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大阪〜神戸で活動して25年目に突入!パーソナルトレーナーのたかつです
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインサロンを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます

時間とお金どちらが大切ですか?

こういった究極の質問をした場合、答えは基本的に割れます。現実世界では当然どちらも大切で、どちらか一方だけでいいなんてことはありません。
お金があるなら時間を買うことができる。例えば、移動をタクシーにして早く快適に目的地につける(ドライバーがハズレだったという例がは除く・・・)
一方、お金がなければ時間を使って解決する。例えば、広告費を使わずに無料のSNSを使って集客するなどが考えられます。
トレーナーの皆さんが事業としてパーソナルトレーニングを営んでいるなら、常に時間とお金の問題に直面することになるでしょう。

先日、上記のようなテーマでパーソナルトレーナーの寺子屋「定例勉強会」を開催しました。

ビジネスの原理原則

・自分にマッチした顧客をみつける
自分のキャラクター、能力、性格に合う
顧客とマッチングさせること。流行りとか、周囲への憧れではなく、自分と相性のいい顧客と仕事をするのが1番です。
・小さく始め大きく育てる
ジムを出す場合でも、小規模で最小限の予算で小さな成功を積み重ね大きくしていきましょう。
スモールステップが大事です
・よくわからない相手と組まない
基本的には一人で事業は始めましょう。クライアントが出資してくれるからと安易に乗ったり、同業者から協業しようと誘われてもまずは自分でやりましょう。
基本的このパターンでうまくいったためしはありません。

ビジネスの本質

まずは上記の原理原則を押さえた上で、次にビジネスの本質を見ていきましょう。

事業としてパーソナルトレーニングサービスを提供している以上、きちんと利益を出すことが大切です。

ビジネス=儲ける

パーソナルトレーナーやスポーツ現場で働くことを希望する方は、基本的に「誰かの役に立ちたい」という思いで仕事をされているかと思います。
これはお金には変えがたい喜びですよね。
とはいえ、やりがいがあるから稼がなくても良いということにはなりません。しっかり稼ぐことでその資金を投資することで事業を大きくしたりより深いことを学んだりと有効に使えば良いのです。

また、繁盛すれば同時に時間を奪われていきますので、そこはお金で解決できるように仕組み化していくなども可能になっていきます。
誰かの役に立つことが増えれば、結果的にその事業は儲かっていくことになるかと思います。

本質1:いい商品が売れる?
我々の仕事に当てはめるならば、指導技術が高い人が売れるということになるかと思います。しかし、無形のサービスである我々の指導というのは受けた人にしかわからないところがあり、勉強して知識やスキルを高めたから売れるという流れには必ずしもなりません。
しかし、まずいラーメン屋は流行らないように技術があることが前提です。
サービスを知ってもらうための努力も含めて、売れるということになります。

本質2:中長期で考える
資本力 体力 精神力 これらのリソースは個人により違います。あまり長時間、コン詰めて働けない人もいますし、金銭的に難しい場面もあるでしょう。時間を味方につけて、自分のリソースにあった稼ぎ方をしていきましょう。

本質3:ライティングが全て
WEBマーケティングが主流となっている昨今、映像や画像も含めた見てもらい、読んでもらう広告が中心になります。一方通行のため相手がどう受け止めるかを想像しながらの発信になりますので、読んでもらうためのライティング技術が欠かせません。
ここまで読んでくださった皆様がいるということは私の文章もしっかりと書いてあるということでよろしいですかね?

・読んでもらえる文章
・内容が分かりやすく伝わる文章
・最終的に購買などの行動につながる文章
を意識して書いていくと良いのではないでしょうか。

先日、「詐欺師と占い師とパーソナルトレーナー」という変なタイトルの記事をアップいたしました。
表面的には紙一重だなと感じるこの3者を分けるものは、能動的に人の行動を変えさせる力があるか否か。困っている人を助け、その人が能動的に行動し問題を解決することができるようになる。
我々、パーソナルトレーナーの仕事はこうありたいものです。

顧客心理を理解することが成功の鍵
クライアントワークであるパーソナルトレーニングは人対人のやり取りで成立するサービスですので、人の心理というものを理解していないと話にならないところがあります。
自分が提供したいことだけを一方的に出していたのでは、顧客に受け入れてもらえない可能性があります。
パーソナルトレーニングを「セッション」と表現する場合があります。セッションといえば、ミュージシャンが各々の楽器でもってライブで演奏し、お客様と一体になる様。つまり共鳴しあって初めて成り立ちます。
ですからパーソナルトレーニングとは、こちらが出したいことを一方通行に放つのではなく、やり取り(セッション)をしていく必要があるのです。

勉強会で取り上げた使える顧客心理をご紹介

・5NOT理論
Not Open(開かない)メルマガ、ブログ・・・投稿は見てもらえない
Not Read(読まない)長い文章はなかなか読まれない
Not Believe(信じない)人の話を安易に信じてはくれない
Not Understand(理解しない)文章の理解力には差がある
Not Action(行動しない)こちらが思うようにポチってくれない

