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今日覚えたい文法:

冠詞

ハンバーガーを作りましょう。何を入れましょうか?

( ) 内に何を入れましょう。
チーズ、ハム、玉ねぎ、トマト、ミンチ肉のステーキ(パテ)…

Qu'est-ce qu'on met dans un hamburger ?
 - On met ( ) fromage(s), ( ) jambon(s) , ( ) ognon(s), ( ) tomate(s), ( ) steak(s) haché(s)… ← s は任意です。

どんな冠詞を入れますか?

では、わたしが考える「正解」です。

Qu'est-ce qu'on met dans un hamburger ?
 - On met du fromage, du jambon, de l'ognon, de la tomate, du steak haché…

fromage(チーズ)や jambon(ハム)に部分冠詞 du が付くことは、少し文法を学習をした方ならおわかりいただけると思います。

チーズやハムは数えられない、数えにくいから、特に数を意識することなく食べたり使ったりする場合は部分冠詞を使う、のでしたね。

次の de l'ognon, de la tomate には、違和感を持たれた方が多いのではないでしょうか。

ここで先ほどの解説をコピペしたいと思います。

チーズやハムは数えられない、数えにくいから、特に数を意識することなく食べたり使ったりする場合は部分冠詞を使う、のでしたね。

玉ねぎやトマトは「数えられる」と思いこんでいませんか。
もちろん、数えられますよ。
一個まるごと、ならばね。

ハンバーガーに入れる状態の玉ねぎとトマトを、思い浮かべてください。

うっ、数えにくい… スライスされていたりグチュグチュになっていて、数えられない。数えるには、別の単位(tranche や grammes かな…)を使いたくなるな。

そう、そのとおりなのです。
買い物をするときには「〇〇個」と考える必要があるのかもしれませんが、ハンバーガーを作るときには、まることではなくスライスした野菜で考えるので、玉ねぎ・トマト・アボカド・レタス(ときにはピクルスも)はバラバラなのです。

そんな数えられない、数えにくい野菜を使ってハンバーガーを作るときには「部分冠詞」を使うのです。

du steak haché に関しては、ひき肉というイメージで使えば部分冠詞になりますが、形成されたバンズ(ステーキ)というも持ち合わせているので、un steak haché でも問題はありません。

昨日の記事の一節をコピーします。

冠詞は脳内のイメージの具体化です。
皆さんが見ている景色を、話し相手に伝えるのです。

ご参考まで

cf: ognon は間違いではありません。21世紀のフランス語ではむしろこっちが主流になるはずです。

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