パーソナルトレーナーのダイエット指導について思うこと
大阪〜神戸で活動して24年目に突入!パーソナルトレーナーのたかつです
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインサロンを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます
ボディビルディングを始め、各種団体が様々なボディ系コンテストを開催するようになり、ボディメイクに挑戦する人、コンテストに挑戦する人が増えてきました。結果的に、フィットネスの裾野が広がっていることはとても喜ばしいことです。
かくいう私も、15年ほどボディビルコンテストに出場していた経験があり減量や増量などを通じて様々な気づきを得ることができましたし、トレーニングに真剣に打ち込んでいる人にたくさん出会うこともできました。
私はパーソナルトレーナーとしてキャリアをスタートさせた後、ひょんなきっかけでボディビルに出場しましたので、仕事とは全く無関係に趣味でやっていたというものですが、昨今では何かの大会で優勝などをし、その団体で一目置かれるような存在や、公認講師のような形で指導者になる人も増えてきているようです。自分の経験がパーソナルトレーナーなどの職業になり、そこからまた影響を受けた人に波及するという良い伝搬も生まれているようです。
一方、ダイエット指導の闇も浮き彫りになってきています。コンテストなどのチャレンジ経験はあるもの、指導者としてマインドが欠けたまま指導をされてい人が散見されるようになってきました。
トレーナー育成の指導をしている関係で全国のいろんな指導者または指導者になりたい人と関わることがあるのでいろんな情報が私の耳にも入ってきます。「こんなことを教わった」「こういったサービスがある」「これってどうなのですか?」などなど・・・
その中で一番、怖いな〜と思ったのが、となる有名(私は知らない)な指導者と言われる方の有料のダイエット指導で・・・こんなことが行われていたこと。
✅基礎代謝以下に落とすようなダイエット
✅タンパク質至上主義
✅食べ物禁止事項の数々
✅評価を全くせずにアドバイスがスタート
極め付けは、「すぐに怒られるんです」というもの。
・指導者が決めたことを守らなければ怒られる
・質問をしたら疑っているのか?と怒られる
・そんなんだからダメなんだと罵倒される
とこんなダイエット指導があるようです。
指導者としての信念を持つことは大事ですが、やり方を押し付けるのは間違っていますし、そもそも相手の評価をしていないのにどうやってアドバイスが出来るのかが不思議です。
パーソナルトレーナー資格のために勉強するようなベーシックな内容をまず理解すること。基礎の上に、現場で必要な様々な応用を乗せていき様々な事象に対して考える力を育む。
そういう積み重ねをしていけば、上記のような無茶苦茶なアドバイスなどは無くなっていくと思います。
誰がどんな指導をしてもいいですが、そのようなおかしな指導を受けたことで、「ダイエットってなんだか苦しいし、怖い」「何が正しいのかわからなくなった」「食べるのが怖くなった」・・・挙げ句の果てには摂食障害へつながるなどの弊害も考えられます。
お金をいただいて指導している我々には大きな責任があり、いい加減なことはできないし、自分のエゴで仕事はできないということです。
それから、パーソナルトレーナーの本分はトレーニング指導です。ダイエットはアドバイスであり、間違っても人の食べるものを決めてしまう権利はどこにもありません。コミュニケーションをしっかりとって実りあるアドバイスをすることです。
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◆パーソナルトレーナーとして基礎知識をきちんと勉強したい方へ◆
◆パーソナルトレーナーとしての生き方をアップデートした方へ◆
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