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今日覚えたい文法

pain はパン?

  1. Bonjour. Je voudrais du pain, s'il vous plait.

  2. Bonjour. Je voudrais un pain, s'il vous plait.

上記の2文の違いは、冠詞が du か un かの違いですが、次の展開が違いますよ。

  1. Bonjour. Je voudrais du pain, s'il vous plait.
    - Oui, monsieur. Qu'est-ce que vous voulez comme pain ? 
    どのパンになさいますか?

  1. Bonjour. Je voudrais un pain, s'il vous plait.
    - Oui, monsieur, un pain. Ce sera tout ? 
    はい。「パン」ですね。他にはいかがですか?

どうしてこうなるのでしょう?

実はパリ付近では "pain" という名前のパンが売られているのです。

上から9行目に "Pain 400grs" って書いてありますよね。
これがその pain なのです。

どのようなパンといえば、太いバゲットです。
バゲットと同じ長さの直径5割増しのパンを想像してみてください。
それが un pain です。

一方 du pain はどんなパンでも指してしまうので、店員さんは困ってしまいます。パン屋さんで「パンをください」は当たり前ですもんね。

un pain は具体的な "pain" を指し示していて、du pain はなんか pain なのです。

「冠詞一つで景色が変わる」のです。
冠詞だけで意味が変わってしまうフランス語って、ややこしいですか?

おかずはあるからご飯を買おうか。
10時なのに、まだご飯食べてないの?

日本語も十分ややこしいですよ。

写真にあるパンの半分が、どんなパンなのか想像つかないです。
"pain sportif" なんてあるんですね。勉強になりました。

ご参考まで


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