今日覚えたい文法
quoi の役割
Tu es sorti ? - Quoi ?
Tu as sorti ? - Quoi ?
この2つの quoi は全く役割が違うことにお気づきですか。
日本語の「何」と同じなので、説明する必要もありませんが、外国語と向き合うと、必要以上に思い込んだり頑なになったりするものなのです。
「こうでなければいけない」
「習ったことが全てだ」
そんな事はありませんよ。
Tu es sorti ?
解釈を試みてください。どういう意味でしょう?
動詞 sortir が複合過去に活用していて、その際に助動詞は être が選択されています。ということは、自動詞で使われている(ココ大事!)ということです。
自動詞としての sortir は「出かける、外出する」ということでしたね。
出かけたの?外出をしたの?
ーなに?(なんと言ったの、聞こえなかった)
Tu as sorti ?
動詞 sortir が複合過去に活用していて、その際に助動詞は avoir が選択されています。ということは、他動詞で使われている(ココ大事!)ということです。
他動詞としての sortir は「取り出す、外に出す」ということでしたね。
外に出したの?
ーなに(を)?
複合過去形を作るときの助動詞を適当に選択してはいけません。
特に、
sortir, rentrer, monter, descendre, retourner を複合過去形、第過去形、前未来形… 等の複合形に活用するときは、最大限の注意を払ってください。
Je suis sortir du café.
J'ai sorti du café.
別物ですね。
どういう意味になるかは、自分で調べてみてください。
わからないことと対峙する時間がながければ長いほど、学習効果が高まって記憶に定着しやすくなるはずです。(le Ciel フランス語教室調べ)
ご参考まで