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今日覚えたい発音

事の始まりは bibliothèque

10年ほど前に仲間と発音教材を作っていたときのことです。
なにかの折に bibliothèque の発音記号を見てビックリ!

blio の i は半母音になるので(これは正しい!)この箇所は「1音節」で発音され、bi/blio/thèque だと3音節だと信じて疑っていなかったし、実際にそのように発音していました。しかも、一度も訂正されたこともなく、完璧に「図書館」「本棚」として通じていたのです。

間違っていたら直してよ、ネイティブの皆さん!
だって、3音節じゃなくて4音節でしょ。
誰か直してくれていたら、生徒の皆さんに間違いを教えなくて済んだのに!

実はいつもお伝えしている「辞書を引いてください」という件は、この自分お失敗談から来ていることでもあるのです。

思い込みはいけないなぁ…

prier
plier
Briat (Savalin)
crier
trio
vrier
bi•blio•thèque
calendrier

共通項は、
子音2コ(2つ目はRまたはL)+母音2コ(1つ目は i
別の書き方をすれば、
子音+RまたはL+i+母音

この場合はいつも当該部分は2音節になります。

したがって trio は2音節
smartphone も2音節

なんだか合点はいかないけど、そういうルールなのです。

vrier は3音節
bi•blio•thèque は4音節
calendrier も4音節

triller
briller
griller
これらのつづりは、実は無駄があるのです。

上記のルールを使えば、trier, brier, grier でいいはずなのです。
triller(トリルで演奏をする)と trier(分別をする)はいいとしても、他の2つがなぜ iller で書いているのかは、歴史が決めたせいでしょうね。

半母音や音節に意識が高い学習者や教師が、少しずつ増えてくれることを願います。

ご参考まで

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