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そのままでいい子にはなりません

テレビやマスコミ、街で見かける可愛くてお利口さんなわんちゃんをみて犬との暮らしに憧れを持つ人もいると思います。

そういうのがきっかけで飼う人もいるかもしれません。
でも、それちょっと待って!と言いたいです。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

飼う前に考えてほしいこと

日本は安易に犬や猫を入手しやすい環境です。
海外…とくに北欧ではなかなか入手できないためじっくり考える時間があるし、ブリーダーからの審査?もあり本当に真剣に迎える覚悟を持っていないと入手は難しいのかな?と思います。

安易に入手できるから安易に手放したりするのではないか?と思います。
ペットはおもちゃではありません。
人間と同じ命です。
それを意識して犬と暮らすということを想像してください。

生活スタイルの変化

犬を飼うと今までとは違う生活スタイルになります。
犬に合わせた生活できますか?
特にパピーちゃんは、手がかかります。
お散歩はもちろんですが、食事の管理、排泄の管理と確認、環境の管理。
パピーちゃんが安全に育つにはそれなりに手もかかるし時間もかかります。
お金だってかかりますよね。
それらは想定できてますか?

自分の暮らしを変えずすべてを犬に合わせてもらうのは無理があります。
種が違い、生活様式が違うからです。

トイレとかは教えることは可能ですが、失敗がなくなることはないと考えた方がよいでしょうね。
そんなに手がかからずに教えることができる子もいればなかなかこちらの思ったところにしてくれない子もいます。

それはお馬鹿ではなく、個体差であったり環境によるものだったりします。
愛のあるおバカさんね❤️ならいいのですが…
真剣にバカというのは違うので自信を喪失させるようなことはしないであげてくださいね。

お迎えはどこからがよい

ペットショップはよくないからブリーダーからと聞きますがブリーダーだからといって必ずしもよいとは限りません。

その犬種に精通していることはもちろんですが、ブリーディングにたいしてどのように考えているか?
繁殖をする両親犬の状態や性格などを考慮しているか?
犬たちはどのような環境で暮らしているか?
パピーはどのような環境で育てているか?
など、しっかりと確認させてくれるかどうかも重要になってきます。

育てやすい子は気質が安定していたり、病気のしにくい健康な子だと考えています。
犬種特性で気難しい子もいたりしますけど…
それでも、私たちの接し方によるところが多いです。

生まれた環境や犬種特性など犬の生活様式と自分の生活様式なども考えて犬を迎えましょう。

パピーは大変そうだし最近は保護犬という選択もあるからと安易に保護犬を迎えるご家庭もあります。
保護犬を迎えることはすごく素晴らしいことです。

保護犬を迎える方はより覚悟をもって愛してあげてほしいです。
その子の生きてきた背景がわからない子が多いからです。
再び飼い主と離れてしまうようなことは決してあってはならないと思っています。

保護犬に限らず、命を迎えたら最後まで慈しみ共に歩んでいってほしいです。

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