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今日覚えたい発音

おそらく日本人が最も苦手な「鼻母音」

Prends ton temps.
c'est blanc.
C'est quand ?

これらをバラバラに、スマホの音声認識を使って文字にしてみてください。
最近のスマホは賢いので、長く話すと前後との意味のつながりを考えて、発音は違うのに「正解」に認識してしまうことがあります。

ここ数ヶ月、日本人発信している YouTube やインスタなどで授業を展開している「プロ講師」の発音に注目して見ている(聞いている)のですが、一様に [ɑ̃] の鼻母音が「狭くて音が低い」です。

みなさんは、ご自分の発する Prends ton temps. の3つの鼻母音が同じような印象で聞こえていないでしょうか。鏡にご自分の口元を移してもう一度 "Prends ton temps" と発音してみてください。

同じ口の形がずっと最初から最後まで続いている方は、発音矯正の必要がありです。

真ん中の鼻母音だけが「暗く低く」聞こえていますか?
よくできました。その調子です!

C'est blanc. と言ったつもりで、音声認識で C'est blond. と認識されてしまった方は、blANc の箇所で口を縦に大きく開き、音を上に投げ上げるイメージで発音してみましょう。そうすることで音が自然に「明るく高く」なるはずなのです。

C'est quand ? も全く同じで、口がすぼまったままで「暗く低い」音が出ている方は「明るく高い」音に変えてやる必要があります。
繰り返しになりますが、「口を縦に大きく開く」「音を上に投げ上げる」ことで間違いなく [ɑ̃] の鼻母音に変わりますよ。

本当に自分の音が「正しい」かどうかは、文脈がないところでスマホで確認すればいいのです。

「聞こえたとおりに真似してみる」←真似ができたら苦労はしない
「だいたいこんな発音」←大体はだめ
には限界があります。

Elle court elle court la maladie d'amour
(…)
Mais le plus douloureux, c'est quand on en guérit.
この歌は、地味に難しい…

12月のどこかで「発音記号が読めるように(仮)」という配信をする予定です。この講座をご視聴いただいただけですぐに発音がうまくなるなんてことはまったくないのですが、

「発音をカタカナで捉えことが少なくなる」
「雰囲気だけで発音する癖が減る」
ことはお約束できます。

詳細は追ってお知らせします。

ご参考まで

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