以上は、SNSなどオンラインで発信している場合に直面することです。

・6大顧客心理
歓迎期待
自分本位
優越性
真似したい
独り占めした
損したくない

店舗運営において上記の顧客心理を知ることで取るべき行動が見えてきますね。

・行動心理学7選

クレショフ効果:イメージ画像をうまく使うと相手の印象に残りやすい

ザイオンス効果:単純接触効果と言われるもの。触れる機会を増やすことで親近感が増す

ウィンザー効果:直接説得するよりも、第三者を介して説明してもらうと信用を得やすい

カクテルパーティ効果:騒音の中でも自分に関係のあることや興味があることを自然に聞き取ることができる現象。特定のキーワードを交えることで「自分ごと」として聞いて(見て)もらえる           

リフレーミング効果:同じ事象を別の角度から伝える

アンダードッグ効果:不利な状況にあるものを、同情心から応援してしまう心理状態のこと。「実は困っています。。。

ティドロ効果:同じブランドのウェアを揃えたり、シリーズものを購入する

人は必ずしも理性的で論理的に行動するとは限らないということも覚えておくと良いでしょう。

理屈を知った上で取るべき行動

ものやサービスが買われるには・・・
モノやサービスがある→購入する人がいる
これだけです。
それ以上でもそれ以下でもありません。

もう少し詳しく説明すると、モノやサービスがある状態とは、購入までの同線がちゃんとあるということです。パーソナルトレーニングやっていますよ!と宣伝するのなら、どこでどうやって申し込んでいくらくらいでできるのか。。。が明瞭でないと商品としてぼやけてしまいます。
買う人がいるというのは、購入してくれる可能性のある人とどれだけ繋がれているかということです。SNSのフォロワー、公式ラインへの登録者、メルマガ読者などがどれだけいるかということになります。

SNSの運用
インスタグラムをはじめ、多くはこういった媒体を通じてマーケティングしたりセールスしていることが多いかと思います。
無料で始めることが出来ますし、今の時代やらないという選択はなかなか難しいかもしれません。
しかし、インスタなんて触らなくともお客様がきてくれる仕組みが構築できているのであれば、無理にやらなくていいというのも現実です。
一方、ホームページがないというのは信用の面で微妙になるのでSNSだけで集客するというのは難しい面があります。
SNSで知ってもらい、教育し、ファンを作り、ライン登録などでより親密な関係を築き、そこから顧客になるという導線を引いていくと良いでしょう。

インスタグラム
最近では最も主流のSNSに見えますが、画像、映像でインパクトを残すことが重要で、最近ではクリエイターがきちんと作成したものが増えてきていますので後発組はなかなかバズらない状態でしょう。即効性が乏しいのであくまで種まきとして取り組むことです

X(旧ツイッター)
実は根強い人気を誇り、最も手軽に使えるSNSかもしれません。短文と画像、映像を駆使し、拡散力があるのが魅力です。
インスタグラムよりは作業時間が短く取り組めるのも魅力です。

YouTube
著名人ならここから初めても問題ないですが、最も時間を要する媒体ですので本当に長期的に取り組む覚悟がある人向きでしょう。

いずれにしてもやれるものはやったほうがいいのですが、「タイムisマネー」です。時間をかけるだけの効果があるのかどうかは考える必要があります。
どのツールを使うにしても、自分が何者で(ブランディング)、誰に何を届けたいのかを明確にしていくということになります。

SNS運用より大事な商品作り
自分が売るものがなければSNSで何万というフォロワーがいても意味はありません。
商品のクオリティの高さと、独自性が大事です。それがあなたのポジションになります。そうすると発信も明確なスタンスで行うことができ見込みのあるお客様との接点が増えてきます。
発信が本音でズバッと伝える内容であれば、それだけで独自性がます可能性が高まります。みんなにいい顔する発信はビジネスでは受けません。

SNSはとにかくGIVEしまくること
GIVE&TAKEでは生ぬるいです。GIVE&GIVE&GIVE&TAKEくらいのイメージで出し惜しみなく発信することです。
「認知してもらう→見込み客→教育しファンを育てる→購入してもらう」

パーソナルトレーニングの価値はLTVで評価

1セッションを高額にして時間単価を上げることで可動時間を減らしていく。これもタイムisマネー的には正しい方向性です。

一方、例えば、6000円/1回のセッションでも、月に4回、年に48回、この人が10年通われたら、総額2880000円になります。
クライアントも長く同じトレーナーに自分の体を安心して任せることができるとうメリットを享受でき、トレーナー側も長期的に売上を上げることが出来ます。
10年は極端かもしれませんが数十回で短期決戦のようなサービスより、末永い関係が築けるサービスとして提供するのも一つの価値ではないかと思います。
時間が、お金を産み続けてくれた事例として、こもタイムisマネーではないかと思います。

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