カタカナの連合王国国歌God Save the Queen

YouTubeを見てたら、カタカナでラグビーW杯出場国の国民歌を歌う変な動画を見つけた。若干恥ずかしくて赤面するくらいのカタカナ英語満開なので、発音は酷くて多分通じないと思う、が努力だけは買いたいところ。

まぁ英語だとカタカナにしやすいので安易といえば安易なのだが、一応触れておくとこんな感じで歌うのだ。

そしてこの二人が歌うカタカナの歌詞がこちら

ゴッド セイヴ アワー グレシォス クイーン
ロング リヴ アワー ノーブル クイーン
ゴッド セイヴ ザ クイーン
センド ハー ヴィクトリォウス

ハッピー アンド グローリォウス
ロング トゥー レイン オーヴァー アス
ゴッド セイヴ ザ クイーン

ちなみに英語の歌詞はこれ。
**God save our gracious Queen
Long live our noble Queen
God save our Queen

Send her victorious
Happy and glorious
Long to reign over us
God save our Queen**

端的に言って完全なカタカナ英語なのだが、一応英語に寄せようと、
日本人ならグレーシアスやグレーシャスと言いたいところをグレシォスとしたり、
ヴィクトリアスと言いたくなるところをヴィクトリォウス、グロリアスと言いたくなるところをグローリォウスというなど、英語に似せよう、寄せようと努力しているのだが悲しいかなカタカナ英語の域から一歩も出ない。

人のことばかりを悪く言うのもなんなので、英語っぽい発音でGod Save the Queenを歌えるよう、カタカナの歌詞をつけてみた。騙されたと思ってこのカタカナ歌詞で歌ってみると、それっぽく聞こえるのではなかろうか。

ゴッセイ ヴァワー グレィシァス クウィン
ローンリ ヴァワー ノーウブゥ クウィン
ゴーッセイ ヴァワー クウィン

セン  ッダー ヴィク ツォーリァス
ハァー  ッピー  ゥン グォーリァス
ローン ツー レイ ノーゥ ヴルス
ゴーオォ  セイ   ヴァワー クイン

とにかく我々は、英語の音をカタカナ音として認識して発音するのを止めるべきだ。音があまりにも似てなさすぎるから。母音のʌ、ɔː 、e、あたりは日本語のア、オー、エに似ているがそれ以外の母音も子音も日本語に似てなさすぎる。上のカタカナ歌詞も無理やりカタカナにしているだけなので、本来はカタカナなど使わず、英語の音だけを認知するべきなのだ。

それとカタカナ読みをやめるのに加えて、英語の母音をそのまま読むのを止めるべき。
英語には強弱の母音があり、さらに曖昧音というものまであり、これまた日本語からは程遠い音なのだ。前にも書いたが英語はカタカナで覚えるのではなく音で覚えるべき。では騙されたと思ってGod Save the Queenを上の太字のカタカナ歌詞で、是非the Sex Pistolsっぽく歌っていただきたいものである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?