今日覚えたい発音
je と tu
共通点は。
相違点は。
共通点を探してみましょう。
1. 1音節
2. 母音が「ウ」のような音
相違点を探してみましょう。
1. 母音が違う
2. 子音が違う
もちろん母音が違います。
ただ時々相談されることの原因は、母音ではなく子音に原因があるようです。
「je と言ったつもりが tu と理解されました〜」
je が持つ [ʒ]の子音と、tu が持つ [t] は全くの別物なのですが、誤解される大きな原因は…
音を作る時に、舌先が歯の裏や上顎に当たっているか、いないか。
たったそれだけなのですが、ネイティブにとっては大切なことなのです。
舌の先を歯の裏に当てないで、「ジュ」と言ってみてください。かなり日本語話者には難しいことですね。「ジュ」と発音すると、自然に舌先が当たってしまってしまうのです。ということは子音 [t] と共通点があるということなのです。
それでは、「シュ」と言ってみてください。舌先はどこにも触れていないはずです。誤解があることを承知で言えば、実は je の音は「ジュ」よりも「シュ」のほうが近いのです。
「ジュ connais」ではなく
「シュ connais」
「ジュ marche」ではなく
「シュ marche」
外国語話者はネイティブには成れないので、どこかうまく誤魔化しながら学習するしかないし、それでいいのです。
大切なことは「伝えたいことが伝わる」ことだと思います。
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