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今日覚えたい文法

中性代名詞再び

Sabine Azéma(有名なフランス人女優)と撮った写真が出てきたのです。

Nous étions jeunes et beaux. Sabine l’est toujours, mais moi, je ne le suis plus.

形容詞を受け直す時に使われるのが中性代名詞の "le" です。
前の記事の続きのようなものです。

中性代名詞を外して、形容詞を使い書き直してみましょう。

Nous étions jeunes et beaux. Sabine est toujours jeune et belle, mais moi, je ne suis plus jeune ni beau.

ここで、2つの疑問が浮かびませんか。
1. "le" は単数形(少なくともそう見える)なのに、受けている形容詞は jeunes et beaux / jeune et belle と2つある。
2. 最初の文で使われている文は2人まとめて nous で表しているので、男性複数形の jeunes et beaux、次の文の主語は女性の Sabine なので jeune et belle と女性単数形が使われている。

結論は「いいんです!大丈夫です!」

  1. 「若くてカッコいい」というまとまったイメージを受けているのです。

  2. "le" は形容詞を受けるので、その形容詞が男性形なのか女性形なのかということに関与はしません。もちろん、単数形か複数形ということにも関与はしません。そもそも le は男性形ではなく「中性代名詞」と呼ばれているのですから、名は体を表しているのです。「"le" は男性形だから… 」それは冠詞の "le" の話です。

結論です。
1. 形容詞の数が2つであっても(3つであっても)"le" で受けることができる。
2. 形容詞が女性形であっても複数形であっても "le" で受けることができる。

中性代名詞の "le" が使えるとカッコいいのですよね。
怖がらせないで、一歩を踏み出しましょう!

ご参考まで

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