見出し画像

今日覚えたい文法

日常の大過去形

さきほど友人が叫んだ言葉です。
Voilà ce que j'étais parti chercher.
これこれ、探していたのは!

j'étais parti の部分が大過去形です。
でも、なんで?

時系列で考えてみましょう。
1. 何かを探しに「行った」
2. 「見つけた」
3. 今語っている

現在から過去へ向かうとこうなります。
I. 今語っている
II. 「見つけた」
III. 何かを探しに「行った」

"I" 語っている時間で「今」ですね。これが基準の現在形になります。

直前の過去 "II" で、「見つけた」事実は複合過去形で表現されるはずです。
しかしながら、ここは発言者の脳内で感じていることであって、目の前にいるぼくには伝わっていません。(全て思ったことを口にしないのは日本語て同じことですね)

その前に何かを探し(取り)に、少し移動をしたのですね。そこが "III" ということで、「複合過去形の前に行った行動や状態」を伝える大過去形が使われたのです。

あ〜あ、だから言っておいたのに。(←牛乳をこぼさないようにしなさいよ、とか)
Ben voillà… Je te l'avais dit, non ?

大過去形や前未来形は日常に必要ですよ。
旅行会話と日常会話は違うものです。

ご参考まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?