見出し画像

「火の鳥」 公式 期間限定配信中 

 ということで、はまってしまいました。

 もちろん「火の鳥」は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
「火の鳥」は手塚先生がライフワークとして手掛けた作品だそうです。
 テーマは「生命」
手塚先生天才ですね。どうしてこんな作品が作れるのでしょうか。

 どれも、素晴らしいのですが、私が印象に残った中の一つを、すこ~しだけご紹介致します。


~火の鳥よ教えてくれ、貴方ならわかるはずだ。
  どうしたらアメツチの神を仏教から守れるのか、教えてくれ~

 それはできないわ。

 私は人の争いに干渉する事はできない。
私はただ見ているだけ。

 仏と神の争いは結局、人の欲望が生み出したものだから。
人は昔から、神をめぐる争いを続けてきた。

 でも、神も争いも、人間がつくりだしたもの。
だからどちらも正しいのです。

 正しい者同士の争いは止めようがないわ。

~牽制でアメツチの神を押さえつけるのは、正しいというのですか?~

 悪いのは仏でも神でもない。

 悪いのは、仏や神を利用しようとする人の欲望。
欲望と結びついた時、宗教は止めどなく残酷な道具になってしまう。

火の鳥11話「太陽編 その四」より

 私はバックパッカーをしていた時、「あなたは何の宗教に入っているの?」と本当に聞かれました。国によっては、宗教がその人のアイデンティティーを決めているのですね。その時私は、「宗教はよくわからない。みんなそれぞれいい事を言っているのに、どうして争いがあるのかわからない。」と答えました。その時、ニコーっと笑ったブルーノ(90歳)という宗教家の顔が思い出されます。

 それはさておき、仏教が国を支配しようとしている時の様子、人間の欲望が渦巻いている世界を鋭い洞察で描かれていますね。

 「火の鳥」はもちろん、これだけではありません。宇宙に飛んだり、日本の始まりや、人類の始まりまで、壮大なスケールで描かれています。

火の鳥がどんな構造だったか、「note」でみつけたので、シェアさせていただきます。

 Youtube大学もおもしろいですよ。

「火の鳥」公式サイトは、何故か貼り付けが出来なかったので、ご興味ある方は検索してみてください。期間限定が一体いつまでかはわかりませんが、おすすめです❣

 

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?