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避妊、去勢の時期について

一般の飼い主さんは、大抵避妊や去勢をする人が多いと思いますが、避妊、去勢の時期について考えていますか?

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

避妊、去勢の是非

避妊、去勢については色々な考え方があるので飼い主さんの考え方によるところが多いので強制するものではありませんが避妊、去勢について考えてもらえたらと思います。

望まない繁殖をさせないためにも必要ですし、もし繁殖をしたいのであれば、その子が繁殖にたえられる体なのか?
後世に残してはいけない遺伝的疾患の要素がないかも含め考えていただきたいです。

純血種には少なからず遺伝疾患のリスクが伴います。
その遺伝疾患を蔓延させず健康な個体を残すためにも必要な選択だと思います。

可愛いうちの子の子供が見たい、欲しい…
気持ちはとてもよくわかるんです。
私もいち飼い主だったときはそう思ってました。
でも、体がとても小さいということもあり断念。

何を一番大切にするべきかを考えて欲しいです。

避妊、去勢の時期

避妊、去勢をしようと決めたら、次は時期が重要になります。
少し前まではなるべく早く避妊、去勢をしましょうと言われていました。
今でもそうですかね~

しかし、早すぎる避妊、去勢は成長を阻害させるという研究もあるようです。
早く避妊することで女の子特有の疾患を予防できるかも知れませんが、早すぎることで、成長に必要なホルモンの分泌がなくなり骨の成長や精神の成長を阻害するという結果もあるようです。

男の子も早めの去勢で将来の病気の予防はできるようです。
テストステロンの分泌が盛んになる前に去勢することで攻撃的な行動が抑制されるが、骨や精神的な成長が阻害されるようです。
一方、攻撃的な行動が見えてからの去勢ではテストステロンが多量に体内に残ったままの状態になり常に攻撃的な一面が残るという結果もあるようです。

将来の病気の予防も大切ですが、まずは、しっかりと成長する事が大切です。
体や心の成長に必要なものが、避妊、去勢で失われる事がわかってきています。

なので、時期についても判断基準に入れていただきたいと思います。

時期について

個体差があるので、一概にいつとは言えませんが、私の師であるヴィベケは、2歳くらいが目安と言ってました。

ヨーロッパと日本では繁殖の基準が違うので同じとは言えませんが、体の成長については国問わずだと思います。
また、大体2歳くらいになると体のサイクルも安定してくると思います。

うちのちびの比較

ブリーダーも違うので一概には比較できないのですが…
同じ犬種で、血の繋がりが少しあるのでちょっと感じたことです。

上の子(はる)は、生後半年くらいで避妊しました。
ヒートが来る前に避妊した方がよいという風潮の時期です。
その後、下の子(シエル)が来て、体が小さかったので体重が1キロを超えるのをまっていたらヒートが来てヒートが終わってすぐあたりに避妊しました。

体の大きさ的には、はるの方がしっかりしていますが、膝蓋骨に問題がありました。
もともとヨーキーがもつ遺伝疾患でもあるので単純には比較できませんが、シエルには問題は見られません。

そして、性格については、シエルの方が強いです。
体が大きければ噛み犬認定されるくらい😅
ヒート後、意外とすぐだったため、乳腺は少し張ったままな気がします。

単純に比較できない状況で何を良しとするかではありますが早すぎる避妊、去勢は骨の成長を阻害する可能性があったり、成長に必要なホルモンバランスを崩す可能性もあります。

早期の避妊が女の子特有の病気の予防に関係がなかったという研究もあるようです。
これは、犬種を絞っているのですべての犬に該当するかはわかりません。
今後の研究結果に期待したいと思います。

避妊、去勢を否定しているものではありません。
時期を見極めて何を大切にしたいかを考えてもらえるひとつの話題となればいいなぁと思っています。

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