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今日覚えたい文法

文法ってなんだろう?

昨日梅田へ、きれいの人と大きいの人を、ひとついました。
昨日梅田に、きれい(な人)で大きい人が、ひとりいました。

まあこれが「文法力」、言い換えると「文法ができるできない」の違いでしょう。

なんとかわかるけど間違っている、間違っているけどなんとかわかる
気を使えば理解はできるけど気持ち悪い、気持ち悪いけど気を使えば理解できる

A hier, dans le Umeda, il y avait un beau personne de grand.
こんな感じでしょうか。

うわっ、かなり気持ち悪いです!

Hier, à Umeda, il y avait une belle personne grande.
ほっ、正しい文を聞くとちょっと落ち着きました。

まず日本語の文のどこが間違っているかを考えてみましょう。
なんか違うけどではなく、「どこが違う、なぜ違う」を考えてみることが、自分のフランス語の文法力を強化する、すなわち「理屈で言語を捉える」ことに繋がるはずです。

フランス語の文がどうして気持ちが悪いかは以下のとおりです。

A hier, dans le Umeda, il y avait un beau personne de grand.
✗ A hier:hier は基本的には副詞なので、前置詞は必要ない
✗ dans le Umeda:一般名詞でなく、形容詞がついている訳でもないので、定冠詞は必要ない。また「中外」を積極的に伝えたいわけではなく梅田は固有名詞なので、文の中に持ち込むには前置詞が必要だが、場所を示す基本前置詞 à で十分。
✗ un beau personne:personne は女性名詞なので une personneで、手前に置かれる形容詞の性数一致がなされていない。
✗ personne de grand:背が高い grand は名詞の後ろに置かれるが、形容詞なので前置詞 de は必要ない。une personne に対しで性数一致の必要がある。

un japonais personne de grand
日本人の大きいの人

気持ち悪いですね。

ご参考まで

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