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この秋に、生徒くん•保護者さんから多く相談されたことを踏まえて、中3へ… ①/2

おはようございます 😊
12月も半ば。受験も佳境となりますので、今日は中高生各学年の気に留めるべきことを、あくまで主観になりますが記します。
(中長期的スパンですので、小学生•大学生も関わってきます。参考にしてください)

中3生

先週辺りで三者面談が終わったところでしょうか。
面談のメインテーマは言うまでもなく志望高校の決定です。
受験方法の多様化、自分の学力、将来の社会情勢 等々、選択肢が多く悩みことだらけ… と痛感されたのではないでしょうか?

が、ここで一旦立ち止まって、出来るだけ客観的に周りを見て、冷静に、いや非情になって現状の数字を考えてみましょう。

現在、4年生大学への進学率は5割強、短大•専学まで含めると8割近くが高校から上級学校に進学しています。

いま起きていることを身近なところでいうと、中学生の8割くらいは『普通高校・普通科』に進学します。すると、入学式から『大学はじめ各種上級学校への進学を前提』とした話しかされません。今から4ヶ月後の入学式で『ウチの高校の大学進学は… 、合格率は… 』という話が当たり前になります。

受験勉強と同時に考えてなければいけない


『いや、まだ入学したばっかり、卒業後の進路は落ち着いたら考えるので』な〜んてことは通用しない、ということです。
「上級学校へ進学するから普通高校・普通科に来たんでしょ」という扱いを受けます。
そして更に1ヶ月後、GWが明け初めての中間試験が終わった直後には、さっそく『文理選択希望』を提出することになります。
高校進学してまだ慣れてもいない時に、もう次の進路選択ですョ ⁉︎ まったく難儀なことです。

因みに、何を参考基準にして文理を選んだらいいんでしょ???


これから世の中、変化速度はますます加速していきます。それは分かります。
『今ある仕事の49パーセントが将来無くなると言われています』とラジオCMでも流れてます。
ではその中で、どの道が一番の選択なんでしょう? いやそもそも『一番良い』って何なんでしょうか?  その答えの難解さと言ったら、もう 高校選択時の偏差値とか受験方式だとか、そんなレベルの悩みじゃありませんょネ。

これは、お父さんお母さんたちでは経験されてない場合がほとんどだと思います。
今より学年人口は多く、逆に大学進学者数は少なかった。そういう頃だったはずですから。
それが今の中高生は、人数は減って高校定員は変わらず大学数は増えています。
即ち、合格下限ボーダーが3〜4倍低くなった、と考えることもできます。

もちろん、トップ層は相変わらず超•優秀です。 


ここでの優秀というのは、テストの点数が良いとか、そういうベクトルだけじゃなくて、気が利く・察しが良い・モノの見方考え方が大人である。にも関わらず、幼子のようになんでもニュートラルに吸収していくこと、とお考えください。
世間のイメージと違うかも知れませんが、東京大とかって、こんな感じです

ところがその反面、学区トップ高などの下位層を見ると、4〜5倍低くなったという話はかなり納得できます。25〜30年前の『〇〇高校に受かって凄いネェ〜』とか『〇〇大学って凄いネ!』という評価は、現在とはかなりズレて、『超•時代遅れな考え方』となってるように感じます。
色んな方々と話していることから察すると、親御さん世代が考えられる『スゴいネェ〜』は、現在に当てはめると恐らく学区トップ高であったとしても上位の15%ほどに留まるものと思います。

(次へつづく)




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