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転職よりもセルフプロモーションアップ

序論

時代のせいなのか、最近は特に転職サイトのCMが流れるようになりました。
「自分の市場価値を知るのが常識だよな!」と決めゼリフを口にしているCMが印象に残っています。
しかしこれはそもそも会社でのキャリアアップを前提とした考え方からきていると思っています。
しかし今やキャリアアップを前提に転職をするだけではなく、一刻も早く自己ブランドを確立することも重要なのではないか、と個人的には感じています。
つまりキャリアアップよりも、セルフプロモーションアップを目指すように動くことも良いのではないかと考えています。
具体的には副業であったり起業であったり、自分の力で何かしらの価値を生み出す個人として活躍するのです。

本論

私がなぜそのように思い至ったのか、少し自身の体験談を交えてご説明いたします。(少しネガティブな表現が含まれますが、ご了承ください。)

■中小企業へ経理職として転職(数社)
・会計に疎く社員の意見を聞かない経営者
・業績が悪いにも関わらず危機感が全くない経営者
・社員に全く関心が無い経営者
失敗から学ばない経営者
にウンザリ転職

■大手企業へ経理職として転職(1社)
・社員を大事にしない経営者
・社員の教育に無頓着な経営者
・現場を知ろうとしない経営者
にウンザリ転職

とまぁ、ネガティブワード満載ですね(ごめんなさい)
もちろん、私自身にも反省すべきところは大いにあったと思いますし、
きっと反感を持つ読者さんもいるでしょう。
ですので、「全て経営者のせいにしていいのか?」「自分に原因は一切なかったのか?」と突っ込まれれば、
「おっしゃる通りです」と答えざるを得ません。

私自身もこれにはずいぶん悩みました。
今思えば自分自身を正当化していただけなのかもしれません。

「このような組織にしたのは誰か?経営者ではないのか?
でも何が何でも変えてやる、というところまでは踏ん張れなかった。
自分のパースペクティブを変えても、もう限界だ。
もう乗っかっている船から降りよう。」
こうやって当初の狙いから外れ、キャリアアップを断念し転職を繰り返してしまったのです。

しかしそれでもなお、私は皆さんに問いたいのです。
リーダーが組織の盛衰を決めませんか?
私はこれまで様々な組織論、リーダーシップ論を独学で学び経験してきましたが、問題の起こっている組織は全て経営TOPに起因していることが多いと思うのです。
どうあっても経営者だけは変えられません(外部株主がいれば別ですが)
そうであればもう転職するのはやめて、自分の今までの経験を生かし、もっと多くの人に貢献するのが一番しっくりくるなと思いました。

それが私が副業を始めようとした大きな動機なのです。
そこで重要になってくるのが、セルフプロモーションアップを目指すという考え方です。
これは自身の所属する組織が初めから無いということを前提にしています。どういうことかというと、「あなた1個人が社会に提供できる価値は何ですか?」
この一言に集約されると思います。

もし会社の後ろ盾がない状態で、「今の自分は誰に何を提供できるのか?」と問われた場合、組織体質にどっぷりつかっていた人には答えられない問いでしょう。
対して自分自身の売り売り方がわかっている方にとっては、当たり前の問いすぎて疑問にすら感じられないかもしれません。
なぜなら当人はただそれだけを信念にして邁進するからです。
彼らは組織に頼る前に自分自身を頼みにして行動しています。

結論まとめ

以上を纏めますと、「キャリアアップよりもセルフプロモーションアップを目指せ」ということになります。

組織の疲弊した風土に仕方なく迎合するのか、自分自身の信念を貫いてまずは個人としてスタートするのか?
クリエイターエコノミーが当たり前に存在する中で、果たしてどちらの道を選択するのが妥当なのでしょうか。

恐らくどちらの選択肢にも優劣はないと思います。
二足の草鞋を履くという選択肢も大いにありです。
これだけは当人が大いに悩むことだと思います。
しかし大いに悩む前に、少しでも私の体験談が皆さんのお役に立てればと思い共有させていただきました。

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