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【読書Memo】GIG WORK(ギグワーク)を読んで

 ここ数年間で最も個人的に影響を受けた人が誰なのかと聞かれたら、今日紹介する本の著者である、長倉顕太さんである。

「凡人のための人生戦略家」と自身を名乗り、多くの人が今以上に人生を楽しく生きられるよう、あくまで凡人ができるレベルのことを提案し続けている。


「ギグエコノミー」とは

「ギグ」とはもともとジャズミュージシャンの間で使われていた言葉で、ライブハウスなどでの単発の演奏のことを言う。つまり、「ギグエコノミー」とは、プロジェクトごとに参加したり、空き時間を使って参加したり、さまざまな形で会社員という形でなく労働することを指すわけ。例えば、デザイナーとしてあるプロジェクトに参加したり、空き時間を使ってウーバーのドライバーをすることも同じだ。

「正規雇用」=「安定」という図式が、怪しくなりつつある今の時代、ギグワークという新しい働き方のスタイルが可能であるのなら、もっと自由な生き方を選択していいのではないかという事だ。


 私自身、正規雇用されてはいるが、時代が急速に変化し先が読めない今の時代(VUCAの時代と言われている)、どんな職業も安定というのはないんだろうなぁと思う今日この頃である。

 だからこそ選択肢を拡げていこうという事。


コンテンツビジネスが台頭している時代


現代は、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の活躍から明らかように、製品化するビジネスよりもインターネット上でコンテンツを活用するビジネスの時代だ。

SNSが発達し、多くの人が日々の行動、思考、気づきなんかを投稿している。それが文章だったり、画像だったり、動画だったりさまざまだ。当たり前だがこれらもコンテンツである。

SNSを仮に利用していなかったとしても、インターネットに接続している限り、例えばグーグルの検索機能、アマゾンなど使用していれば、自分にあった広告やリコメンド商品が出てくる。つまりは自分が知らないうちに自分が何者かを発信しているわけである。



主体的に行動し、自分の人生を取り戻そう


結局、あなたは情報にされ、コンテンツにされるんだから、だったら主体的に発信したほうがよくないか。それが俺からの提案だ。あなたは、インターネットをまったくやらないか、自ら主体的に発信するかのどちらを選ぶべきだ。
 オレたちはインターネットに接続している限り情報発信をしていることになる。意識的か無意識的かは別にしてだ。だったら、影響力を持つような発信をしたほうがよくないか。だったら、意識的に情報発信していったほうがよくないか。それができるようになれば、自分の人生がコントロールできるよになるからだ。

 著者は本書の中で、一つのビジネスの選択肢としての情報発信を基本としたコンテンツビジネスの紹介であったり、そのための凡人がとるべき戦略のを紹介しているがもっとも著者が伝えたいとことは何なのかというと、



「自分の人生を取り戻そう」



ということだ。


我々は意識していないと、あらゆる点でコントロールされ奴隷化されていることに気づかないといけない。冷静に世の中に溢れているあらゆる情報を見渡してもらえればわかると思う。

それは当然のことだろう。なぜなら権力者にとってそのほうが都合が良いからだ。


だからこういった時代だからこそ、主体的に行動をし、自分自身の人生を取り戻そうというわけだ。


以上、不安社会を生き延びるためのヒントがたくさん詰まった一冊である。

おススメの一冊。








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