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Kindleで読みやすい本と読みにくい本

*ここでの話はKoboなど他の電子書籍リーダーにも当てはまります。

Kindleは文句なしに素晴らしい製品なのだけど、あらゆる読書に適しているわけではなく、いろいろと問題があります。

Kindleの問題点

1.図の表示

Kindleにはいくつかの致命的な問題があり、その最大の問題が図の表示です。
スマホのように瞬時に拡大縮小が出来ないから、基本的に縮小されたものしか見えません。
それゆえ図が大事な本はKindleで読むことは非常に難しくてとても不便。
さらに、Kindleは白黒表示だから、色が重要になっている画像の表示では全く役に立ちません。

この問題は、教科書のような、解説のために図が必要なものを読む時に致命的です。
ほとんどの教科書を読む時にKindleは全然役に立たないと言っていいでしょう。
本来は解説文のすぐ隣に表示されるはずの図が別ページになってしまうし、図は小さすぎて挿し込み文がよく見えないし、白黒だから色がわからない。

要するにKindleで図を見ることは諦めたほうがいいです。


2.ページ移動

さらに、ページ移動にも問題があります。Kindleの反応速度は速いといっても、違和感を感じるぐらいには遅延があります。
特に、ページをさかのぼったりする時が地獄。
本を読む途中に、一度パラパラめくって戻って読み直してから、またパラパラめくってさっきまで読んだところに戻るということを皆さん当たり前にやると思うけど、それはKindleでは出来ないと思ったほうがいいです。

紙の本だったら何ページ戻ればいいのか手の感覚でわかるけどKindleだとそれができない。
わからないところを逐一さかのぼって確認しながら読んだりということが出来ません。

結論①難しい本はあわない

自分が知らないことが書いてあって、理解するのに繰り返し読むことが必要な本の読書にはKindle向いていなません。
つまり、何か新しいことを学ぼうとするためにKindleを使って読書するのは非効率で、紙の本を使った方が良いと思います。
どうしても電子書籍がいいという人はPCやタブレットで読むしかない。Kindleを使って勉強するなんていうのは諦めてください。

結論②読み捨てる本が最適

一方で、Kindleでの読書に適しているのは簡単な本
例えば自己啓発とか、ビジネス本とか占い本とか健康本とかのような中身が薄くてすぐに読めてしまうものが適しています。
遡る必要がないし、図を見る必要もない。
ただページを先に進む機能だけがあればいい本を読むのにはKindleは確かに便利です。

そんな本を読んでなんの意味があるのかは知らないけど、ともかく簡単に読み捨てるような本はKindleで全く問題ないです。

同様に、既に知っている内容が書かれている本を読むのにも便利。
また、小説を読むときにもKindleは問題なく使えます。

まとめ


何かを新しく学ぶために本を読む時にKindleは不便だからやめたほうがいいです。
一方で、内容が薄い本や、小説を読むのに使うのであればKindleは目に優しい便利な製品です。



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