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共通言語の重要性

大きなくくりでいうと日本語という共通言語がありますが、ここでは、もっと細かいレベルでの共通言語です。
同じ日本語で話しているのになんだか会話が噛み合わないとかありませんか?
そこの認識を合わせて建設的な話をしよう、その方がお互いストレスなく話せるよねってこと。

『叱る』にしてもそれぞれで意義が違って話がかみわあない。
だから『叱らない』がどういう意味かわからなくて批判されるんだなぁと考えてます。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です。

叱るの定義が違う

叱ることも必要という人の叱るって実は叫ぶことだったのかもと思えることがありました。
いざという時は叱る必要があるといいますがその、いざっていつのことですかねぇ~

例えば、犬が危険なことをしてしまいそうになったとき…
叱るとよく聞きますが…
危険なことをしてしまいそうになったら叱るのではなく、やめてとかまってと伝えるのではありませんか?

やめてやまってが叱りなのでしょうか?
いざというときに、はたと立ち止まって自分を取り戻すことができるようにサポートするのに怒鳴られたりしたらよりパニックになりませんか?

パニックから自分を取り戻すための取り組みに叱ることは必要ありません。
そんなときに必要なのは的確な指示だと思います。

危機回避で重要なこと

何かの番組だったと思うのですが…
危険に遭遇した人を助けたい場合、『あぶない!』と叫ぶのではなく何をして欲しいかを叫ぶ方が相手は動きやすいのだそうです。

『あぶない』では、よりパニックになり思考が停止してしまい動けなくなるそうです。
そんなときに、『走れ!』とか『しゃがめ!』など行動を指示された方が動けるんですって。

いざというときにこういう指示を出せる人はリーダーとか経営者向きだそうです。
多くの人は『あぶない』とか言葉を発することができなかったり『名前』を呼ぶのが精一杯になります。

この事から考えても、危険が目の前に迫っていたら『名前』を叫ぶことが普通です。
それならパニックを助長させるような名前や指示ではなくパニックから助け出す音にしたいですね。

パニックから助け出す音にするにはやっぱり、その音がどんな感情を呼び起こすか?が重要かと思います。

お友だちの事例

同じスクールで学ぶお友だちがツイートしたことなのですが…

お散歩中に大きな音に驚いた愛犬が走り出してしまった。
そのとき、リードはするするっと手から離れていった。
交通量の多い道路だったのであわてて名前を叫んだら立ち止まった。

このツイートは要約ですけど素晴らしいなぁって思いました。
驚いての逸走。
でも名前を呼ばれてはたと気がついたら母ちゃんいない。
あれ?って感じでしょうか?

なかには、リードを離す方が悪いとかいう人もいるかもしれませんが…
リードを離したくて離したのではないですし、離さなくても切れる場合もある。
転倒すれば飼い主さんが大ケガをすることだってある。
だから、リード云々ではないんですね。

いざというときに必要なこと…
それはパニックからすくいあげて、我に戻す。
そのときに自分で適切な行動をとれる(この場合、飼い主のもとに戻るかな)ような取り組みが必要なんです。

この取り組みが叱りや罰を使ったものであれば…
我に戻ったとしても飼い主のもとに戻るか?というとこです。
叱らずに(甘やかすことではない)飼い主のそばが安心する場所にする。
何かあったときに帰る場所にするには罰ではなく褒めてもらえる場所であるべきかと思うんですよね。

私たちも同じではないですか?

いざというときに必要なことは褒めて教える

止まれやマテはいざというときに必要かと思います。
なので、練習しておくと良いと思います。

コマンドとして使うとしてもその音は心地よいものであるべきです。
『止まれ』がビクビクするような音ではなく、ワクワクしたりリラックスできる音になるように取り組みましょう。
『マテ』も同様です。

コマンドが解除されたときに訪れる良いことを期待するワクワク感で楽しく取り組めばいざというときにとても心強いものになっていきます。

共通言語を持とうというタイトルとはかけ離れてしまったけど…
危険回避のための叱りではなく、危険回避のために必要な取り組みに叱りは必要ないってことです。

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