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農家さん、JGAP始めてみませんか?(小話①)

皆さん、こんにちは。
ようやく春らしい陽気になってきましたね。
暖かくなるのはうれしいのですが・・・体調管理が難しいですよね~。

さて今日は2.5の解説に進む前に少し思ったことをお話ししようと思います。

先日のニュースにもありましたが、本当に野菜が作りにくい気候になってきていますね。
例年よりも桜の開花が遅れている状況ですし、ついこの前までは雪も降っていました。
自然との戦い、大変だと思います。
農家の皆さん、いつもありがとうございます。

そのニュースの中で
白菜が1玉1000円!
春キャベツが1玉500円!
とか報道されていましたが、高くなった時にはいつも『鬼の首でも取った』かのように報道しますよね・・・(笑)

じゃあ余っている時期の報道は?
白菜1玉80円の時は?春キャベツ1玉50円の時は?
報道するかと言えば、しないんですよね・・・。

まぁ、勝手だな~っていつも思っています。
安いんだったらどんどん消費を促すように報道すれば良いのに・・・

結局報道各社は『やばいですよ!』『大変ですよ!』と煽るのが目的で値段が安くなって困っている農家さんのことは考えていないんでしょうね。

こういった報道を見ているとやはりなるべく農家さんに寄り添って、価値を高め、価格を上げて販売していかなければならないと強く思います。

私がサラリーマンを辞めた理由の一つでもあります。
『農家さんの価値向上と収益改善、適正に評価される架け橋となる』

実際に出来ているか?と言えば中々自分では評価し辛いですが・・・(笑)

そういったことに共感してくれる取引先の方もいらっしゃいますが、やはりまだ『いかに安く買うか!』が主流ですね。

では、唐突ですがここで質問です!
白菜の可食部が1kg必要です。
皆さんだったらどちらを買いますか?

①白菜1kgから可食部が500g取れる、値段は¥120/kg

②白菜1kgから可食部が400g取れる、値段は¥100/kg


いかに安く買うか・・・で考える人は②ですよね?
kgあたりの値段が①より20円安いわけですから。

しかし、可食部が1kg必要であれば①の方が安くなるんです。
なぜか?
①の白菜から可食部1kgを取るのに必要なお金・・・240円です。
(投入量2kg)
②の白菜から可食部1kgを取るのに必要なお金・・・250円です。
(投入量2.5kg)

さらに②は①よりも使えない部分が多いので廃棄費用も高くなりますよね。
処理する人件費も①よりは増えるんです。

残念ながらこの考えが中々浸透しないんですよね。
悔しいですが・・・(笑)

なので私は農家さんに①の白菜を作る努力をしてもらっています。
農家さんは少し頑張ることで②よりも20円高く売れるのですから・・・

是非皆さんもこの話を周りの方にしてみてください。
結構目先の値段で判断される方が多いですよ(笑)

今後もJGAP普及活動を含め農家さんの価値向上に努めてまいります!
小話にお付き合いいただき、ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします。

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