄鞘化に関わっていて、硫黄代謝微生物でもあります。私は玉川温泉によく行くのもこの温泉にその微生物が多く含まれているからです。ですがただ温泉に入るだけよりも、硫黄を含む玉ねぎなどをそこで食べたほうがより体調がよくなったという実感があります。

舌痛症の人に話を聞くと大抵は具合が悪くなる前に「変な風邪をひいて3日間43度の熱が続いた」と言う人が多いです。「凄い頭痛が数日続いてその後舌が痛くなった」「出産時に難産でひどく苦しんだ、産後体質が変わってわけわからんことになった。次々にいろんな病気になってそれらは治ったけど舌がずっと痛い」「つわりが重かった、人はつわりでは死なないというけど本当に死ぬかと思ったほどでずっと入院していた。産んだ後に舌がいたくなった」「癌になった。癌が治ったけど舌の痛みが残った」という話を聞きます。

なんだかケガの後遺症みたいですよね。
そしてほっておいても治りません。

うちの子供も低酸素虚血性脳症で脳に障害が残り、地図状舌になりました。いろんな理由で体調不良になり、糖鎖の生産の構造に問題が残ったら舌の表面の組織を正常に作ることができなくなるのだと思います。

糖鎖のリングの体質の偏りの影響はありますが、生まれつきの病気でも遺伝でもありません。


絶対に何かして治さないと治らない病気ですが、よく知らないお医者さんは「経過観察しましょう」と言います。通っても意味がないのでそうなると誰も通わなくなります。それではお医者さんも何かしないとお金につながらないので「ビタミンやミネラルが足りないのだろう」などと言ってサプリメントを売りつけます。このパターンの話は本当にいろんな舌痛症の人から聞きますが誰もよくなっていません。

絶対に何にもわかっていない医者が雰囲気だけで物を言ってるとこういうことになるんです。地図状舌を「栄養不足」「ストレス」「経過観察」のどれかを言われたらその医者に通うのはやめたほうがいいです。

ビタミン剤で地図状舌は治りません。

理由はサプリメントの形状が錠剤などの場合はケイ素を含んでいるために効果がないのです。ビタミンB系統が体の代謝の経路に合致しているのはCDタイプの人間だけです。ABタイプの人はこれらのビタミンを体外排出させるのに余計に栄養素を必要としてしまうので逆効果。特に地図状舌・舌痛症の症状が出ている時点でABタイプの可能性が高く、症状自体もABタイプの症状なのでビタミンBに効果があるわけがないんですよ。

ほとんどの舌痛症の人はマルチビタミンなどは食べないほうがいいです。ビタミンB6は特にひどくなるはずです。亜鉛や鉄分などのサプリメントも同様です。

ビタミンB12に関しては良いとは思いますがサプリメントではあまり実感がわかないはずです。それならば一般のドラッグストアで売っている激安の目薬を使ったほうがよほどいいです。上皮成長因子からのネガティブフィードバックでコルチゾールを抑えることができます。

ビタミンB3はあってもいいかなと思うんですが必要量が入ったマルチビタミンなどは全く日本ではほとんど売っていません。治療に必要な量というのは通常摂取すべきとされている量の450倍くらいの量なのですし毎日摂取するのではなくアンドロゲンとの組み合わせで使い分けるような代物です。卵、納豆、鰹節、海苔などの和食を毎日食べていたら別にサプリメントで摂取する必要は全くないです。うちの子どもは卵は1日7個、納豆は4パック、鰹節は握りこぶし4個分、海苔は全形で5枚くらい食べます。これくらい食べれば十分です。

それと柑橘類はコラーゲンを溶かす作用のある成分が多く入っているので食べると地図状舌は悪くなります。クエン酸もイソチオシアネートと結合してしまい、エストラジオールが増えてしまうので地図状舌には良くありません。野菜や果物のジュースを多く食べる人も地図状舌は改善しません。いくら好きでもみかんを食べまくるのはやめましょう。

それと糖アルコールの摂取は地図状舌を悪化させます。アスパルテームとかエリスリトール、スクラロース、キシリトールなどです。

症状が重い人はこれらを摂取すると一気に悪くなりますが、症状が軽い人は一瞬だけ改善したような気になることがあり、続けて使うとやはり悪化します。これは糖アルコールが血液脳関門を超えて脳の中に入り悪さをするからです。これらを摂取した後はガレクチンなどの物質が脳内に入りやすくなります。脳の問題を改善したいときにこれは絶対に足を引っ張られる問題になります。

脳は悪くなる時、一瞬だけ良くなったようなふりをすることがあります。逆に良くなる時、一瞬だけひどく悪くなったようなふりをすることもあります。糖アルコールは脳を騙す性質がある物質です。

絶対に避けたほうがいいです。



地図状舌は病院では「ストレスの病気」などと言われるかと思いますが、絶対に違います。それは糖鎖を勉強したら簡単にわかることです。どれほどこれが痛い病気なのか他人は理解してはくれません。食べることもしゃべることも難しくなる病気です。

お医者さんが勉強してくれないなら自分自身で勉強して治す以外方法がありません。地図状舌・舌痛症の患者さんがいらっしゃいましたら是非一緒に治していきましょう。

これは自分で治せる病気です。

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