見出し画像

8週齢規制

今年は動物愛護法が改正される年です。
芸能人や著名な方が色々と活動されていますので目にしている方も多いと思います。
来月から国会で審議されるのでしょうが、数字だけにとどまらずきちんと審議されることを望みます。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

8週齢規制に反対する人

8週齢規制に反対する生体販売関係者は、利益目的なので仕方ないとして…
いや、仕方なくないんですけど…
目先の利益ではなく長い目で見たらきちんと手をかけた方がいいと思うんだけどなぁ~

そして、政治家が反対するのは命を軽んじているとしか思えないし、売ってしまえば消費者(こういう表現は好きじゃないけど)のことはどうでもいい、買ったお前が悪いと思っているんだろうなと感じてしまう。
献金とかお金も絡んでるのかしらねぇ~と穿った見方をしてしまう。

そんな政治家が多い日本ではそりゃ子供増えないよね~と子供を持っていない私は思うのでした。

私の文句はこれくらいにして…
なぜ8週齢なのか?ということを考えて欲しいです。

8週齢とする意味

生まれてから8週齢となる期間は、母犬や兄弟犬と一緒に過ごすことで犬として学ばなければならないことを学ぶ期間です。
また、この期間に人間とも過ごし音や匂いなどこれから先、飼い主宅で安心して過ごす下地を作っていく期間です。

この期間にどのように過ごしたかで、飼い主宅での過ごし方や飼い主が犬を扱うことのハードルを決めていると思います。

もちろん、飼い主宅へ来てからの社会化はとても重要ですが、社会化のベースとなる部分がしっかりと構築できているのかいないのかでも違います。

この社会化のベースとなる部分が生後8週間に構築されるので大切だと言っています。

ブリーダー宅で過ごす8週間

この8週間をどう過ごすかはブリーダーにかかっています。
商品としての物で言えば、品質が問われる期間だと思います。
安かろう悪かろうではいけないんです。
命なのだから特にそういうのではいけないのですよね。

生まれてきたからにはやっぱり幸せになる権利があると思っています。
幸せに生涯を全うさせてあげる義務がブリーダーや飼い主にはあります。

そのように考えたらただ単に8週齢過ぎてればいいと言う問題ではないのです。

母犬も含め安心して子育てができる環境が必須であるし、その環境のなかに人間との暮らしがある。
そのような環境で繁殖させる事を義務付けるとか…
繁殖に使う(こういう表現も好きじゃないけど)ワンコの体への負担についても議論されるべき部分です。

人間も母親のストレスが子供へ大きな影響を与えることはわかっています。
犬も同じだとなぜわからない?!と思ってしまいます。
これだけパピーミルが問題となっている状況のなかで政治家は疎すぎるなぁと。
利権が絡めば政治家も意見を変えてしまうのが世の常なのかもしれませんね😥

見なかったことにせず考えよう

改めて、8週齢規制やペットショップにいる動物たちがどのようにしてそこにいるのかを考えてくださると嬉しいです。

問題が少ない犬にするには飼い主さんが犬の事を知るのはもちろんですが、繁殖に携わる方が生まれる前からどのような環境で過ごすことが大切なのかを知る必要があると思っています。

みなさんも、かわいい我が子がどのようにして生まれどのようにしてうちに来てくれたのかを考えてみて欲しいです。

-----------
お知らせ

4/21 小金井公園でお散歩トレーニングを予定しています。
詳細はFacebookのイベントページをご覧ください。
https://www.facebook.com/events/434840420593144/?ti=cl

参加申し込み、お問い合わせはメールアドレス宛にお願いします。
smile2happiness@gmail.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?