僕と薬のうつ日記 4年目その4 「別れた話」
前回のA社を辞めた前後、4年目の夏前の話、2つ目。
彼女と別れてしまった話。
A社のことでいっぱいいっぱいになり、体調不良のどん底で余裕ゼロになった僕は、彼女Uさんに連絡するのを怠っていた。
こんな時だからこそ、もっと彼女を頼れば良かったのに、相談すればよかったのに。Uさんはこんな状態の僕でも良いと言ってくれ、ひたすら応援してると言っていたのに。
Uさんにちゃんとしているとこを見せたくて、正直な自分の姿にカバーをかけ自暴自棄になった。
と、いつものイジケ根性、もしくは自分の中で勝手に悩み、勝手に決めつけて殻にこもる癖が出たんだと思う。
そうやって自分しか見ず、Uさんの事を見ようとしなかった。
だからケジメをつけるため、直接会わず電話で別れを告げるという酷い事をした。
会えば別れを言い出せないかもしれない、Uさんの優しさに流されるかもしれない。
別れを伝えた時、ずっと優しかったUさんから「なんて自分勝手な人なの、本当に冷たい人間!」と初めてキツく言われた。
何1つ反論する気も起きないくらい、もう本当にそれは、その通りだった。
電話を切って数時間後、「今までありがとう、大好きでした」と彼女から最後のメッセージが入った。
最初のキツイ言葉は、わざと突き放す為なのかも知れない。
いや本心かも知れない、実際はわからない。
でも最後のメッセージは、Uさんらしく背伸びしてなんとか送り出してくれたんだと勝手に思う。
本当に自分勝手でごめんと懺悔した、もう返信はしなかった。
やっちまった!という気持ちと、これでいいんだ、こうしたかったんだ、という感情。その後、肯定と否定を何度も繰り返した。
ビターでビターな苦い思い出。
カバーにkuroyuyuyuさんの素敵なイラストをお借りしました。
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