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今日覚えたい発音

フランス語の方言・訛り

今日は独り言のようなエッセイです。
教育的なことはほぼ書かないと思います。

3日前から南仏 Ardèche の友人宅にお世話になっているんだけど、とにかく訛りがすごいのです。

Il a un accent à couper au couteau.
訛りがすごい。

フランス語における訛りというのは、一般的には「音の違い」です。文字にすると同じなんだけど、音が違う。

「音に依存している」ぼくは、音が少し違うだけで「ん???」となっているのです。意味を判断する時間が若干長くなるのです。

脳が混乱しているのがわかる。
ほんの0.何秒かだけれど。

一方彼女が話すフランス語は耳に心地よく、全く問題なく理解できるのです。ここから数十キロの隣町に住んでいるのに。

Au fait, Diane, tu as grandi dans le coin ?
 - Non, pas du tout, je suis né dans la région parisienne et je me suis installée à Valence à 11 ans, au collège.
 - Ah, d'accord. Ceci explique cela. T'as pas d'accent. Non, t'as plutôt l'accent parisien. 

ところで、この辺で育ったの?
 - 全然。パリの辺りで生まれて、中学に上がったときにこのあたり Valence に引っ越ししたの。
なるほど。腑に落ちたよ。だからパリ訛りがあるんだね。

ここの息子は、パリのオペラ座の研修生になるために、数年前から一人で寄宿舎生活をしているのです。
久しぶりに会ったら、訛りが薄くなっている…
子供時代の環境って「音を決める」大きな要素なのでしょうね。

「1週間で学ぶ南仏訛り」
そんな教材がほしいなぁ。

ぼくの理解力が低すぎると言うか、パリの音に反応しない耳(脳)をなんとかしないと。

ご参考まで

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