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安くて良いものから、「価値あるもの」の提供へ

大阪〜神戸で活動して25年目に突入!パーソナルトレーナーのたかつです
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインサロンを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます

日本では安くて良いものを提供することがよしとされています。私が活動する大阪は、安くて美味いが当たり前です。
吉野家の牛丼があの値段であの味であることは世界的にみて奇跡なようです。

世界的な物価高騰が起きていることはニュースで見聞きされてることでしょうし、実際に海外などに行かれた方は肌で感じておられることでしょう。

そんな中、日本はとにかくものが安い。それもハイクオリティ。

しかし、これは良いことばかりでもないように思います。
原材料が高騰しているのにアウトプットされた商品が安いというのは、誰かがどこかで損をしないと成り立ちません。

企業努力という言葉があるように、質を落とさず、リーズナブルな商品提供できることは素晴らしいのですが、その努力を価値を高めて高価格で提供するという方向に向かわすことも一方では大事かと思います。

NFT(ブロックチェーン技術で、作品などを証明する仕組み)で888万円の値段がついた日本酒をご存知でしょうか?

パーソナルトレーナー

日本酒なのですが、イギリスで生産されてなかなか買うことができない代物だそうです。
1本15万円は下らないものになるそうですが、高いから買えないのではなく、手に入らないほど価値があるから高いのです。

ビンテージ日本酒

私も日本酒をよく飲みますが、4合瓶(720ml)で1500-2000円程度が一般的相場で、贈答用などプレミアムなものでも20000円ほどというのが日本での価格ではないでしょうか。

それが、上記の日本酒は1000-2000ポンド(1ポンドは現在190円弱)です。計算したらびっくりしますよね!

その生産者がおっしゃるには、安くて良いものを提供することもよいことですが、価値を認めてもらうにはそれに見合う価格になることも重要。価値=価格でもあるため、値段のつくものを作ることも大切であると。

個人でサービス提供しているパーソナルトレーナーの皆さんは、大量生産型のサービス提供とは異なりますので、自分の価値を高める、値段設定をしていくことも大切だということです。

そのためにまず必要なことは、ものづくりであれば徹底してその品質を高めることであり、無形のサービスであればサービスを申し込み、サービスを受け、その後のアフターフォローまでの流れがスムーズで質が高いことです。

さらに、重要になるのが「ブランドストーリー」。実際、今回の日本酒が出来上がるまでのストーリーを伺ったら決して高いとは感じませんでした。
ストーリーにも価値があり、それを伝える努力も必要になります。

そして、その価値を高めるためには誰でもかれでもお気軽に提供するのではなく、この商品にマッチした、こういう人に受けてほしいと思う人に確実に届けるということです。
今回の日本酒であれば、生産本数、卸先とその本数を限定し、どんなお客様にどんなシチュエーションで飲んで欲しいかまでが明確になっており、価値を高めるとはこういうことか!と納得した次第です。
※この貴重な日本酒を口にできたのはここだけの話…

ケンブリッジ

自分が取り組んでいることを安売りせず、価値を高める努力もして参りましょう。

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