見出し画像

DVD鑑賞の感想「土を喰らう12ヶ月」

昨日観たDVD「土を喰らう12か月」がとっても良かったので、その感想をシェアしま〜す。英語では「The ZEN Diary」。

原作は「土を喰らう日々。~我が精進十二ケ月~」水上勉著👇

昨年、2022年に上映された映画。準新作になっていました(*'ω'*)

🌸あらすじ

長野の人里離れた山荘で1人で暮らす作家のツトム。
山で採れた実やキノコ、畑で育てた野菜などを料理して、四季の移り変わりを実感しながら執筆する日々を過ごしている。

そんな彼のもとには時折、担当編集者である歳の離れた恋人・真知子が東京から訪ねてくる。2人にとって、旬の食材を料理して一緒に食べるのは格別な時間だ。悠々自適な暮らしを送るツトムだったが、13年前に他界した妻の遺骨を墓に納めることができずにいた。

物語は立春から始まります。

季節は二十四節季で表現されており、やはり日本の昔の暦は言葉も美しいなと感じました。

ちなみに七十二候で、今日は「大雨時行(たいうときどきふる)」です。
明日はもう立秋。

🌸大雨時行(たいうときどきふる)
梅雨明けの猛暑続きの日々が終わると、日本はいよいよ台風の季節の到来。雷や夕立も多くなり、これから9月にかけて次々に台風がやってきます。

台風という言葉は明治以降に使われるようになった言葉で、英語のtyphoonの訳から来ています。

それ以前はなんと呼んでいたかというと「野分(のわき)」でした。台風がすぎた後、野の草が吹き倒されている様子を意味し、何もかも吹き払われた清々しさや安堵感をともなう言葉だったようです。

こうやって調べていくと、明治以降には本当に日本のたくさんの素晴らしい言葉(言霊)が変えられていったのですね😢

わたしはどうも、暦に興味があるようです。。。。(*^^)v

話が逸れました。

🌈🌈🌈🌈🌈

僕が居た禅寺では「献立は畑と相談するんや。」と言われた。

匂いと味覚で暦がわかる。

映画の中でもこの様なセリフがありました。

主人公のツトムは、9歳で禅寺に奉公に出され、精進料理を身に着けています。 畑からそのまま調達した旬の食材が使われ、質素ながらもごちそうです。ごはんとお味噌汁と漬物。

料理研究家の土井善晴さんが料理を担当していることもあり、どれもとてもおいしそうでした。

梅干しをつけたり、漬物をつくったり、タラの芽を外で焼いたり、土鍋でご飯を炊いたり、一つ一つのシーンがとても優しくて、これぞ日本という感じがしました。

自然との共存。。。
日常の中にある祈り。。。。

長野が舞台ということもあり、みたまさんの記事が浮かびます👇


自然の食材を大切に頂く🙏

🌈食べる側のこころ👇

🌸「五観の偈」(ごかんのげ)

一つには功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。

(この食事ができるまでに携わった多くの方々の苦労や食材の尊さに感謝しよう)

二つには己が徳行(とくぎょう)の全欠と忖(はか)つて供に応ず。
(自分がこの食事を食べるにふさわしい行いをしたかどうか、反省しよう)

三つには心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
(むさぼり、いかり、ねたみの心を制し、正しい心と行いをもっていただこう)

四つには正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療ぜんが為なり。
(単に空腹を満たすためではなく、心身を養う薬としていただこう)

五つには成道(じょうどう)の為の故に今此の食(じき)を受く。
(仏の教えをなしとげるために、この食事をいただこう)

昔の日本の暮らしの素晴らしさを教えていただいたのと同時に、
これからの食に対する考え方を改めて考えさせられました。旬のものを食べよう👍✨✨✨

以上です。

🌈🌳🏞️今日も最後までお読みいただき
     ありがとうございました🏞️🌳☀️

💖明日のマヤ暦

KIN187(青い手Manik・青い夜Akbal・5)
立秋&ライオンズゲートが最大限に開く日です👍

おやすみなさい🍋🪻🦁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?